REPORT『FRAME GRIDE』
Dreamcast
07/17/99
期待の、フロムソフトウェアDC参入第1弾ロボット対戦ゲーム。
グラフィックはかなり綺麗。 中世ヨーロッパ風の世界観ということで、 同社の『エコーナイト』なんかをパワーアップした感で、 フロムっぽい無骨さを感じるポリゴン。
操作系は、同社の『アーマードコア』(以後AC)の流れをくんでるものの、 周りを見渡す視点操作の必要性が低いからか、思ってたほどAC臭さは感じなかった。 全体的に、ボタンの同時押しが多く、手が疲れるのはやむなしか。
パーツのバリエーションは、ACほど多くないものの、 いわゆる弱いパーツというのはなく、それぞれ一長一短という感じ。 武器も本体の属性との組み合わせで攻撃方法が変わったりで、結構多彩。 でも、もうちょっと奇妙なパーツが欲しかった気はする。 カラーバリエーションも16種類に固定されていているので、 あんまり個性を打ち出せないのが残念。
一応、1対1の形式なんだけど、 スクワイア(従者)と呼ばれるミニロボを召喚しつつ戦うので(最大5体、通常は1、2体)、結構にぎやか。 このスクワイアの使い方が、勝負の鍵となりそう。
よく、敵を見つけ難いという話を聞くけど、 個人的にはそれほどキツいとは感じなかった (そりゃ、『バーチャロン』に比べれば、見つけ難いのは当たり前だけど)。 むしろ、数種類の敵がいるときに、どの敵を狙ってるのかがわかり難く、 また意図的にどの敵を狙うようにするっていうのがムズカシイのが難点 (スクワイアを倒したいのに敵本体を撃っちゃう、とかありがちな状況)。 旋回スピードが遅めなのも気になる。
一人プレイは、対戦の為の機体を作る材料集めという感じなので、 ネットにしろそうでないにしろ、対戦できる環境がないと、十分に楽しめないかも。
試合前のロードは、「何事!?」と思うほど長い(なんかCDを読む音もアヤシイし)。 1試合の時間は長めだからまだよかったものの、これはマイナス。
いわゆる、最強の機体っていうのはなさそうだし、バランスも良さそう。 『アーマードコア』でもなく『バーチャロン』でもない、 その点を理解していれば、かなり楽しめるソフトなんじゃないかな。

REPORT『ストリートファイターZERO3』
Dreamcast
07/17/99
アーケードで人気だった格闘ゲームの移殖。 いや、PS版のパワーアップ移殖っていう方が正確かも。
アーケード版もやり込んでないし、 PS版も未所持なんで、その辺の比較はパス。
家庭用要素は充実。 ガイル、フェイロン、DJ、ホークが追加され、『スト2』系のキャラが勢揃い。 また、PS版をパワーアップさせたワールドツアーモードで、 自分なりのキャラを作るのも楽しい (やはり、ZEROキャンセルと、スーパーZEROキャンセルが大きい)。 DC版の特色となっている通信関係は、 やはりオマケ程度と考えるのが妥当か。
ゲーム自体は、 (『ZERO2』から)根本的にプログラムを変えたらしく、 基本的な技の当り判定にかなり違和感を感じる。 また、全体的に弱体化の方向で調整されているので、 最初のうちは、ストレスを感じるかも (特に、家庭用追加キャラを、『スト2X』の感覚で使うと大変なことに)。 投げがボタンの同時押しになったのは、 なるべく自動2択的要素を排除しようという意図はわかるものの、やはり慣れないし安定して出ない。 ただ、全体的に非常に考えられているし、バランスもとれてると思う。 他の格闘ゲームに比べて、間合いの重要度が高く、そのこだわりも感じる。 ZEROシリーズの終焉に相応しいのでは (っていうか、まだ続くのか?)。 試合前とかKO時の演出は、ゴチャゴチャとうるさい感じで、あんまり好きじゃない。
ロード時間は1秒弱。ストレス無し。 やはり、アーケードスティックは必須 (ただ、ボタンの3つ押しの必要はないので、まだマシかも)。

REPORT『ジャイアントグラム』
Dreamcast
07/08/99
SSで発売された前作から、大きくパワーアップしたプロレスゲーム。
一番の目玉は、全日のウリともいえるタッグ戦の追加。 ・・・なんだけど、タッグを組ませるには、ちとメンバー不足(登場する全日レスラーは11人)。 確かに、シングルで戦うには力不足な選手達(小川、垣原、ガン、など)なんで、 (シングルでの対戦がメインになるであろう)アーケード版の先行稼動を考えればやむなしか。 アーケード版の移殖モノと考えた方がいいのかもしれない。
レスラーの再現度はなかなか。 動きは前作でもなかなかだったけど、今回はグラフィックが向上。かなり似てる。
試合中の演出もかなりいい。 カメラアングルやショートリプレイなどが効果的に使われていて、盛り上がる。 場内アナウンスはそのまんま。 実況は取ってつけた感もあるものの、なかなかバリエーションは豊富だし、 今はプロレス中継を卒業してしまった日テレの金子アナの実況だしで、やっぱり嬉しい。
プロレスの間の再現はイマイチ。特に、全日っぽいマッタリとした流れはない。 ただ、そのおかげで格闘ゲームとしてのテンポはいい。
いきなり強い技が出せちゃうので(開幕エメラルドフロージョンとか)、 個人的には、前作のように、闘気(会場の盛り上がり)によっての出せる技への制限が強い方がよかったな。
今回、新たなバーチャキャラとして影丸が参加。 ジェフリー、ウルフにも言えることだけど、 バーチャキャラの参戦自体は結構だけど、もうちっとレスラーっぽくアレンジしてほしい。 さすがに弧延落→空中コンボはヒドい。 3人とも他のレスラーとは異質な強さで、 決められた順番で全てのレスラーと戦う勝ち抜き戦の、バーチャキャラ3連戦はかなりゲンナリ。
育成モードは、練習相手に技をかけられてその技を憶えていくというのが新しい。 なかなか思い通りに技を憶えられないし、ハマり度は高い。 育成レスラーは、VMによってアーケード版で使用可能なんだけど、やはり一般度は低そう。 家庭でも楽しめる育成レスラーを使ったモードがあれば更によかったのに(ストーリーモードとか)。 育成レスラーの外見のバリエーションも、もうちょっと欲しかった。
VM用ミニゲーム『ジャイアントチャンネル』は意外に面白い。 ババさんが一日中出演してるTVチャンネルという設定なんだけど、 番組の種類も結構あるし、その番組も「ババアミーゴ」「王様のプランチャー」など、一種異様な世界を形成している。
格闘ゲームとしてみた場合、キャラの差別化もできていて、かつバランスも取れている。 攻防の読み合いも十分。 最も大きなウェイトを占めるのが、タイミングをはかっての投げ抜け。 画面に投げ抜けのタイミングが表示されるので、戦っているうちに上手くなっていく。 プロレスに興味が無い人でも十分に楽しめるはず。
また、お互いにプロレスを知ってる人同士であれば、プロレスっぽい戦いもできる。 逆に言えば、プレイヤーの努力なしにはプロレスっぽくならないということ。 これって、むしろプロレスファンにはプレイのし甲斐があるんじゃないだろうか。