公園の楽しみ方
考察3●ハ ト
●お昼寝中のハトたち。顔を地面につっこんじゃってかわいいんだけど……パンくずあげるのはやめた方が良い。

 ハト、多いんですよ。パンくずがたくさん出るからなのかなあ。でも日本でも公園にハトは付き物だな。一度、公園のベンチでサンドイッチを食べていて、フランスパンなもんだからパンくずがぼろぼろおちるんですよね。それを手近のハトに投げ与えていると、なんと半径30メートル四方からハトが一斉にバサバサと向かって来るではないか! その数数十羽、これぞヒッチコック体験! 「やべぇ」と思ってパンくずをあげるのをやめたら諦めて散って行ったが、マジで怖かった。

 そんなハトさんたちにも憩いの広場があるようで、たまたま街歩きをしていた住宅街のホンの狭い広場で、鳩の大群が昼寝をしていたのを見つけた。異様でいて何だか微笑ましい様子でもある。

考察4●公園と鳥
●カモさんも時々水から上がって芝生でお散歩とお昼寝をするらしい。エサももらえるし。

 ハトついでにもうひとつ鳥ネタを。公園内にはほとんど池や噴水があるので、水鳥がたくさん繁殖している。カモみたいなお馴染みのものから、白鳥、黒鳥、果ては孔雀まで多種多様。バードウォッチング愛好家の方にはたまらないでしょう(私はちがうよ…)。中でもオドロキなのが孔雀。普通、孔雀って学校の飼育施設にしろ動物園にしろ、檻の中に入ってるでしょ? それがですね、ここでは放し飼いなんですよ。ふと気付くとそこにいるんだ。しかも逃げない。なんで?

●なんだかはぐれものっぽい黒鳥、オディール。「ぐれてやるー」と言ってるかどうかはしらないが。
●一方、優美な白鳥、オデット。お住まいはヴァンセンヌの森のドーメニル湖です。
●フラワー・ガーデンにいた孔雀。逃げる気ゼロの余裕。
考察5●公園の白い砂
●無惨なり…。

 パリの土は細かくて白い砂と砂利がまざったもの。まあ、公園を一回りしてみなさいな、たちまち靴はまっしろけ。公園の中ならいざしらず、町中に出てふと足元をみてえらい恥ずかしかったこともありました。

 特に足元に気を配るオシャレさんは要注意ですぞ。注意しようと思っても付いちゃうものはしょうがないんだけど、せめて帰りにホコリを払えるティッシュぐらいは持っていきましょう。

Les parks et jardins de paris