ディズニーワールドマラソンは4つのパーク巡るフルマラソン(42.195キロ)と2つのパークを巡るハーフマラソンとがあり、2005年までは同日朝6時スタートで行なわれていましたが、2006年からはハーフマラソンはフルマラソン開催前日の土曜日開催に変更になりました。スタート時間は両レースとも朝6時スタートです。
このマラソン大会は他の大会と違いコースがディズニーワールドの敷地内のみの設定で市街地や一般道は走りません。その為一般人による沿道での声援はありませんが、ディズニーワールドへの訪問者やディズニーのキャスト、ボランティア等などのよる応援や声援がパーク内や沿道の一部であります。
ハーフマラソンはスタートラインが1ヶ所ですがフルマラソンは高速道路の上下線をそれぞれ使うことにより2ヶ所からスタートします。約4マイル迄は別々のルートを走ることになります。最初のパークであるエプコットを抜ける辺りで合流し、その後同一ルートを走ることになります。登録タイムの早い方のランナーは下り線から、登録タイムの遅いランナー及びエリートランナーは上り線よりスタートします。
ハーフ・フルマラソン共スタートして直ぐまだ暗いうちにエプコットを通りますが、特にフルマラソンの場合上り線スタートである遅いタイム登録者の方がエプコット内にある電飾のトンネルをくぐったりする為走ってて楽しいです。
参加条件は年齢がフルマラソンは18才以上、ハーフマラソンは14才以上です。またフルマラソンは7時間以内、ハーフマラソンは3.5時間以内に完走し、スタートから1マイルごと16分以内で走ること。最後尾には1マイルごと16分のスピードで進むチャリ隊がいて、このチャリ隊より遅い場合には強制的にマラソンからリタイアさせられコース外へ排除させられます。スタート地点へ戻るにはチャリ隊の後に続くリタイヤ者専用バスに乗車するかディズニーワールド内を運行するディズニーの交通機関を利用することになります。
参加費用はフルマラソンが125ドル、ハーフマラソンが120ドル、グーフィーレースが285ドルでディズニー直営ホテルからのバス及びモノレール等による移動、完走時のメダル、T-シャツ、証明書代等が含まれています。個人参加の場合はディズニーの直営ホテルに宿泊しないとスタート地点までの移動は厳しいと思われます。スタート地点まではレンタカーやタクシーで行くことが出来ますがエプコット付近の道路の渋滞が激しい為時間に余裕を持って行かれることをお薦めします。バスは専用レーンがありますので渋滞とは無縁です。完走メダルはフルマラソンがミッキー型、ハーフマラソンがドナルド型、グーフィーレースがグーフィー型でそれぞれ金色のメダルで出来ています。完走後キャストがメダルを首にかけてくれ記念写真を撮ります。
2008年(昨年)大会は15周年記念大会であった為、フルマラソンのメダルが通常の物とは異なり、15周年記念の特別にデザインされたメダルが通常のミッキー型のメダルに変わって貰えました。それに伴いグーフィーメダルのデザインが変更されました。2009年大会からミッキーとドナルドのそれぞれのメダルが一新されました。
グーフィーレース参加者は大会前登録及びゼッケンをもらう際に手首にグーフィーレースハーフマラソン用リストバンドを付けてもらいます。そしてハーフマラソン終了後グーフィーレース専用テント内でグーフィーレースハーフマラソン用リストバンド係員に外してもらい、新たにグーフィーレースフルマラソン用リストバンドに手首に付けてもらいます。このリストバンドはフルマラソン終了後グーフィーレース専用テント内に入り係員が外すまでは自分で勝手に外してはいけません。もし外すとグーフィーメダルが貰えなくなる可能性があります。
参加者は前日までにワイド・ワールド・オブ・スポーツでマラソン参加の登録を済ませなければなりません。まず、マラソンの参加登録をしゼッケンとチップをもらいます。チップは経過時間を測定する為のもので当日スタートまでにシューズの紐に括り付けます。その後チップが問題なく動くか否かを検査する為チップを検査機械の上を通しモニター上で自分の名前があるか否かを確認します。問題なければ階段を下りT-シャツを貰って一連の登録作業が終了します。
参加人数はフルマラソンが約13000人、ハーフマラソンが約12000人でアメリカ人以外の外国人の割合は大体5%以下ではないでしょうか。日本人の参加者はアメリカ在住の人々を含めて多く見積もっても2009年に関しては50人にも満たないでしょう。2005年に比べて半分位に減っています。因みに2008年・2009年グーフィーレースの日本からの日本人参加者は10〜15人前後です。