ワイルド アット ハート  Wild at Heart
リンチ×ケイジという期待は裏切らない ★
  デビッド・リンチ監督による、 愛とセックスと電波なロードムービーって感じの映画。
  主演はニコラス・ケイジは、あんまり変わってないようで、やっぱりさすがに若く、 最近のパチンコのTVCMを思わせるかなりハジけた演技は楽しい。 ヒロインもあまり可愛くないんだけど、 その二人の微妙さがこの映画には合ってるんだろう。
  で、テーマがテーマなだけに、 割とストレートに描いてるのかと思えば、 かなりリンチ節が炸裂気味で、 不条理とはいかないまでも電波っぽいところがあるし、 ストーリーはまとまらないし、割とグロなとこもあるし、ムダも多い。 良し悪しを判断する気も失せるほど独特な映画。 とりあえず、リンチ×ケイジってのは生かされたと思うし、 自分は嫌いじゃないんだけど、 ホンの一部にあるSFXな部分は、さすがに浮きすぎててどうかと思った。


ワイルド スピード  The Fast and the Furious
アメリカにも公道レースってあるのね
  特にメジャーな俳優は使わず、比較的低予算で作られながらもスマッシュヒットをとばしたらしいストリートレースムービー。
  確かに、おそらく実写のスタントを重視したんであろうレースシーンは迫力があるし、 単にストリートレースだけで終わらないストーリーも悪くないし、割と王道じゃない話の流れも良い。 ちょっとヤボったい感じの配役も、むしろ映画にマッチしてる。 ただ、この映画がヒットした原因は、アメリカ的には日本以上にサブカルらしい、 ストリートレースを題材にしたことにあるんじゃないかな?  そこそこには面白かったけど、ストリートレースそのものに否定的な自分としては、 結局、その程度の映画だった。 っていうか、アメリカでもこういうのがあるってのが意外だったな。


ワイルド ワイルド ウエスト  Wild Wild West
ビジュアルイメージとしての題材の良さが台無し
  「アダムスファミリー」シリーズや「メン・イン・ブラック」シリーズを撮った バリー・ソネンフェルド監督による、パラレルワールド的な19世紀のアメリカを舞台にしたSF西部劇。 大ヒットとなった「メイ・イン・ブラック」の後ということで期待されていたのに、 実際にできたら「あれ?」という評判になっちゃったのは周知の通り。 ただ、最近の密かなマイブームであるウィル・スミスの、 「Wild Wild West」っていう曲が実にカッコよかったもんで、せっかくだから観てみようかと。
  ・・・なーんか、勿体無いなぁ。 ウィル・スミス扮するジム・ウェストはカッコよかったし、相棒(?)のゴードンも良かったと思う。 SF西部劇的な描写も結構ツボ。 しかし、話の流れに説得力がなさすぎるのが致命的で、「は?」な展開が目立ちすぎるし、 コメディ色が強すぎる上に、パラレルワールドってのを意識しすぎた小ネタ(人種差別系込み)も鼻につく。 敵ボスには(ケネス・ブラナーが熱演してるにも関わらず)魅力がないし、ヒロインが全然魅力的に描けてなかったのも×。 あと、せっかくのSF西部劇なんだから、もうちょっとガンアクションを取り入れてくれよ・・・。
  西部劇風だけど全くの別世界っていう設定で、もっともっとアクションよりの映画になってれば、 結構面白いものになりそうな題材だったんだけどねぇ・・・。
(1999年)


ワンス アポン ア タイム イン チャイナ&アメリカ
アクションシーンしか見るとこがない
  伝説的な英雄ウェイ・フェイフォンの活躍を描くシリーズの確か3作目だったか。 製作ツイ・ハーク、監督サモ・ハン・キンポー、主演ジェット・リー。
  舞台はアメリカ(西部劇時代)ということで、内容はかなりトンデモ。 話の見せ方もよろしくないし、話自体も面白くない。 ただ、アクションはナイス。さすがジェット・リー。