REPORTDark Arena
GAME BOY
ADVANCE[海外]
2002年1月19日発売発売:Majesco  開発:Graphic State  

  いよいよ、自分もGBAに手を出し始めたわけなんだけど、そのレビュー第一弾が海外モノのFPSってのがなんとも自分らしい。 というわけで、FPSブームの火付け役である『DOOM』が発売された(移植度も上々らしい)こともあって、 にわかにFPS熱が高まってるらしいGBAオリジナルのFPSがこの『Dark Arena』。


  内容は、極めて『DOOM』ライクなFPS(主観視点シューティング)。 スイッチを押したり、ワープゲートを通ったり、キーカードをゲットしてそれで扉を開けたりして、マップをズンズンと進んでいき、ゴールに到達するとステージクリア。 ステージも、多層構造のない擬似的な三次元構造で、上下を向くことはできないけど、高さの概念があるというもの。 よって操作も、十字キーで前進後退&左右旋回、LRキーで左右平行移動。世界観や効果音なんかも『DOOM』チックだ。

  そんな中、このゲームなりの特色ということになると、“基本装備”“武器”“敵の動き”あたりになってくるんだろう。
  基本装備の「Handgun」は弾数無制限。 攻撃力は低いものの攻撃ヒット時には意外と敵がひるんでくれるので、 かなり使える武器ということになり、ボタン連打で撃ちまくるシチュエーションが多くなってくる。 攻撃判定が狭いのも、逆に壁に遮られることが少ないという利点になり、敵の攻撃は壁に遮られるのにこちらのHandgunはヒットするという状況が非常に多い。
  そのせいもあってか、人型の敵はかなりチョコマカと動き回り、生意気にも物陰に隠れたりもする。 また、Handgun以外の武器では、手動で誘導するミサイル、狙撃銃、リモコンで爆破できる地雷など、一応の工夫は見られる。 もっとも、これらの点に関しても、所詮ひと世代前のFPSなりの範囲内でのことであるから、多大な期待は禁物

  肝心の処理速度に関しては、期待したほど滑らかじゃない、というのが正直なところ。 敵の数が増えると、かなりガクガクな感じになったりもする。 とはいえ、SFC版『DOOM』なんかに比べたら格段に軽く、普通に遊べるレベルなので、GBAの能力の高さがうかがえるというもの。 敵の迫力不足は、携帯用ゲームとしてやむを得ないところだろう。
  その作りゆえに、上下にはある程度自動で狙いを付けてくれるんだけど、『DOOM』に比べるとその狙いが甘いのが難点と言えば難点。 目の前に敵がいても、その敵が足場の上に乗ってたり、階段の下から迫ってきたりする状況だと、攻撃がなかなかヒットしてくれないことが多い。
  難易度は意外にフツー。 Easy、Normal、Hardの3段階の難易度が用意されてて、自分はNormalでプレイしてみたんだけど、 ラスボスを除けば、あまり敵の攻撃で死んだという記憶はない(爆発系武器での自爆は数回アリ)。 全16ステージというのも、むしろ物足りなさが残るかも。
  ちなみに、セーブ機能は皆無で、各ステージ終了後にパスワードが表示されるのみ。 まぁ、パスワードもアルファベット8文字と大した量じゃないし、ステージ中にセーブしたくなるほど巨大なステージでもないしと、さほどのマイナス要素ではない。


  『DOOM』好きの自分としてはそれなりに楽しめたけど、 これに今の他の家庭用機ゲーム(非携帯機用ゲーム)と同等の価値があるとは思えないなぁ。 対戦をしなければ、“携帯用ゲームなりの”という部分もこれといってないし。

2002年3月14日記載