ストームブリンガー基本セット収録
シナリオブックより

2007年11月17日
プレイ
参加キャラクター
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ティスマン
ピオカーナ
ガーリック
ハンスヘルト
シャゼ
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ホビージャパンの「ストームブリンガー」(第2版、BOX)には三つのシナリオが収録されています。その内の一つはソロアドベンチャー、もう一つは入門用のミニシナリオで、最後の一つがこのシナリオ「クリスタル・オブ・ダーダダース」です。基本セット収録にあるまじき強力な敵との戦闘に次ぐ戦闘のパワー・シナリオで、バランスの取り方はT&Tを彷彿とさせます(でもシナリオの作者はケンではありませんでした)。
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クリスタル・オブ・ダーダダース
イルミオラの商都バクシャーンの酒場にたむろしていた五人の冒険者(ティスマン、ピオカーナ、ガーリック、ハンスヘルト、シャゼ)は、セラヴォース卿の冒険者募集の布令にそれぞれ応募する。卿の依頼は「魔術師の島の近くにある小島・ヴァリク島へ行って、そこから伝説の宝珠ダーダダースのクリスタルを持って帰ってくる」というもの。ヴァリク島までの移動手段(船)は卿が手配し、探索の途中で見つけた宝物は冒険者の取り分、持って帰ったクリスタルは市価の倍額で買い取るという破格の条件だ。依頼を受けた五人は急造のパーティ組み、ヴァリク島へ出航する。
航海の途上、シャザール沖の海蛇の牙で嵐に遭って船が難破し、ルテル・クヮグリン船長と運命的な出会いを果たした後(「ルテル・クァグリンの亡者の船」参照)、亡者の船に揺られてどうにかヴァリク島に上陸する。
先に上陸していたダリジョールの冒険者の一団を(三人を捕虜にしつつ)壊滅させ、島にある崩れた塔の下に地下墓地を見つけた五人は、メルニボネのヴァリク伯爵の遺産を略奪すべく、デーモンが待つ暗闇へと挑む。
エシュミールの神官戦士二人が繰り出すサラマンダーのフレイム・ブラストを軸に、凶悪な混沌のモンスターたちを駆逐していく五人。クリティカル・ヒットやファンブル、クリティカル・パリーでグレート・ソード4本、ロルミリアン・アックス1本、ブロード・ソード1本が折れる大荒れの冒険は、全てオープン・ダイスにもかかわらず犠牲者を出すことなく、五人は目的の「ダーダダースのクリスタル」を手にする(神官戦士の二人は限界を超えてサラマンダーを駆使し、結局再召喚→封印する羽目になった。さらに召喚に失敗したピオカーナは能力値を失う羽目にも)。
亡者の船に戻ってルテル船長にクリスタルを見せるも、この宝珠は船長の魂の隠し場所ではなかった。ハンスヘルトの提案で五人は亡者の船の傭兵となり、命の恩人であるルテル船長の魂の在り処を探す事にする(ピオカーナは余り乗り気ではなかったようだが)。
ひとまずバクシャーンに戻り、セラヴォース卿にクリスタルを渡す五人。「必要経費」を差し引かれ、目算の1/8程度の報酬になってしまったが、それでも一人20,000LB以上の報酬を得て、この冒険の幕は下りる。 |
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ノームの封印された指輪を手に入れ、デーモン・ダガーを封印し、その封印によってPOWを3ポイントも得たティスマンが、この冒険のMVPでしょう。グレート・ソードを4本折られたガーリックはご愁傷様です。
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