Armored Core Variable Infinity Archives
VORPAL BUNNY




VORPAL BUNNY (CHEVRONS1)
レイヴンズ・フラック『シェヴロンズ』1番機。ポジションはマニューヴァ(遊撃)。ミラージュ系パーツを中心に平均的なパーツで構成された機体。戦闘領域のほぼ全てを対象とした機動戦闘を任務としている。
ACVIシリーズ第一弾の『ミラージュ C01-GAEA』を素組みしたもので、独自設定のレイヴンズ・フラック(ACチーム)『シェヴロンズ』の仕様で作成しました。
両肩の『FUNI』は上下逆に装備した方がしっくりくるので、左右を入れ替えてあります。
ACによる集団戦闘が実現するとしたら、中間距離を中心としたほぼ全領域で活躍できる、標準的な機体を想定してみました。昨今のゲーム本編が解らないので、『CR-WR93RL』『CR-WB91LGL』『FUNI』の全てをビーム兵器だと思い込んで作ってしまいました。近~中距離に対応したプラズマガン(右手装備と両肩装備)、中~遠距離に対応したプラズマキャノン(左後装備)、更に牽制も兼ねて全領域対応の小型ミサイル(右後装備)をそれぞれ使い分け、強力なスラスタによる機動で戦闘領域全体を縦横無尽に駆け廻る、といったイメージを妄想していますが、ゲーム本編の仕様には合致していません。
KIT REVIEW:ミラージュCO1-GAEA
ACVIシリーズ第一弾ですが、この時点で高い完成度を誇っていて驚かされました。この時点で既に、その後のACVIの方向性というか、シリーズの基本フォーマットが確立していて、それは後のキットにも見事に受け継がれています。『ミラージュ C01-GAEA』は、流線型を主体としたデザインで、この種の機体は初代ACには登場しておらず、『ARMORED CORE 2』以降に登場したデザインの流れを汲んでいると云えるでしょう。私の様な初期作品のファンには、当初、ちょっと違和感があったのですが、河森デザインの面の廻り込みなどを存分に味わえる、非常に楽しいデザインの機体で、今では大変に気に入っております。初代ACでも、プレイヤの機体としては使用できないものの、ムラクモ系汎用AC等は流線型主体のデザインだったので、その辺りも勘案すると、整合性が取れている様な気にもなってきます。
キットは細部まで異常な程に分割されて、非常に作り易くなっています。彫刻も美しく繊細で立体表現に富み、きちんと垂直方向に彫刻を抜く為に分割された部分も多く、メリハリのある造形になっています。この機体は特に透明部品の部分が多く、オレンジ色つき半透明、透明と2色が用意されるなど、サービス精神にも富んでいます。透明パーツの一部は接着が必須で、しかもエポキシ接着剤などを上手に使わないときちんと固定するのが難しい設計になっていますが、これは正解だったと思います。完全にハメ込み構造、接着剤不要のキットにしてしまうと、こうしたところに無様なダボを設けなけれなならず、完成度を著しく下げる事になっていたでしょう。
特筆すべきは、手、腕、肩、後方の4ヶ所全てに装備が用意されている事です。これによって『ARMORED CORE』ならではのフル装備状態を演出でき、更には今後のラインナップとの交換で遊べるという期待感を抱かせてくれます。
シリーズ第一弾で傑作を出してきたという、驚異的なキットだと思っています。




*注意*
当サイトでは、各種設定(機体のサイズ、武器や装備の性能や機能)に独自の解釈を加えています。
これは、公式設定、ゲーム本編等に一切関係なく、
これらに影響を与えるものではありません。