絵画『赤いカーテンの家』

英名:House where curtain is red 外見:洋館を描いた油絵
数値効果:閉じ込めた人間のPOWを毎日1ポイントずつ奪う
由来:
 名家「真上」家の洋館の客間に飾ってある絵画。真上家の邸宅「白猫館」が描かれているが、全ての窓のカーテンが血のような赤で着色されている。作者は不明だが、黒ずくめの長身の男によって真上家にもたらされた。
 この絵画を見た者は、絵画の持つPOW25とのPOWによる抵抗ロールに失敗すると絵の中の世界(鹿鳴館時代の日本)に吸い込まれ、閉じ込められてしまう。
登場シナリオ:『洋館の絵』 1992年7月17日プレイ(オリジナル・シナリオ)

葵: アイテム自体がシナリオの大道具になっている症例ね。
有味: 効果はC・A・スミスの「柳のある風景」っぽい発想ですね。ここからの脱出がシナリオの本筋になる訳ですが。絵に取り込まれた人間の恐怖というのは何か元ネタがあったはずなんですが、失念しました。少年ジャンプで連載していた『アウターゾーン』っていうマンガだったかな……?
葵: ストーリーの流れとして最初にキャラクターが絵に取り込まれなければならないんだけど、もしPOWの抵抗ロールに成功されたらどうするのかしら?
有味: いやー、実際のプレイの時にも抵抗に成功したキャラクターが一人いましてね。現実世界と絵画内世界の2元中継をやる羽目になって焦りましたよ。
葵: 抵抗失敗を前提としてシナリオを組んでいた訳ね。どうでも良いけど、この「白猫館」というネーミングは頭悪すぎね(謎)。
有味: やっぱり初期シリーズがベストですよね(謎)。このシナリオのプレイ時にプレイヤーさんが取ったメモ(題名「郷愁的関係」)があるんですが……葵先生は公爵令嬢って事になってますよ。
葵: (メモを覗き込んで)……海軍中尉とか、外務文官とか無駄に詳しい設定ね。
有味: 令ちゃん(「カルテ3:レンのピッコロ」参照)は子爵家の令嬢で葵先生のお隣さんみたいですね。この時期一線で活躍していた令ちゃんも、しばらくするとNPC刷新の煽りを受けて――
葵: バカ――――――――――ッ!
パァン!(平手打ち)


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