モンソー公園
Le parc de Monceau
●ちょっと縦長のピラミッド。道を挟んで対で向かい合っています。

 最初に作られたとき、様々な趣向が凝らされた庭園だったようです。マルスの神殿、ゴシック建築の城、オランダの風車、エジプトのピラミッド、中国風寺院(パゴダ)などを模して作られたものが点在していたようです。
 今でもその名残が見られるものもいくつかあるけれど、なかでも素晴らしいのが、池の部分である模擬海戦場。これは古代ローマの海戦の模様を再現したものだそうで、池の東側にある列柱が確かにローマ風ですね。その列柱の近くには美しく薔薇が咲き乱れています。凄く絵になるポイントです。

●ルネサンス式のこのアーチは、1871年にパリ・コミューンで焼けたパリ市庁舎のものだったそうです。
●咲き乱れる花越しに、列柱を撮って見ました。少女漫画チックな美しさであります。
●池越しに列柱を見たところです。うっそうとした柳が、いい味だしてますねえ。

●メトロのモンソー駅すぐそばの入り口にある石造りの由緒ありげな円堂は、その昔は(多分ルイ14世の絶対王政の頃…)シャルトルの入市税徴収所だったそうです。
 また、公園の北西部にある小さな広場は、冬になるとスケート場になるようです。トレビアン! こんな綺麗な公園のスケート場、滑ってみたいですねえー。冬に行ったことがないので分からないのですが…。

●ロマンチックな像を囲む植物。常にきちんと手入れされてます。
●公園内の美しい白い彫像は、20世紀初頭にアーティスト達から贈られたものなのだそうです。
Les parks et jardins de paris