10年前まで現役だった「緑の3000系」



これらの写真は10年前、なつかしの名車3000系が引退する直前の勇姿をフィルムに納めたものです。
長い間目蒲線、池上線等で活躍してきましたが、最期はこうして目蒲線専用として運用されていたようです。
従って、ここに載せた写真も目蒲線沿線で撮影したものばかりになってしまいましたm(_ _)m。

画面をクリックすると拡大した写真をご覧になれます。

東急3000系_1

目黒にて。(写真サイズ:640×480ピクセル)

 まだ目黒駅が地上駅だった頃の写真です。
 この頃はまだ工事すら始まっていなかったんですね。
 右に見えるのは今目蒲線の主力となっている7700系。4両化を控え、試運転中です。
東急3000系_2

洗足にて。(写真サイズ:480×640ピクセル)

 3000系が引退する直前は、目蒲線で集中運用されていました。
 対する池上線は目蒲線を尻目に早々と7200系(要は銀色の冷房車)に統一されました。
東急3000系_3

大岡山(下りホーム)にて。(写真サイズ:480×640ピクセル)

 この駅も改良工事はまだされておりません。
 当時は今よりも洗足寄りに駅があり、目蒲線と大井町線は別々のホームでした。
東急3000系_31

同じく大岡山(上りホーム)にて。(写真サイズ:480×640ピクセル)

 ニッポンレンタカーの営業所は線路左側にあったと記憶しています。
 改良工事の間中は閉店となっていましたが、地下ホーム完成後はちょうど線路の真上に移設する形で復活しました。
東急3000系_4

大岡山−奥沢にて。(写真サイズ:640×480ピクセル)

 改良工事前のこの区間はほとんど一直線で、一番スピードが出せた箇所でした。
 線路脇に見えるファミリーマートのロゴが時代を感じさせます。
東急3000系_5

奥沢検車区にて。(写真サイズ:640×480ピクセル)

 ズラリ並んだ3000系です。
 こうした光景も今や完全に過去帳入りしましたね(笑)。
東急3000系_51

同じく奥沢検車区にて。(写真サイズ:640×480ピクセル)

 3501F(写真右)の側扉の窓は小さくなっています。
 まだ小さな子供だった頃、こういう電車に乗り合わせると外の景色が見えないのでよく泣いていました(笑)。
東急3000系_6

奥沢にて。(写真サイズ:480×640ピクセル)

 来年の秋から営団南北線、都営三田線がこの奥沢駅にも乗り入れます。
 こじんまりとした駅だったこの駅も、そのうち大変貌を遂げるのでしょうか?
 (をっと、ここは池上線の話題のはずだったのに(苦笑))
東急3000系_7

もう一つ、奥沢検車区にて。(写真サイズ:480×640ピクセル)

 3000系の引退を記念して、一部の編成では全盛期の頃を髣髴させる黄色と紺の塗色に塗り替えられました。
 さながら50年前にタイムスリップしたかの様相です。
東急3000系_71

しつこく(謎)、奥沢検車区にて。(写真サイズ:640×480ピクセル)

 ずらりと並んだリバイバルカラーの3000系です。
 写真ではわかりにくいのですが、車体側面には1974年から使われている東急のコーポレートマークではなく、懐かしの“T.K.K.”ラベルが貼られています。
東急3000系_8

田園調布にて。(写真サイズ:480×640ピクセル)

 この駅もほんの10年前までは今とは似ても似付かない、のどかな駅でした。
 当時は東横線側の田園調布3、4、5丁目と目蒲線側の1、2丁目が鉄道によって見事に分断されていたため、いわゆる“東西対決(謎)”が繰り広げられていました。
 今はどうなのでしょうか??
東急3000系_81

同じく田園調布にて。(写真サイズ:480×640ピクセル)

 上とほぼ同じ位置で撮影した、試運転中の7700系です。
 当時の7700系は今のように黒地に白文字ではなく、白地に黒文字の方向幕が使われていました。
 そう言えば来年秋から再び目蒲線は3両になるんですよね…。
東急3000系_9

そして、終着駅の蒲田にて。(写真サイズ:480×640ピクセル)

 さすがにこの駅は当時も今もほとんど変わりません。
 ただ、電車が近代化され、ホームにステンレスの柵が聳え立つこと以外は…。



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