REPORT『リアルサウンド 風のリグレット』
Dreamcast
05/20/99
パッケージ裏には「高品質なサウンドで織りあげた、ピュアでせつないラブストーリー」とある、 画面がない、音楽だけのアドベンチャーゲーム。
ビジュアルがない、っていうのはある意味正確ではない。 各自の頭の中にそれぞれのビジュアルが生れるはずだから。 その狙いは、十分に達成されたと思う。
予想以上に起伏のあるストーリーで、飽きることなく楽しめた。 基本的なストーリーは割と簡単に予想が付くけど、演出・細かいエピソードなどはそうでもない。 『風のリグレット』というタイトルも、エンディングを迎えればその意味がわかる。 泣けるゲームではないかもしれないけど、爽やかな感動があった。
サウンドの臨場感は「さすが」っていう部分と、「まだまだ」な部分が同居している。 屋外のシーンでも、屋内のような感じがする部分もあったし。
主要人物3人は、主人公が柏原崇、ヒロインが菅野美穂、主人公の恋人が篠原涼子。 思っていたほど違和感はないし、特に主人公はナチュラルな感じで好感が持てた。 菅野美穂演ずるヒロインはカワイイし。 篠原涼子は、ちょっとわざとらしかったけど、役どころ的に考えれば悪くない。
SS版発売当初は、「はたしてこれはゲームなのか?」と各雑誌に書かれていたけど、 思っていた以上に「ゲーム」だった。 分岐点では、主人公の2、3種類のセリフを聞いてそれを選ぶのだけど、 主人公はYesと言ってるけど、その本心は違うのかな? とかを考えるのが楽しい。 もうちょっとそれを生かした選択肢があればよかったのに。ちょっと選択肢がストレート過ぎた感はある。
「何で今まで(SS版を)買ってなかったんだろう」とまでの後悔はしなかったけど、 十分に、プレイして良かったと思えるゲームだった。 6400円(SS版の定価)のゲームとしては不満はあったかもしれないけど、 4800円(DC版の定価)としては、満足(実売価がどうこうは別として)。
より、テーマ的に好きそうな次作『霧のオルゴール』には、期待大。

FIRST IMPRESSION『時空戦士 テュロック』
Nintendo64
05/16/99
N64初期に発売された、DOOM系シューティングゲーム。
何より、視点上下と前後移動の操作が『007』と逆なのがマイッタ。 確かに、視点変更がアナログ操作な方が理にかなってる気はするけど、やはり混乱した。 少なくともこの2つのゲームの同時進行はムリ。
操作的な『007』との違いは、ジャンプの存在。 そして、落下即死の場所がある。そして、残機制。つまり、ツラい。 でも、落下即死ゾーン以外では、どんなに高くから落ちてもダメージなし。
セーブに、コントローラーパックが必要なのは面食らったが、 何より、ゲーム中にセーブポイントが少ないのがツラい。
敵が突然ワープして出現する上に、倒しても倒しても出てくる場所がある (人型の敵に限れば、必ずある程度の数殺せば打ち止めになるようだけど)。 全体的に霧がかって視界が狭く、大抵、敵に先に気付かれる。
どうやらゲーム中最初から最後まで通して、武器の弾数などが限られているようで、 将来的には最初からやり直す可能性が出てきそうでちょっと不安。
N64のソフト全般に言えることだけど、効果音はやや軽い感じがする。
グラフィックはかなり良い。 特に、敵は、動き&やられ方ともにグッド。しかも、赤い血がドバドバ。 また、幻想的な風景・エフェクトもいい。
洋ゲーらしい不親切さはあるものの、 肝心の敵を撃つ爽快感は良好。 このテのゲームが好きな自分としては、結構楽しめそう。
現在、第3ステージ終了(全8ステージ)。
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REPORT『007 ゴールデンアイ』
Nintendo64
05/11/99
日本では、浜村ジュンと水野ハルオの意味不明なCMもあってか販売が振るわなかったが (ま、最大の原因は、原作付きのゲームへの偏見だと思うけど)、 アメリカではバカ売れした、『DOOM』の流れをくむ3Dシューティングゲーム。
このテのゲームでは出色のデキ。 3Dスティックとの相性がバツグンで、3Dスティックを使って照準を合わせるっていうのがグッド (特に、狙撃銃を使っての狙撃が楽しい)。 Zボタン(3Dスティックの裏にあるボタン)で撃つっていうのも、雰囲気があっていい感じ。 このテのゲームでは珍しいリアル路線のグラフィックで、さすがにPS等とはレベルが違い、素晴らしい (もちろん、製作したレア社の技術力によるものも大きそう)。 しかも、単にキレイなだけでなく、全体的に、非常にナチュラルな感じを受ける。 武器の種類も豊富で、エフェクトも美しくSEもいいので、臨場感はかなりのもの。 そして、各面とも、多様なミッションがあり、飽きさせない。
ただ、かなり難易度は高め。自分は16面でノーマルでのクリアを断念(ちなみに全18面)。なんとかイージーモードでクリアした。 このゲーム、何より、敵が次々と発生してくるのがツライ。 例えば、小さな小屋の中を見渡して、敵がいないのをチェックしたのに、 その小屋を出る時に、小屋の中に発生した敵から背中を撃たれたことがあった。ヒドい
映画のTVCMで有名な「Bond. James Bond.」っていうセリフの日本語訳が、 「ボンドです。ジェームス・ボンド」となってた。 いや、間違ってはないんだろうけど、なんかヘンだぞ。
ちなみに、できるだけ原作の映画を先に見ておいた方がいい。 このゲームだけでは、次に何をしたらいいのかよく分からないところがあるし、 何より、このゲームをプレイしてから映画を見たら、 中途半端にストーリーがわかってしまっているので、全然面白くなかった。

REPORT『moon』
Playstation
05/08/99
パッケージ裏には「マッタク新しいRPG登場!」とある自称RPG。 でもプレイ感覚は、RPGというより、(『バイオハザード』や『七ツ風の島物語』のような)アドベンチャーゲームに近い
箱庭的世界をウロウロしながら、そこらへんに散らばってる「ラブ」を集めるゲーム。 パズル要素が強めで、ミニゲーム的なイベントも多い。 そのパズル的な仕掛けも、多彩でよく考えられている。
あんなTVCMだったし、現行のRPGに対する皮肉がテンコ盛なんだろうな、と思ってたけどそうでもない。 どちらかというと、単に素材に使ったという感じ。 その他、イロイロなモノに対して皮肉が込められてる気がするけど、決して毒ではなく、スパイスなレベル。 ゲーム通して、毒気というものは感じなかった。
ほどよくポップで(やり過ぎてシュールになってることもない程度)、 押し付けがましいほどラブ&ピースでもないのもいい。
自分で編集するBGM、それ以外の場面に決まってるBGM、そしてSE、と全般的に音楽はかなりいい感じ。 グラフィックも、目立った良さはないものの、全体的によくまとまってる。
主人公の行動範囲を時間(獲得ラブによって増えていく)で制限してることもあって、 セリフをキャンセルすることできないし(別に長々と喋るわけじゃないけど)、 移動スピードを速くすることもできないし、 (何かを「待つ」っていうシチュエーションが多いのに)時間を速く経過させることもできない。 これを、「良い演出」と受け取るか「カッタルイ」を受け取るかは人それぞれか。
説明は少ないし、行動範囲も広いので、最初は戸惑うかもしれないけど、 世界をフラフラしながら、逐次ラブを集めていけば順調にゲームは進行していくはず。 フラフラしてる時間も多いけど、結構、ボリューム感はある。
まさに、現代ファンタジー。現代のおとぎばなし。 のんびりとゲームが楽しめる人にはお勧めできるし、 単なるおつかいゲームに飽き飽きしてる人も、試す価値があるんじゃないかな。

REPORT『OverBlood』
Playstation
05/06/99
相当古い、3Dアドベンチャーゲーム。 パッケージには1996とあるし、確か『バイオハザード』発売したちょっと後くらいのソフトだったと思う。 その時期にフリポリゴンのアドベンチャーゲームが出ていることに驚き。 自分も、てっきり2D背景+3Dキャラのゲームだと思ってた。
全体的なSFテイストはなかなかいい感じ。 グラフィック全般は、今のゲームと比べても、そうは見劣りしない。 主人公が髭をたくわえたシブいオヤジっていうのも良い。
舞台はSF、大地震発生、コールドスリープから起きたら記憶が無い、と、なかなかソソる設定なのに、 なぜかバカゲーの雰囲気が漂う。 モーションが非常にヘッポコ(まぁ古いゲームだからしょうがないんだけど)なことと、 ピポピポ電子音を鳴らすロボットに「ようし、お前の名前はピポだ」と言ってしまい、 そのピポが壊れた時に「ピィポォォォォォッ!」と絶叫してしまう、ビミョーにズレた主人公ラズが原因。
バイオ風固定視点、主人公の背後からの視点、主人公の視点、 と3つの視点があるのは、(それらがどれも中途半端になってるけど)なかなか先進的。
「せめて口パクくらいしてほしかった」とか 「ムービーはキャンセルできるようにしてほしかった」とかは、 まぁ古いゲームだししょうがないところか。 戦闘シーンは相当イマイチだけど、ゲームに占める割合はそう大きくないので大目にみたい。
プレイ時間からしてもボリューム不足で、エンディングもかなりあっさり。
結局「まぁ古いゲームだし」の一言に尽きる。 難易度も低めで、緊張感・恐怖感も少ないけど、全体的に漂うSFの雰囲気を楽しむのには悪くないゲーム。 個人的には楽しめた。