市の中心部を二分するギャングの一味、その片割れがスカルズ(Skulls)として知られるギャングどもだ。
このストリートギャングは、対立するギャング団ヘリオンズとの長い抗争の末、彼らに匹敵する縄張りを獲得することに成功した。
スカルズ(髑髏)という彼らの異名は、メンバーがドクロの仮面を被っているというその奇妙な出で立ちからきているが、この仮面の裏には恐るべき素顔が隠されている。
すなわち彼らのもう一つのビジネス=麻薬の密売商人としての顔である。彼らの扱う麻薬はヘロインでもコカインでもない。それは俗にスーパーダインとかスープスとか言われる新種のドラッグなのだ。
この悪魔のドラッグは、人間に幻覚を覚えさせるだけではない。時としてその常習者に人智を超えた超人的な力を与えることさえある・・・それが人間としての体や人格を捨てることを意味するにしても・・だが。
こうした麻薬中毒患者は骸骨団の販売ネットワークを通じて急速に増加しつつある。そしておぞましいことにドラッグに蝕まれ身も心も怪物と化した元人 間・・・彼らはトロール(Troll)と呼ばれている・・・はドラッグを求めてしばしばスカルズと行動を共にし、その勢力拡大に手を貸しているのだ。
スカルズはドラッグの販売ネットワークの拡大のため、対立する組織と容赦ない抗争を続けてきたが、殊にヴァージロック博士のゾンビ集団(Vahzilok)とは仇敵ともいえる関係にある。
もっともなぜ麻薬商人とゾンビが犬猿の仲なのか・・・実はその理由は定かではない・・。
スカルズのドラッグのネットワークはParagon Cityの市民に大きな脅威を与えているが、ヒーロー達の活躍によって実際には彼らは組織の末端に過ぎずないことが判明している。実は更に巨大な犯罪組織がこの恐るべき悪魔の麻薬を供給しているというのだ!!
スカルズの麻薬シンジケートを追うヒーローは、いつか彼らに元にたどり着くことだろう。