REPORTトニー・ホーク プロスケーター3
PlayStation2
2002年11月23日発売発売:サクセス  海外販売:Activision  開発:Neversoft  

  トリック系スポーツゲームを代表するアメリカで大人気のシリーズ第3弾がやっと登場。 って、アメリカでは続編の『同4』が丁度発売されてヒット中なんですけど・・・。
  ちなみに、レビューは書いてないんだけど、この直前までGBAで海外版の『4』をプレイしてたので、 GBA『SK8 Tony Hawk's PRO SKATER 2』→ PS『トニーホークのプロスケーター』→GBA『Tony Hawk's PRO SKATER 4』→ PS2『トニーホーク プロスケーター3』という、我ながらミョーなプレイ遍歴を持つシリーズだったりする。
  とりあえず、オリジナルキャラを使用し、全ステージオープン、チェックリスト(課題)は8割方クリアというプレイ状況でのレビューということに。
  PS1版がベースになってた1作目、2作目とは違い、本作からはPS2版が最低ラインに設定され、そこからGC・Xbox・PCなどに移植されている模様。

  というわけで、各ステージは美しく、デカくなったわけだけども、基本的な部分では1作目からあんまり変わってないはず。
  スケーターを背後から見る視点で操作し、箱庭的なステージを滑り、いろんな課題をクリアしていくというものだ。 ちなみに、初代にあった一本道ステージは廃止されており、全てが箱庭的なステージとなった(これは前作からそうなったのかな?)。
  左スティックでのキャラ操作は、レバーを倒した方向に進むというより、前に倒すと前身、左右に倒すと旋回といった感じ。 それ以外の基本操作は、×ボタンを押すとかがんで溜め状態になり、ボタンを離すとジャンプ(オーリー)、ジャンプ中に□でフリップ系トリック、 ○でグラブ系トリック、足場の淵やレール状になってるとこの近くで△を押すとグラインドとなって、その淵やレールをズサーッと滑っていく。 実はGBA版ではLRにフリップとグラブが割り当てられていたもんで、最初のうちはジャンプ後に無意識のうちにR1を押してたりと、これに慣れるまでかなり四苦八苦させられた。 キーコンフィグくらい用意しておいてほしかったな(L1とR1は空いてるんだし)。
  その基本的な操作感は、良くも悪くも初代からあんまり変わっていない。
  PSから始まったシリーズで、その大元はデジタル操作ということもあって、 本作でもアナログ操作の旨みはあまり感じられず、十字キーで行う操作をそのままアナログスティックでプレイさせられてるだけな感じ。 毎度毎度のことながら、PS2コントローラーのアナログスティック自体のマズさも大きそうだけど・・・。
  また、キャラが壁に近づいた時にカメラが壁に寄り切れずズレた視点になるという難点こそ解消されているし、 ハーフパイプ状のとこでジャンプしたときの視点も前よりかはマシになってるものの、 ターン時にカメラが遅れ気味に動き、ターンした先が見難いという点は相変わらず。 視点関係では、グラインド中に方向が変わったときや、ハーフパイプ状のところから斜めに跳び上がったときなど、 特に立体的な動きが組み合わさった時には若干混乱する場合もあり。 右スティックで視点が動かせるのが救いなんだけど、その性質上、グラインド(△ボタン)やオーリー(○ボタン)時には使い難いわけで使い勝手はよくないし。

  各ステージのグラフィックは、 「PS1でここまで?」とか「GBAでここまで?」っていう驚きがあった過去のシリーズに比べると、若干インパクトは弱いか。 確かに、ステージが(特に縦方向に)広くなり、細かく描写されているものの、全体から受ける印象はPS1版の初代とあんまり変わらなかったりする。
  2分間という制限時間があるのはこれまでのシリーズ同様なんだけど、 チェックリストをクリアすることでお金を得、それでキャラの能力を上昇させ・・・という形から、チェックリストはステージを出現させるだけで、 キャラの能力を上昇させるには各ステージに5つずつ設置してある「ステータスポイント」をゲットしてというように、若干ゲーム形式に変化が見られる。
  ただ、ステータスポイントをゲットすることに関して言えば、2分間の制限時間は、鬱陶しいだけという印象。 実は、ここらへんは続編の『4』でまた若干変化してるので、だからこその印象ってとこもあるかもしれない。
  チェックリストは各ステージ9個ずつ。 スコアアタックが3段階と、「シークレットテープ」というアイテムのゲット、特定ポイントで特定のトリックを行う課題、 残りの4つは、各ステージ毎に趣向を凝らしたもので、そのチェックリストをクリアすると地形が変化するものがあったりと、なかなか多彩で面白い。 これらのチェックリストは、ステージ開始時にグラフィック付きで提示されるので分かりやすいのもグッド。
  全体的に、今まで以上にグラインド重視なとこがあるんだけど、『ジェットセットラジオ』シリーズなんかをプレイしてると、 グラインド中の速度低下(特に上り坂では顕著)が大きすぎる感じも。 ここらへんの操作感はもう変えにくいんだろうけど、いよいよ破天荒な内容になってきてるわけで、一考の余地はあると思うな。
  16名の実名プロボーダーが登場し、 おそらく、例の如く全てのキャラで全てのチェックリストをクリアすると最後のオマケ要素が出現するんだろうけど、さすがにそこまでプレイする気にはなれず。 ただ、それぞれのキャラによって、スタッツポイントの場所や、 チェックリストの内容がビミョーに変化してるので、ヒマ潰しとしてはダラダラと長く楽しめるはず。
  ローカライズが比較的シッカリ行われていて、ひと通りの操作を教えてくれる「チュートリアル」があるのもいい。 一方で、分割画面で2人同時プレイができる「2プレイヤーモード」や、 ギャップを自由に配置してオリジナルステージが作れる「パークエディター」などのモードもあるけど、ここらへんには興味がないんでパス。
  ノリの良いBGMも相変わらず。 Mad Capsule MarketsやRed Hot Chili Peppersなどの曲も含め、パンクロックをメインに20曲の楽曲が採用されていて、 曲ごとにオン・オフの切り替えができるのもナイス(今流れてるのがどの曲かわからんので、ちと使い難いんだけど)。 1作目にもあった、実に痛そうな実写スケボーNG集ムービーも健在で、笑わせてくれる。


  良くも悪くも素直な続編ってとこはあるんだけど、 さすがに人気タイトルの3作目ということで、安定した面白さがあるし、 チュートリアルもあり、導入はそんなに難しくないしと、本作からのプレイでも全く問題無く薦められる。

2002年11月28日記載