かつてParagon Cityにあったと伝えられる古代都市オランベガ(Oranbega)。
現在は地下奥深くにその姿を隠し、カルト教団Circle of Thornの本拠地となったこの地下都市は、同時に古代の魔法文明の中心であったと伝えられている。
そのせいだろうか。現代でもParagon Cityでは魔力を帯びた古代の宝物が多く見つかっている。
これが古代の秘宝アーティファクトなのだ。
スティール・キャニオン(Steel Canyon)とブーム・タウン(Boomtown)に勢力を張るギャング団、アウトキャスト(Outcast)は、こうしたアーティファクトを狙うギャ
ング団の一つだ。
一つ、というのは彼らは実際には組織の末端にすぎず、同じ新興ギャング団のヘリオンズと共に元締めとも言えるギャング団ウォリアースの翼下 で、彼らの為にアーティファクトを収集しているのだ。
組織の構成自体もヘリオンズと似通っており、アウトキャストの構成員は下級の戦闘員であるMinionとアーティファクトによって特別なエレメンタルの能力を与えら得たメンバーと二分されている。
アウトキャストにおいてエレメンタルの能力を得た構成員は、その与えられた能力によってShocker(Flyとstorm
Summonの能力の一部)Scorcher(fireBlastの能力の一部)、Freezer(IceBlastの能力の一部)Brick
(Earth Meleeの能力の一部)と呼ばれており、組織の幹部達は更にLead Shocker、Lead
Brickなどのように特にLeadの名を冠して呼ばれているようだ。
ウォーリア傘下の彼らはTsooやスカル、更にトロールらの麻薬シンジケートと一進一退の抗争を続けてきたが、最近その勢力バランスを崩しかねない事態が勃発した。
トロールがイーストゲート(East Gate)地区を爆薬で崩壊させ、そのあおりで生まれたハローズ(Hollows)と呼ばれるゾーンに根城を構え始めたのだ。
事ここに至って、アウトキャストのリーダー、フロストファイア(Frostfire)はトロールとの戦いに決着をつけるべく、ハローズに配下のギャングを
集結させた。
そして遂にみずからことの決着をつけるべく、スティールキャニオンからハローズにその居をうつしたのだった。
かくて現在トロールとアウトキャストは全面的な抗争に突入し、現在その激しさは警察もさじを投げる状況にある。
果たしてトロールとアウトキャストの全面抗争を食い止める術はあるのだろうか。それはすべてヒーローの活躍の如何にかかっているのだ。