Armored Core Variable Infinity Archives
FLACK




FLACK (CHEVRON-2)
レイヴンズ・フラック『シェヴロンズ』2番機。ポジションはストライカ(前衛)。クレスト系パーツを中心に平均的なパーツで構成された機体。後装備のロケットランチャの火力によって面制圧を行い、至近距離戦闘に持ち込んでマシンガンで目標を粉砕するといった戦い方を得意とする。
ACVIシリーズ第二弾の『クレスト CR-C90U3』を素組みしたもの。独自設定のレイヴンズ・フラック(ACチーム)『シェヴロンズ』の仕様で作成しました。
右手装備をウェポンユニットACW002に付属する『CR-WR69M』に変更、左右の肩装備にウェポンユニットACW001に付属する『CR-E81AM』を装備しています。
ロケットランチャの火力で面制圧を行いつつ目標との距離を詰めて近接戦闘に持ち込み、右手装備のマシンガンにて粉砕するといった戦い方を妄想してアセンブルしてみました。
KIT REVIEW:クレスト CR-C90U3
ACVIの構成の醍醐味を味わえる傑作キットです。この機体のパーツ構成での河森デザイン画稿は見た事が無いのですが、少なくとも脚部に関しては河森画稿が存在し、コアに関しても恐らく河森画稿と思われるラフが存在するようです。
このキットはコアの出来が非常に良く、もしACVIのキットを1つだけ買う、あるいは初めて挑戦するならば、このキットを薦めるようにしています。そして、このコアの部品構成を実際に組み立てる事でACVIの素晴らしさを「体験」してもらいたいと思っています。とにかくコアの各部品のデザインラインの廻り込み具合、立体的なデザイン構成が素晴らしく、執拗に分割された各部品が立体パズルの様に複雑に組み合わさって完成する様は、他のキャラクタ系キットには無い、ACVIならではのものです。
コアだけでも細かく見ていくと、正面側では、機銃の彫刻表現が素晴らしく、スリットまで細かくモールドされているのに感心させられます。巧みな部品分割で構成された機銃の基部を経て、胸部に相当する部分はディティールを優先するために複雑に側面が別部品化され、特に側面の窪みにはきちんとダクト状の部品が嵌ったり、円状のモールド部品が嵌ったりと、どの方向から見ても飽きさせません。個人的には首の前方のディティール部品の彫刻表現が気に入っています。側面から後方にかけては多数の部品が複雑に重なり合って、一見混然としていますが、実のところ整然と各部品が並ぶ様は凄まじいものがあります。特にパイプ類の取り回しに関して、立体構成の巧みさに関心させられます。河森氏は『ARMORED CORE』のデザインに於いて、プレイヤが普段ずっと見る事になる後側のデザインに非常に気を使っているというのは有名な話ですが、それを手に取って体感できるでしょう。
脚部は、初代ACの頃からの伝統的なデザインとも呼べるもので、前側は膝から裾まで続く装甲状の部品で覆われ、後側はサスペンションらしきパーツ等で占められているという、所謂「集中と拡散」の理論が楽しめます(ちなみに初代ACのLN-1001Bはこれと類似するデザインですが河森デザインではなく、これの発展デザインだとすると、河森氏のプロならではの各部デザイン処理を堪能する事ができます)。
腕部のデザインも非常に珍しく、他のロボット物にはあまり無いデザインに思えます。肘関節を斜めに差し込むようになっていて、やや肘を折った状態なのがニュートラル位置になっている事や、手首付近は円筒形部品の組み合わせで出来ているなど、面白い構造です。ただ、手首周辺の組み立てに関して、説明書にミスがあるのが難点ではあります。
武装に関しては、残念ながら今回は肩部装備は入らないのですが、それでも多数が付属します。手で携行するレールガンはデザイン的に銃身から離れた所にグリップがあり、非常に取り回しが難しそうに思えるのですが、実際にACVIでもその通りで、上手に構えるのは難しい様です。




*注意*
当サイトでは、各種設定(機体のサイズ、武器や装備の性能や機能)に独自の解釈を加えています。
これは、公式設定、ゲーム本編等に一切関係なく、
これらに影響を与えるものではありません。