Armored Core Variable Infinity Archives
NINEBALL




NINEBALL (HUSTLER-1)
第三世代ACとしての『ナインボール』。コアに『CR-C98E2』を使用している。
『クレスト CR-C98E2 ナインボールVer.』を、キットのままで組んだものです。
キットは塗装済みの仕様になっていますが、それらを全て落として塗装し直しました。




キットレビュー:クレスト CR-C98E2 ナインボールVer.
『クレスト CR-C98E2 ナインボールVer.』は、既存のキットのパーツに加えて、新規の頭部とコアを追加し、更に一部塗装済みという形での発売になりました。コアの形状に関して、画稿を見た事が無いものの、恐らく河森デザインだとは思うのですが、非常に格好の良いデザインのものです。『アーマード・コア』世界のACのコア・パーツに共通な「前後に長い」という特徴を過剰なくらいに強調したデザインラインで、これもまたデザインの特徴であるコア先端の機銃も装備しているのもあいまって、更にそれが強調されています。裏面や背面には、それ程にディティールは集中していないのですが、寧ろそれらがカバーで覆われたコンフォーマル的な処理が成されていて、流麗な印象を受けます。側面の肩ユニットの取り付け部分周辺は、面どうしが幾重にも組み合っていて、ACならではの複雑な面構成が楽しめるものになっています。このコアのデザイン、それからキットとしての完成度は、ACVIのシリーズ内でもトップクラスでしょう。
頭部パーツは、初代ACでの『HD-X1487』が河森デザインでは無いのもあって、今回もそうでないかもしれませんが、パーツ分割も非常に細かく精密に出来ています。ただ、透明パーツを固定軸が貫いているが故に、それが外見に影響を与えてしまっているのが難点かもしれません。
一部パーツが塗装済みとなっていて、ゲーム本編の仕様をかなり再現しているのですが、塗装派にとっては無駄なコスト上昇を招くのと、塗装する際にそれを剥離せねばならないので、あまり歓迎できません。尤も、昨今のキャラクタ・モデル市場を考えるとこの仕様なのは正解でしょうし、塗装派はそれなりの加工を行うのを覚悟せねばならないのかもしれません。後に『ノワールver.』として黒色成型版が発売になりましたが、この様に、価格が同じになってしまっても無塗装のキットを併売してくれると塗装派も助かると思います。
*注意*
当サイトでは、各種設定(機体のサイズ、武器や装備の性能や機能)に独自の解釈を加えています。
これは、公式設定、ゲーム本編等に一切関係なく、
これらに影響を与えるものではありません。