REPORTスターウォーズ スターファイター
PlayStation2
2001年10月4日発売発売:EAスクウェア  開発:Lucas Arts

  昨日の今日でまたスターウォーズモノなわけなんだけども、 こちらは「エピソードI」を題材にしたフライト系シューティングゲーム。 GCオンリーの『スターウォーズ ローグスコードロンII』とは違い、 PC版、海外ではXbox版なども存在している模様で、 それは、比較的オーソドックスな作りになってることを暗に示しているのかもしれない。


  コックピット視点(というか、コックピット自体は描かれないので主観視点か)がデフォルトの視点となっており、 基本操作は、左スティックで上昇下降&左右旋回、右スティックで左右ロール、R2で加速、L2で減速、×orL1でメインウェポン、○でサブウェポンとなっている。 ロール操作は『ローグスコードロンII』よりかは使えるんだけど、□、△ボタンもロックオン関係で頻繁に使う上に、 キーコンフィグにしても使い勝手の良くない(R2、L2は固定で、メインウェポンかサブウェポンのどちらか1つしかLRキーに配置されない)4タイプが用意されているだけなので、 やはりゲームに馴染んでるとは言い難い。 ただ、強引に(CPUの設定する)水平に戻ろうと動いてしまうこともないし、 左スティックの操作性にヘンなクセはないので、全体的な操作性は良好
  そして、このゲームならではの変わった操作は、急旋回とズームだろう。
  普通急旋回といえば速度を落として旋回だと思うんだけど、このゲームでは逆に、加速直後に急旋回が可能で、 それに加えて、R2を押しながらL2で行う「パワースライド」というドリフトのような動きを使うことになる。 特に、直前まで『ローグスコードロンII』をプレイしていたこともあって、これに慣れるのにはちょっと時間がかかってしまった。
  また、R1で随時ズームができるというのも、このテのゲームとしては非常に変わった操作だ。 これによって、遠くから近づく敵を狙撃的に攻撃することが可能になったり、動きの小さい地上の敵などに対しては、 正確な射撃が行えるようになったりと、ゲーム性を大きく変える要素ではないものの、なかなかナイスだった。
  ロックオン関係の操作は、一番近い敵をロックする△ボタンと、照準が合ってる敵をロックする□ボタンの2種。 レーダー的なものが全くなく、フィールドの全体状況が把握し難いところはあるんだけど、□ボタンを押しっぱなしにすると、 視界内の機体全てにマーカーが表示され、画面外にいる敵に対しても、画面の外周付近にマーカーが表示されるというフォローがある。 さらに、何かを目指す場合や、何かを護衛する場合には、その方向は表示してくれる。
  味方機がいるミッションでは、十字キーで味方機に対して命令ができる。 十字キーの上でロックしてる敵を集中攻撃、十字キーの左でロックしてる味方機を護衛と、『ローグスコードロンII』よりは具体的な命令が出せるのが魅力。 十字キーの右で状況報告をさせられるのも楽しい。

  リース、バナ、ニムという3人の主人公がいて、ステージによって使用するキャラクターは決められており、 それぞれ、回数制限があるけど破壊力抜群のプロトン魚雷が使えるスターファイター、 ドッグファイトでは抜群の強さを誇るガーディアン・マンティス、爆撃能力を持つハボックという、特色のある3種の機体を使っていくことになる。
  ステージクリア形式の全14ステージで、それぞれのステージでメダルがゲットでき、それで隠し要素をゲットするという仕様は 『ローグスコードロンII』同様なんだけど、メダルをゲットする条件に違いがある。 このゲームでは各ステージに3つの「ボーナスゴール」という、「○分以内にクリアしろ」とか「○○を全滅させろ」という、 ステージクリアには直接関係のない要素があって、それを1つ達成するとブロンズ、2つ達成するとシルバー、3つ達成するとゴールドという形でメダルをゲットする。 非常にわかり易い形なので個人的にはナイスで面白いと思うんだけど、 やり込みという意味では、『ローグスコードロンII』の方がやりがいがあるのかも。
  地上戦もあるし、ただの攻撃だけじゃなく、護衛や防衛もあったりと、ステージの内容はそれなりに多彩。 やや、ステージ内でのドラマチックな展開が欠けたとこがあるけど、十分に面白い。

  グラフィックはそれなり。 十数機程度の敵機は一度に出現することもあるし、単品では結構良く描けてる部類だと思うんだけど、 いかんせん、「エピソードI」の世界観&メカに初代3部作ほどの魅力が無い上に、 『ローグスコードロンII』が素晴らしすぎたので、若干印象が悪い。 スターデストロイヤー級の大型艦はないし、各ステージの風景にも魅力薄。 フレームレートもイマイチ安定感に欠けたところがある。
  ただ、フルCGのムービーシーンは文句なくチープな感じ。

  結構気になったのが、ゲームプレイ以外の部分での操作性&仕様。 まず、ミッション開始前のローディング時間がかなり長め。 さらに、リトライ時にも(普通にミッション開始したときよりは遥かに短くなるんだけど)ローディング時間があるのは残念だった。 ゲーム開始時に自動的にデータを読み込んでくれるようなことはないし、メニュー画面での操作にもクセがあって、直感的とは言い難いものがある。
  細かいところでは、せっかく頻繁に通信が入ってくるのに、その通信の声が若干聞き取り難かったのが残念。 やはり、テキストを表示するというフォローがほしかったところ。


  先日プレイした『ローグスコードロンII』と比較すると、 題材から得られるワクワク感という意味では劣る(というか勝負にならない)んだけど、 フライト系SFシューティングゲームとしては、むしろこの『スターファイター』の方が良くできてるんじゃないだろうか。 ローディングとかシステム面でのプレイアビリティに問題はあるものの、予想以上に楽しい一本だった。

2002年5月28日記載