8th atomos PART [Moai] (2008.7.29)
  1. MOAI
  2. HUMAN DREAM
  3. T'IK T'AK
  4. MOAI [RMX]
4年ぶりの新作はアルバムの先行シングルという、韓国でここ数年流行りの方式。UFOを飛ばしたりミステリーサークルを作ったりと、趣味と実益を兼ねた大々的なプロモーションを展開した。
サウンドはテジ曰く「ネイチャーパウンド」。活動休止中に世界中を旅して、人間と自然の関わりについて感じたことがテーマだという。そんな色白で放浪とか言われても、とツッコミたいのは山々だが、文明のあり方にシニカルな視線を向けてきたテジの新機軸と言える。
高い短いと言われつつも、不況がひどくなる一方の2008年韓国音楽市場で10万枚突破の最短記録を達成。

Lyrics

MOAI

爽やかさにドラムンベースが混ざる不思議な曲。PVのモアイ像は断じて宮崎県のモアイ海岸ではなく、巨額の費用を投じてちゃんとイースター島で撮影している。途中の南米で見つけたいい場所でも撮っちゃってる。これでPVの3大背景(屋上、廃墟、断崖)をめでたく制覇。
UFOからは逃れられない運命を感じた。

ネオンの罠に背を向けた 脱ぎ捨てて来た日の抵抗のように
立ち去りながら 言い訳ばかりの櫂を漕いで 卑しい心を解体してみる
時には甘い僕の嘘で 時には子供っぽい甘えに 両手を広げて
今 All I need モアイ達に 僕の望みを打ち明けてみようか

この胸に残ったのは 知らなかった時間 僕の涙もこの海の中へ
この見慣れぬ道に砕け散った風景 想いを込めて君に送りたいんだ
In the Easter Island

いま世界は暗闇を僕に許し 小さな星が微かに僕を照らす
冷たい海に体を預けて 胸を揺らすのは穏やかな波だけ
明るく笑うとき けだるいのか 世界に汚された僕を嘲笑ったのか
僕はぼんやりと そよ風の中 猛る波を見つめている

僕が戻って来たら 君は裸足で待っているだろう
心配しなくていいよ、月が落ちるまでに帰るから

HUMAN DREAM

キノコ取ってる!と(一部で)話題騒然のピコピコレトロゲー風味。だが歌詞の内容は決して明るくはない。
ステージではピンクのバックダンサーズが舞い踊り、ファンも踊り、テジもちょこっと踊っただけで「13年ぶりにソテジがダンス!」と大ニュースに。

Nobody Feel Me Now 僕は Mechanic Super Style
人知れず刻んだ辛い記憶 Byte 10 Billion
Nobody Save Me Now 君にそっくりな涙で
夜通し解いた計算も僕にはまた (プチプチプチ)
こんなまさか Breedy 悲しみというものが分かったみたいだ
僕はこれからどうすればいい?

Human Feel me Human Dream びっくりするようなやり方で
Human feel 君の脳内に僕を感じて
よく見てごらん真っ赤な冗談の中のボタンを押してみて
ちゃんと覚悟はできてるかい?Oh No No

僕はこれ以上歌えない同じ歌を同じ表情で二度ともう
Nobody Take Me Now 君が言ってた Re-Clone
場違いなお願いだって分かってる?また(プチプチプチ)
All Night Long Breedy 涙を流して頬を濡らして僕をもう信じられないんだね

あの日あの青い子供が出す音にみんながいいねと君を君を持ち上げて
僕が両手に集めた小さな夢が指の間からこぼれ落ちていくとき

Human Feel me Human Dream びっくりするようなやり方で
Human feel 君の脳内に僕を感じて
もちろん君の思い通りに戻してもらえるなんて信じないよね? Oh No No

T'IK T'AK

先の2曲でびっくりした人多数&この曲で安心した人多数。テジのハード方面好きには救いの1曲となった。

約束された時間 コントロールされた脳波 窓の外に近づいてくる災厄
あの鋭い風は全てを知ってる この真っ暗な夜 汚れた争い 真実 カウント

T'IK T'AK 時間の速度を感じられないせわしい歩み
終末に新たな風が混ざり合うこの温度差 
T'IK T'AK 明確な価値を込められないお前のからっぽな Brain
A New order from the world why you can't cry?

引き出しの下に隠しておいた雨 残された最後の代案
つかの間目を閉じ 僕は風を集めている お前の陰謀を証明する真実 カウント

澄んだ酸素と太陽、風 どれも十分なのに お前は何故そんなにも寂しいのだろう
Destroy the World
術策と庇護でつかんだ 苦い戦いでお前が越えるべき境界