#ex. 英 東児
アクション1:
予期せぬ事態とは言うものの(真相を知る代わりに死ぬと思っていました)、陵世羅と同盟関係になったのでどんどん水晶柱を作っていきましょう。
まあ、キャラクターの性格が急に変わりすぎたような気がしないではないですが(笑)。
今後はまずNPCを標的に行動します。
優先順位としては
1.苑原柚織(雲を呼ぶ声が気になる)
2.巳堂英一(唯一の専門家だし)
3.日下部矢尋(医学部にかけた電話というのが気になる)
さすがにプレイヤーをいの一番にというのは気が引けます。誰が何回お守りを使用したかだいたい分かっているので。帯刀君は後が無いですし(笑)。
陵世羅にも協力してもらってB13区画に苑原柚織を呼び出したいんですが、世羅は協力してくれるんでしょうか? 協力してくれるという前提で(1)、協力してくれないときは(2)ということで。
(1)
夜(3アクション目の後)
苑原に電話をしてB13区画に呼び出し陵世羅に会わせるよう画策します。
電話する際に、陵杏里に関する情報、万座殿で陵杏里を尾行していること、陵杏里が世羅のように振舞っていることを伝えます。当然ですが、このことに関しては口止めをします。
苑原と世羅が同盟関係になれば助かるんですが。歌うだけで雲を呼ばれちゃかなわない。
夜も遅いしちょっと無理かもしれないですが来てもらうだけで水晶化+1。試す価値あり。
(2)
夜(3アクション目の後)
巳堂英一に会いに大学に行きます。
陵杏里が交通事故で2年前に死んでいること、月辺鈴姫が水晶になったことを伝えます。巳堂英一からの追加情報はその後で。巳堂英一には、約束を反故にされた急用のことを聞きます。会わせてもう一回約束を取り付けます。彼にも早くB13区画に行って欲しい。
キャラクター的には、巳堂と日下部矢尋との繋がりが気になるところ。
世羅はB13区画で何度か若者を水晶にしてるみたいだし、日下部矢尋が何か知っている可能性もありますし。
もし巳堂がいないなら、研究ノートとかそういう類の目ぼしい物を探します。
<クィス=アズの芽を発芽させる>を巳堂英一に使用。
最後に質問。
・世羅は水晶にした若者たちの後始末をどうしてるんでしょうか?
・世羅と同盟を組んでいるのは私だけ?
・世羅と会って話をするという選択肢はあり?
実際にアクションで試したほうが早いでしょうか?
リアクション1:
9月11.5日の夜には、陵世羅は万座殿のB13区画にいるので、(1)の行動【苑原柚織を呼び出す】事が可能でしょう。こちらの行動を採用します。
Q:世羅は水晶にした若者たちの後始末をどうしてるんでしょうか?
A:砕け散った破片は散らばるに任せたままです。不良結晶化後のB13区画を調査すれば、その破片を発見することが可能です。
Q:世羅と同盟を組んでいるのは私だけ?
A:#ex.開始時点で陵世羅と同盟関係にあるのは英東児ただ1人です。
Q:世羅と会って話をするという選択肢はあり?
A:1APを費やせば可能です。ただし、世羅も独自に行動していますので、都合良く会えるとは限りません。
【万座殿B13区画】
白凰駅前の喫茶店「トバーモリー」に、苑原柚織はいつもの赤いセーラー服姿で現れた。陵杏里、そして陵世羅の名を出すと、柚織は逡巡も見せずに誘いに飛びついた。そして待ち合わせに指定したこの喫茶店に、今こうして足を運んだというわけだ。
あまり人目を引きたくないあなたは柚織に座る暇を与えずに連れ立ってトバーモリーを出る。行き先は一つ。女主人・世羅の待つB13区画の闇の中だ。
駅前ロータリーを横切って、地下街・万座殿の入口へと向かう。横を歩く柚織は緊張しているのか口数少ない。左こめかみの編み込みや首に下げた水晶の首飾りにしきりに手をやって、落ちつかな気にしている。
地下街に入った所で、見知った顔を見つける。背が高く日に焼けた肌の金髪の女性は長内香織で、その隣にいる青年は帯刀祐二だ。
(ロールに1回成功しています)
【出題】
香織はあなたに気付いています。二人に対してどのようなアクションを取るか申請してください。
アクション2:
うーん、どうやってだまくらかすか・・・、というか情報開示でこっちが寝返ってるのはバレバレだし(笑)。
苑原柚織の世羅に会いたいという気持ちを利用するしかないか。
こんなことなら呪文を帯刀に使っておけばよかった。
われながら見事な悪人ぶり、というか嫌な奴(笑)。
とりあえずは気づかない振りをして、呼び止められたら苑原柚織に言ったことをそのまま二人にも言います。何とかして口先だけで丸め込まないと(笑)。
大事なのは自発的に苑原柚織が世羅に会いたいという意思表示をするようにしむけること。
二人が出羽清虎の伝えたであろうことを持ち出したときは、
「彼はそういったのか。人づてに聞いたことで満足かい?これは世羅に会うチャンスだよ。自分の目で確かめたくはないか、真実を」
苑原柚織には
「君はどうしたい?ここで帰るのもひとつの選択だ」
苑原柚織の口から「世羅に会いたい」という言葉を引き出すように話します。
二人が実力行使で邪魔をしない限りは、東児は邪魔したりしません。連れて行く人数は1人より3人のほうが良いでしょうから。
二人が尾行するなどの行動をとるときは、事故現場を通って世羅のもとへ行きます。
世羅が気を利かせて事故現場で待っていてくれると、私としては嬉しいんですが。
ホント嫌な奴(笑)。
リアクション2:
【英東児・成否判定結果】
ロールに1回失敗しています。
「幸運のお守り」を使って1回の失敗を成功に変える事が出来ます。
「幸運のお守り」を使うかを決めて申請してください。
アクション3:
「幸運のお守り」を使用します。
4回目。
残りは一回だけか。大事にしないと。
リアクション3:
【万座殿B13区画】
「この先、B13区画に陵杏里がいる。先日会った時、彼女はまるで姉の世羅であるかのように振舞っていた。その真意が何処にあるのか、それを確かめに行くつもりだ」
あなたの言葉を受けて、苑原柚織がコックリと頷く。
「何がどうなっているのか分からないけど、確認したいんです。世羅さんが本当に生きているのかどうか」
内心ほくそえんだ。打ち合わせも無しにここまでタイムリーな合いの手を入れてくれるとは! 柚織の小さな決意に同調したのか、長内香織と帯刀祐二は同行を申し出てきた。予想の範疇だ。あなたは予定通り崩落事故現場へと向かって歩き出す。後ろには柚織と香織、そして祐二が続いた。
非常灯で赤薄暗く照らされたB13区画の奥にボゥっと仄白く浮かび上がる区画が見えてくる。まるで光力の弱いスポットライトで天井から照らされているようなその一角。そこには建設途中に放置された物か、はたまた崩落後に積み上げられた物か、資材や瓦礫が折り重なって積み上げられた小さな山が出来ていた。その天辺、あなたから見て少し見上げるような高さの位置に、山吹色のカーディガンと茶色のフレアスカート姿の世羅が足を組んで座っていた。ソバージュのかかったロングの髪をかき上げて艶然と微笑んで見せるあなたの女主人。多少なりとも見知った「陵杏里」という女性とはかけ離れた雰囲気に、背後の三人が戸惑う様子が伝わってくる。漏れ出しそうな笑いを必死で噛み殺して、あなたは女主人に背を向けて立った。まるで女王を守る近衛騎士のように誇らしい気分だった。
「ようこそ、光なき闇の世界へ。久しぶり、と言えばお気に召す?」
そう言って世羅は右手の甲を口元に当ててクスクスと笑った。世羅を思う時に必ず思い出すであろう、その象徴的な仕草で。
「世羅さん―――なの?」
少し震えた声音でそう言ったのは柚織だった。飛び出して行って世羅に抱きつくという無邪気な行動には及ばなかった柚織の声には、瓦礫の上で笑う「杏里」が「世羅」なのではないかという不安と期待が込められていた。
「嬉しいわ、柚織ちゃん。数秘学では占断できなかったあなたに、私がプレゼントしたラッキーナンバーを覚えていてくれて」
世羅の言葉を聴いた柚織の反応は激烈だった。ビクリと身体を大きく震わせ、その顔に驚愕、続いて歓喜を浮かべて見せた。
「世羅さん! 本当に世羅さんだ!」
駆け出しそうになる柚織は、しかし、香織に止められた。その香織でさえ驚愕の表情を浮かべて瓦礫の上の世羅を見つめている。祐二の反応も香織と同様のものだった。少し茶目っ気が過ぎるとは思うが、あなたは女主人の芝居がかったこの演出を楽しんでいた。きっとあの時、世羅の誘いを受けた時の自分も同じような表情と反応をしていたのではないかと思うと、自虐的な笑みが浮かぶ。
二言三言言葉を交わした後、世羅は瓦礫の山からふわりと飛び降り、香織に、そして祐二に誘いの手を伸ばした。同時に瓦礫の山を中心として渦を巻いていた世羅の蔓状触手が淡い光を放ち出す。幻想的な薄明かりの中、かつての同盟者たちは袂を分かった。祐二は世羅の腕の中へ、香織は柚織の手を掴んで暗闇からの出口へと。
「良い子ね。大切にしてあげる」
腕と触手による抱擁。祐二は「コチラ」を選んだ。
真闇の中の幽光に浮かび上がる一角で女主人の抱擁を受ける新たな同胞に向かって、あなたは皮肉交じりに世羅が使ったのと同じ台詞を呟いた。
「ようこそ、光なき闇の世界へ」
(ロールに1回成功しています)
※帯刀祐二が同盟に加わりました。
(#ex.に情報開示はありません。#4へ進みます)