ゴスペラーズ坂ツアー2000 「アカペラ門」 その4

未来

ステージ真ん中に半円形で集まって歌う。
左から 村 酒 黒 安 北

1コーラス終わったところでステージ左から直人が現れる。

直人「会いに来たよ。 
 さっき言ってたろ?
 たくさんの人の前で話してただろ?
 いるんだろ、そこに。 
 何とか言ってよ。
 話したいことがあるんだ。
 ぼんやりと見えてきたんだ。
 君らが言ってた「その瞬間」のこと。
 僕が待ってる明日のこと。
 兄さんが僕に伝えたかったこと。
 聞かせてよ。 何かコトバを」

村上「さよなら」
歌が止まる。
直人「サヨナラって…サヨナラ?」
村上「サヨナラはサヨナラだよ」
黒沢「別れ…、っていうこと」
安岡「もう会わない…、っていうこと」
酒井「永遠…、っていうこと」
北山「もう君に話しかけない…、っていうこと」
直人「どうしてだよ。
 じゃぁこれから僕は誰と話をすればいいの?
 暗闇の中に1人きりっていうこと?」

拓之が現れて呼びかける。
拓之「直人…帰ろう。
 今日は特に冷え込むらしい。雪になるかもしれない」
直人「雪ってどんなの?」
拓之「この季節に降る 白い小さな氷の粒だよ」
直人「氷なら溶けてしまうの?」
拓之「あぁ。
 でもその前に世界を真っ白に染めて世界中の悲しみに幕を引くんだ」
北山「さよなら。いつも君のそばにいるよ」
直人「それで世界は終わるの?」
拓之「終わらないよ。
 やがて雪の間から新しい春が芽を出すんだ」

村上「♪夕闇が〜」
再び一番初めに歌った「One More Day」。
今度はコーラスもあり、歌う順番・パートも変えて。
歌の中盤で雪が降ってくる。

力強い5人の声とストーリーがココロに突き刺さる様に染み渡る。
すごく感動したのだけど、心が温まるのとは少し違う。

「今度こそうまくいくさ」

この一言がこのステージで一番印象に残ったコトバかもしれない。

歌う5人を残し、2人は舞台中央の階段の上部へ。
雪を見上げている。

直人「もっとたくさんの人とこの雪を、5人の声を感じ合うことが出来ますように。
 出来そこないの5人の声が、世界中の悲しみのすべてを
 拭い去ることができますように」

歌が終わると、この曲のオーケストラバージョンのみが流れ、舞台が一瞬暗くなる。

そこには5人だけが。
5人は雪を見上げた…。

 

 


 

そのままステージは明るくなり、5人は前に出て礼?
2人を呼び、直人はかぶっていたフードを取り、7人がステージ真ん中の階段を上って全員が見えるように立ち、深深と礼をして5人からいなくなる。
最後に直人が一段と深く長く礼をして消えていきました。

 

Cast
 ゴスペラーズ 
 柏原直人(双数姉妹)
 佐藤拓之(双数姉妹)

アンコールへ続くのですが…レポはここまでです。
ゴメンナサイ<(__;)>

アンコールでは、直人くん&拓之さんがボイパ等披露してました。
とても上手でした♪

 


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