REPORTStar X
GAME BOY ADVANCE[海外]
2002年4月18日発売発売:BAM! Entertainment  開発:Graphic State  

  GBAにまでも押し寄せる3D化の波を示すかのようなポリゴンシューティング。 といっても、フライトシム的に自機を操作をするゲームではなく、そのタイトルからも分かる通り『スターフォックス』を意識した内容となっている。


  自機、敵機、地上のオブジェ等がポリゴンで表現されていて、さすがにテクスチャは皆無なんだけど、 その処理速度はFXチップ搭載でポリゴンを表示してたSFC版『スターフォックス』なんかより軽く感じられるのが驚き。
  操作は、十字キーで自機の操作(オプションで上下操作を逆転可)、Aでショット、Bで加速、セレクトで画面上の敵全てにダメージを与える「Smart Bomb」。 さらに説明書を見ると、LRはそれぞれ自機の左右ロール、L+Rでブレーキとなってるはずなんだけど、実際はRで右ロール(若干左右の動きがクイックになる)で、Lでブレーキになっている。
  そんなとこからも分かる通り、ゲーム内容も実に大味
  『アフターバーナー』のように前方に視点が固定されているシーンが2ステージ、その最後にボスキャラがいて、 左右360度自由に動けてレーダー頼りに指定されたオブジェを破壊するというステージ、この3つの形のステージを繰り返していくのが基本。

  何より、なかなか思ったように攻撃を当てられないのがイタい。 自機の前に照準があって、自機の動きに合わせてそれがクイックに動くわけだけども、十字キーを話すと中央に戻ってしまう仕様のお陰で、その照準が落ち着きなく動きすぎ。 粗いポリゴンによる当たり判定の雑さ(特にボス戦で痛感させられる)と相まって、特にデフォルトの単発のバルカンだと、なかなか思ったように攻撃を当てることができない。
  それをフォローするように、Aボタン押しっぱなしで照準の敵をロックして撃つミサイルがある・・・はずなんだけど、これがフォローしきれてなさすぎ。 パワーアップしても最大2体の敵しかロックできない上に、(ほぼ間違いなく命中する反面)弾速が遅すぎ。 ミサイルがヒットしないと次のミサイルは使えないので、ミサイルが使えない状態がかなり長く感じられる。 さらに、ロックできる距離が意外と短いのも難点で、特にボス戦では、“画面中に見えているのにロックできん!”なんてことが頻発する。 バルカンが使い難いんだから、もうちょっとミサイルを使いやすくして欲しかったところだ。
  んで、攻撃が避け難い。 そもそも距離感が掴み難く、フレームレートが高くないのに、弾速が速かったりして、 わけわからんうちにダメージを受けてたりするし、ボス戦などでは敵の攻撃法が理解できても、それを避けきれなかったり。
  シューティングの2大要素である“攻撃を当てる面白み”と“攻撃を避ける面白み”のそれぞれがこんな感じなわけで・・・。
  さらに、ステージ中の展開もメリハリに欠けたところがあって、通信シーンといえばボス戦の前にボスが見えを切るだけだし、なんとも盛り上がりに欠ける。


  絵的には「おっ」と思わせられたものの、いかんせん大味すぎて、てんで面白くなかった。 ま、話のネタに(にしちゃイタい出費だったけど)。
  しかし、この程度のポリゴンが使えるのに、ただの擬似3Dシューティングじゃ勿体無いよなぁ。 どうせなら、『スタークルーザー』や『ウィングコマンダー』みたいなゲームが出て欲しいな。

2002年6月17日記載