ダニエル・ハームズ 作 〜The Unspeakable Oath #13 より〜 ![]() クトゥルフ神話TRPGはワン・オン・ワン・セッション(キーパー1人、プレイヤー1人)に向いているシステムだと思いますが、はじめからその状況を想定して作られているシナリオはあまりないと思います。「生ける神の手」ははじめからプレイヤー1人対キーパー1人をセットアップとして想定している、珍しいシナリオです。 必要となる技能を持つには探索者の人数が少なすぎるため、このシナリオでは特定の手がかりに対してダブルタイム・ルールを適用します。例えば、1回の<図書館>ロールには30分の調査時間がかかるとします。もしロールに失敗しても、同じ時間をかければ自動的に情報を発見した事になるわけです。キーパーには厳密な時間管理が求められるでしょう。 リプレイを読むにあたっては、ロバート・W・チェンバースの『黄衣の王』を呼んでおくと理解や解釈の助けになると思います。 例によってネタバレ全開です。取扱注意。
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