REPORT『ブルースティンガー』
Dreamcast
03/30/99
総じてハリウッド的な、バイオ系アドベンチャーゲーム。 何がハリウッド的かというと、音楽、クリーチャーデザイン、そしてキャラクターの濃い目のセリフ。 ハリウッド的っていうと、どうにも安っぽい印象を受けるけど、 このゲームは、割といいセンをいっていて、安っぽい印象はほとんどない。
『バイオハザード』と大きく違うのは、最初から恐怖という要素を除外して作られたであろう事。 そして、それがエライところ。ある意味、『サイレントヒル』の対極に位置するゲーム。
イロイロ文句を言われてるカメラワークに関しては、 良い効果を出している部分も多く、必ずしも全てが悪いとは言えない。 ただ、状況判断がしづらい場面もあり、『メタルギア・ソリッド』のような自分視点ボタンが欲しかったところ。
グラフィック(特に背景全般)、音楽はかなりレベルが高い。
戦闘も、武器が多彩で楽しめる。特に、スターウォーズチックなレイソードはお気に入り。 このテのゲームにしては珍しく、弾数に限りがなく(お金をためれば、いくらでも買える)、 節約の必要が少ないので、戦闘に開放感がある。 和製ゲームにしては珍しく(よく発売できたなっていうくらい)敵から赤い血がドバドバでるので、爽快感もある。 ただ、移動系の操作が方向キーしかないんで、ちょっと単調になりがち。
全体的に、プレイヤーの誘導が下手な部分がある。 「何をしたらいいの?」とか「次は何処に行けばいいの?」とか。ま、許容範囲。 謎解きも全体的に無理が少なく、場面にふさわしいトリックが多い。 難易度も適度(ただ、「なんぼくせんそう」にはマイッタ)。 某雑誌で「おつかい的過ぎる」と書かれていたけど、ゲームの様式を考えれば、これも許容範囲。 ムービーの画質の良し悪しに差があること(全体的に良くない)、 なぜそこがムービー?っていう場面があるのは、ちょっと問題か。
バイオが元にありながらも、それから脱却した感のある良質のアドベンチャーゲーム。 怖くないんで、そういうのが苦手な人でも楽しめるハズ。恐怖はないけど、ちゃんと緊張感はある
動視点が多く、人によっては酔うらしいので要注意。 ホントに、3D酔いしやすい人には受難の時代ではある。

REPORT『サイレントヒル』
Playstation
03/26/99
マジで恐いバイオ系アドベンチャーゲーム。 『バイオハザード』にはなかった、暗闇の恐怖、不条理さの恐怖を体験できる。 描写も間接的ながらもかなりハード。
若干プレイ時間は短いものの、密度の濃い恐怖を体験できる。 謎解きの質・難易度も悪くない。
PSの限界を知った上で、良く作られたグラフィック (広いスペースを表示する必要がない、あまりポリゴン面のアップが必要になる場面がない、など)。 各種エフェクトも、かなり研究されてる感があって、素晴らしいデキ。 音楽・効果音も非常に良い。ただ、不快音で構成されたBGMとかがあって、 ヘッドフォンで大音量で聴いていると、かなりのストレスになる場面もあった。
全体的に、戦闘時の操作感・視点に不満が残る。 基本的に、バイオ系操作での激しいアクションは無理。
確かに、ムービーでの人の表情はスゴイんだけど、 それがゲーム本編ではてんで生かされてない。 なんせ、エンディング後のムービーを見て初めて「スゲー」と思ったくらいだし。
エンディングの分岐は必要なかった気がする。 この手のゲームは、一度のプレイで満足できればOKだし、 なかなか、また最初からプレイし直す気にもなれない。 恐怖がウリのゲームであれば、恐怖に慣れてしまう2回目のプレイはただ面倒くさいだけ。
CDパッケージ内の、CDの下の部分にはトレヴァー・ブラウンの一枚絵。 ひどく突飛な感じ。好きなんだけど。 ストーリー&ビジュアルには、若干、SFホラー映画「ヘルレイザー」の影響が見られる。 好きなんだけど。
個人的には、「DOOM」に並ぶマイベスト恐怖ゲーム。 久々に(っていうか、家庭用ゲーム機では初めて)本気で怖かった。 部屋を暗くしてヘッドフォンで楽しんでこそ、この作品の真価が体験できるはず。 テレビの照度の設定も、若干落としてね。デフォルトより暗めの設定で。

REPORT『エコーナイト』
Playstation
03/22/99
ゴシックホラーの雰囲気が漂うフルポリゴンアドベンチャーゲーム。
ハードパワーの限界か、ガビガビなポリゴンはヒドイけど、 フルポリゴンの欧風世界は、純和製のゲームとは思えないほど、細かい所までかなり良くできてる。 控えめな音楽とあいまって、全体的な雰囲気はかなり良い。
恐怖の演出もなかなか。最初はかなりビビったし、後半もなかなか恐怖に慣れさせない工夫がある。 当然の如く、部屋を暗くしてヘッドフォン着用でプレイしたい。
悪霊が光に弱いっていう設定は面白いんだけど、その設定を更に生かして欲しかった。
多層的に展開するシナリオはまあまあ。 エンディングもベタな感じではあったけど、そのベタさを楽しむゲームなんだな、という気はする。
全体的に謎解きは単調で難易度も低め。 よって、単に雰囲気を楽しむゲーム、って感じになってしまったのが残念。 ま、その雰囲気は非常に良くできてるんで、楽しめるゲームではあったんだけど。
続編が出るとのことで、期待大。

FIRST IMPRESSION『AeroDancing
featuring BlueImpulse』
Dreamcast
03/08/99
パッケージ裏にはアクロフライトシミュレーションとある、弾を撃たない飛行機ゲーム。 アクロバット飛行の難しさに、「ブルーインパルスってスゲーんだな〜」と思うこと必至。
機体の再現度はかなり高い。エアブレーキや、ギアの降り方まで良くできてる。 10機以上の実在の飛行機が登場し、それぞれ飛行感覚が大きく違う。 F-4に乗り、クリ&カン気分を満喫するもよし(ファントム無頼)。 風景もよくできてるので、結果、リプレイが非常にカッコいい。ある意味、自己陶酔ゲーム
一応メインは、 ブルーインパルスに入隊し、全20ステップで、飛行技術を訓練する「BLUE IMPULSE MISSION」。 単独飛行と複数機飛行の難易度の差が気になるけど、なかなかやりがいがある。 複数機飛行は、難しいので、教官の轟隊長と山岡隊員に怒られまくり。 ただ、若干ボリューム不足かも。もうちょっとアクロバットの数が多ければよかったのに。
他に、チェックポイントを制限時間内に通過する「SKY MISSION ATTACK」がある。 クリアすると機体をゲットできるのだけども、結構キビシイ。 ただ、地表すれすれを超音速で飛行しなければならないシチュエーションとかあって、なかなかアツい。 機体によってクリア不可能なミッションがある割に、面数が少ないのが残念。
空を自由に飛べる「FREE FLIGHT」もある。 最大6機までの編隊飛行もできるし、ただ飛んでるだけでも楽しい。
フライトシミュレータという点では、十分に初心者向きだけど、フライトシミュレータというモノに理解のない人にはツラいかも。 つまり、空を飛ぶ楽しさは十分に満喫できるけど、それに興味のない人はパスした方がいいかな、と。 逆に、空への憧れが少しでもある人には、間違いなくオススメできる。
操縦桿型のジョイスティックがあれば、もうちょっと難易度が下がったかも。
オープニングムービーは、超美麗。一見の価値アリ。
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REPORT『パワーストーン』
Dreamcast
03/02/99
「やりたいことが何でもできる」がキャッチフレーズな対戦活劇(byカプコン)ゲーム。
確かに、イロイロできるし、それらにそれぞれ活用法がある。 おそらく、コンセプトは『エアガイツ』と似ているんだろうけど、 今までの対戦格闘ゲームにとらわれずに(ガードなし、コマンド技なし)、ちゃんとした形のモノを作ったのは、流石カプコンというところか。 プレイヤー側も、対戦格闘ゲームにとらわれずにプレイしたいところ。
一見大味なゲームと思うかもしれないが、 今までのカプコンの3Dゲームの中では、一番対戦バランスがいいんじゃないだろうか (というか、今までのがヒドすぎ)。
グラフィックは素晴らしい。 NAOMI(Dreamcast)という場を得た事で、やっとカプコンのキャラクターモデリングの上手さが生かされた感じ。 キャラクターも魅力的。でも、金髪で青い目のキャラは、主人公としてはウケないんだよねぇ・・・。 個人的には、ジャックのパワーフュージョン(超必殺技)時の「それぇっ!」っていうボイスがプリティすぎ。
ボスキャラ使用可、3種類のVM用ゲーム、自分視点のゲームプレイが可と、家庭用要素も充実
難点は、CPU戦の難しさ。 新しい形のゲームなんで、イロイロ試してみたい所なんだけど、試してると負ける。 カプコン伝統の8段階の難易度調節にもメリハリがなく、意味が無い。 アーケードゲームの難易度設定としてはOK。でも、家庭用ではNG。 難易度調節こそが、VMのミニゲーム、追加キャラ以上に基本的な家庭用要素だということを理解して欲しい。 せっかく、誰にでも(本当に誰にでも)楽しめるシステムになってるのに、非常に勿体無い。
ただ、慣れてくれば、CPU自体は楽しめる相手で、割と、人との対戦に近い雰囲気で戦える。
とにかく、慣れさえすれば、メチャメチャ楽しいゲームなんで、 特に、対戦格闘ゲームは苦手という人にもオススメしたい。

COLUMN「ファミ通DC」ヲ初メテ読ム
general
03/01/99
ドリマガ、ドリファン、電ドリ、ドリプレに続く、第五の専門誌、ファミ通DC(月刊誌)を、なんとなく、初めて購入(4月号)。その感想。
表紙:テキストが少なくいい感じ。 沈黙のサードパーティーを直撃:カプコン、ネオポケでの『SNKvsカプコン』を示唆。 タイトー、ウルフ基板とNAOMI基板がほぼコンパチといっても、そのウルフのゲームが出ないんじゃ・・・。 テクノソフト、サンダーフォースよりも、複数人でプレイできるヘルツォーク(当然、ネット対戦可)みたいなのを期待。 ゲーム攻略、紹介:全体的に、スッキリとしていながらも、メリハリのある紙面構成。 『信長の野望将星録』、高っ!(¥9800)。『三国志VI』、高っ!(¥9800)。加えて、『麻雀大会IISpecial』もプチ高い(\6800)。 『北へ。』、ブレイクっていうシステム自体は面白そう。 特別座談会「オリジナルでいこう!」:前半は、かなり濃い目のお話。楽しい。終始、前田さんと仁井谷さんが語り合い、たまに、古代さんがセガファンとして口をはさむ、という展開。マークIIIの『R-TYPE』はコンパイルが作ってたのか〜。後半は、新規参入メーカーさん達の座談会で、雰囲気がガラリと変わる。あぁ、ラブデリックって『moon』を作ったとこか! 開発側の、いろんな座談会やインタビューを読むと、Dreamcastの通信機能に非常に興味を持ってる感じがする。 SS版『ダビスタ』:DC専門誌で、なぜ急に・・・。やはり、アスキーということで、か。 キーボード完全攻略:なかなか良い特集だと思うけど、ハッキリ言って、この程度の事は説明書に書いておいて欲しかった。 『サクラ大戦』は誰のものか?:結局、レッド側のコメントは無し、か。 Pick Up New Release:『首都高バトル』、車のナンバーを設定できるとのことだけど、そのナンバーの地名の選択基準がよくワカラン。 SEAMAN FILE:この生き餌はシャレでしょ? でも、だんだんと気になってくるソフトではある。あの『Tower』を作った斎藤さんのゲームだし。でも、音声認識ソフトは、ハズかしいよな・・・。
良く考えたら、アニメ絵調な広告(いわゆるギャルゲーモノ)はナシ。意図的に、なのかな? 全体的に、まだ白黒ページがこなれてない気はするけど、構成が良く読み易い。 雑誌の質的には、専門誌で一番。 月刊誌という事で、情報の早さは期待できないけど、特集が面白い号なら購入する価値はある。