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NSR80エンジンへの換装

2005.10.1 新規

バイク自体のパワーを上げるにはいろいろな方法があります。チャンバーの交換,ビックキャブの取り付け、ボアアップキットの組み込みです。
その中でいわば究極?といえるのが、エンジンそのものを換装してしまうことです。NSR50の上位車種であるNSR80があります。NSR50が7.2psに対しNSR80は12psと馬力の上でも非常に魅力的です。
尚、当ページで紹介するエンジン換装方法は、前期型エンジン(アナログ点火)における換装方法を記しています。後期型(デジタル点火)の車両前期型エンジンを換装しても、エンジンをかけることができません。


準備する部品

部品名 型番 コメント
NSR80前期型エンジン - 中古バイクパーツショップかオークションで手に入れるのが良いでしょう。
最近では価格がさらに高騰している上、程度が低いエンジンを高値で売却されるケースがあるようです。
オーバーホール覚悟で購入した方が良さそうです。
コネクタ、線材類 - NSR50とNSR80では、若干ハーネスの配線が違います。
その為、そのままエンジンを載せてもコネクタ形状が異なる事からエンジンが掛けられません。
そこでハーネスの追加工を行うために必要です。バイク用品店や通販などで購入できます。


エンジンの脱着

元々ついているエンジンの脱着に関する詳細は省略します。
エンジンを下ろす訳ですから、必要最低限の工具とサービスマニュアルは必須となります。
ここでテキストレベルで書くより、サービスマニュアルを見た方が写真つきで非常にわかりやすいです。


ハーネスを加工する。

NSR80エンジンとNSR50のエンジンではコネクタ形状が異なるため、そのまま取り付けられません。
その為コネクタピンを加工する必要があります。尚、各配線が何に使用しているかなどの質問は一切お受けできません。
又、車体の年式によって、前期型エンジンでもコネクタの形状が異なっている場合がありますのでご了承下さい。

NSR50の時の配線


画像をクリックすると拡大図が表示されます。

左図がNSR50の時のエンジンとメインケーブルを接続しているコネクタ部です。
NSR50とNSR80の違い

画像をクリックすると拡大図が表示されます。

これにNSR80エンジンを載せ、NSR80エンジンとNSR50メインケーブルの相関図が上図になります。
ご覧のように、一部のコネクタで接続できない箇所が発生する為、ケーブルの加工が必要になります。
ハーネス加工後

画像をクリックすると拡大図が表示されます。

そこで以下の図がケーブルを加工した図になります。ここではNSR50側のメインケーブルを加工しています。
後にNSR50のエンジンに戻す時再加工が必要になりますので、それがイヤな方は中継ケーブル等を作ってください。


NSR80エンジンを搭載する

エンジンの取り付けは、取り外しの逆の方法で実施します。ボルトの締め忘れなど無いよう注意しましょう。
チャンバーはNSR80用を使用してください。CDIはNSR50用の社外品CDIがそのまま使えます。NSR80純正も無論使えますが、ハーネスの加工が必要になる為面倒です。



当ページ内の記事を参考に改造を行い、機器の故障等が発生した場合の責任は一切致しません。
改造を行う際は、すべて自己責任の範疇でお願いします。
又、改造に関する質問等は、掲示板までお願いします。

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