その2:シブラ@(渋谷公園通り/井の頭通り編) |
私事で恐縮ですが、私は中学に上がる頃までは世田谷の下馬と言うところに住んでおりました。
ここは最寄駅(東急東横線・学芸大学駅 or
東急田園都市線・三軒茶屋駅)まで徒歩20分程度かかり、電車の便については必ずしも良いとは言えないところですが、家の前から渋谷行きのバスが出ていたので、都心に出るときはもっぱらバスで渋谷まで出ていたものです。
昔はもう少しごちゃごちゃしたイメージが強かった(今でもセンター街辺りはそうですが)のですが、最近はQ-FRONTやマークシティ、セルリアンタワーなどもでき、少しずつ近代的な街並みに変貌しつつあります。
そんなわけで、その2は私が幼少の頃から慣れ親しんだ街、渋谷のご紹介です。
ただし、渋谷の繁華街は広範囲に渡っておりますので、今回は第1篇としまして渋谷公園通り〜オルガン通り〜井の頭通り〜文化村通りのルートでご案内していきたいと思います。(ルートは下の地図の赤線をご参照ください。)
●渋谷区役所〜公園通り界隈
今回のスタート地点はここ、渋谷区役所に設定しました。 と言うのも、私が車で渋谷に出るときは、必ずここの駐車場を利用するからです(笑) ここの駐車料金は1時間500円と、この辺にしてはまずまずの値段です。 |
私がここに好んで車を止めるのには、安い以外にも理由があります。 繁華街に程近い駐車場なのに非常に空いているのです。 写真は日曜日の正午過ぎに撮影したのですが、ご覧の通り私の車以外に止めている車は一台もありませんでした(^^; |
渋谷区役所から公園通りを下ってすぐ左手にあるのが「たばこと塩の博物館」です。 1978年(昭和53年)に専売公社(現・日本たばこ産業鰍ェ設立した博物館で、戦前の大蔵省専売局時代から集められたタバコと塩に関するさまざまな資料が取り揃えられています。 今は「江戸の出版仕掛け人」という特別展示会が開かれているようです(〜10/21)。 江戸時代の浮世絵の版画などが展示されているそうですが、タバコとも塩とも縁がなさそうな気がするのは、私だけでしょうか?(謎) |
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さて、「たばこと塩の博物館」の裏側の路地に入ってみましょう。 路地に入ってすぐに目に付くのは「ついに渋谷にオープンした!」ことで話題になったユニクロ渋谷神南店です。(写真左) この通りはなぜかアパレル系のお店が軒を連ねていまして、10mくらい先にはブライダルドレス専門店のドレスブラック、さらに20mほど先へ行くとBEAMS(写真右)があります。 それにしても目立たない路地なのに意外に人が多いですねぇ。知る人ぞ知るスポットと言ったところでしょうか。 |
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さて、再び公園通りに戻ります。 「勤労福祉会館前」の信号のそば、都営神南1丁目アパートの前に今年3月にオープンしたスーパーがこの「Three Minutes Happiness」です。 一見普通のスーパーに見えますが、キッチン用品や文具などの雑貨系が中心の品揃えとなっています。 商品はどれも100円、300円、500円、700円、1000円の固定価格で売られており、ちょっとおしゃれな100円ショップっぽい感じです。 店内は「洗練された食品スーパーのイメージ」がポイントなんだそうで、店内の奥のほうに置いてある冷蔵ケースの中には食品ではなく、キッチン用品が置いてあったりします。 そうそう、入り口には"COMME CA ICE"なるアイスクリームスタンドがあります。 コーンはプレーンと黒ごまの2種類から、フレーバーもバニラから紫芋までの10数種類から選ぶことができ、さらに買う前の試食もOKです。 |
●PARCO〜オルガン坂〜東急ハンズ界隈
オルガン通りを渡り、少し公園通りを下ると、右側に「PARCO PART1」が見えてきます。(写真左) 私はPARCOで買い物することがないので詳しい説明は省略しますが(笑)、隣接する「PARCO PART3」の8階には「PARCO劇場」や「渋谷シネクイント」が入っています。(写真右) 「シネクイント」は単館ミニシアターなのですが、この映画館では1年以内に観た作品の半券を提示すると、チケットが1000円で買える「チケット・リターンシステム」を導入しているのが特徴です。 ここで私たちは細い路地を右折します。 |
まさに呉越同舟、と言うべきでしょうか・・・。手前のGAPと奥のユニクロ。 確かユニクロのほうが後でオープンしたんですよね。 どちらも店内は穏やかな雰囲気なのですが、その裏では棒グラフかなんか作って熾烈な販売競争を展開しているのでしょう。 |
PARCOを右折して30mほど歩くと右側に芝居小屋のような建物が見えてきます。 これが「シネマライズ」というミニシアターで、私が比較的よく出没する映画館の1つです。 なお、この向かいにTOKYO FMのガラス張りのスタジオがあって、こないだ矢沢永吉がパーソナリティーとして出演して話題になったのですが、スタジオ内部のみならず、建物「近辺」すら撮影禁止なんだそうで・・・(^^; 最後に、この近辺はやたらとナンパしている兄ちゃんが多いです。ま、若者の街・渋谷ですからねぇ・・・。 |
さて、私たちはオルガン坂を下って東急ハンズ方面に向かいます。 で、東急ハンズに入る前に・・・向かいに面白い店を見つけたので紹介します。 「DANCE MUSIC RECORD」というお店なんですが、ここは名前のとおり、ダンスミュージックのアナログレコードを専門に扱っているショップです。 DJ御用達のかなりマニアックなお店ですが、結構繁盛しているようですね。 なお店内は2階建てになっていまして1階はヒップホップ系、2階はハウス系が中心の品揃えです。 私もダンスミュージックは好きなんですが、何しろ家にはCDとMDプレーヤーしかないのでここでは何も買えない・・・(^^; |
で、このコーナーの最後はやはり「東急ハンズ」で締めくくろうと思います。 言うまでもなく都内DIY系ショップの総本山と言うべきお店なのですが、いつも思うのは地下2階、地上7階の堂々たる店構えなのに、どうして店内にはエスカレーターがないのでしょうか??エレベータも狭いし。 で、私がここで入手したのはまたまた携帯のストラップ(爆)・・・ライフパートナー"SAKATA-カラダ・アリガトサン飲料"のストラップです。 別に私はストラップを集めが趣味と言うわけではないのですが・・・(^^;;;;;;;; |
●井の頭通り界隈
東急ハンズを出てからは、しばらく井の頭通りを歩きます。 まずは腹ごしらえということで、私がよくお世話になるコーヒースタンド「PRONTO」に入ることにします。 位置的にはほぼHMVの向かい側になるでしょうか。 この日注文したのは「ヴォーナピッツァ・サーモン」と「ミルクのカリカリサンド(だったと思う)」、「アイスカフェラテ」であります。(写真右) このサーモンのピッツァはちょっと和風の味付けがされていて、なかなか美味でした。 |
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ちょっと位置的に前後しますが、井の頭通りとスペイン坂が交差する付近にあるのが「ちとせ会館」です。 要するに飲み屋やカラオケなどが入っている雑居ビルなのですが、大学時代の飲み会の3回に2回はこのビルのどこかで行われていたような気がします。 個人的には大変懐かしいスポットです。 |
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「PRONTO」を出てすぐ裏手には「渋谷Loft」があります。 東急ハンズの西武版、と言ったところですが、もう少し店内の雰囲気が落ち着いている、と言うか、むしろ暗いような・・・。 |
でも「Loft」1階の時計売り場は、DIESELなど渋いブランドの時計が置いてあったりするので、よくウィンドウショッピングを楽しんでいます。 で、先日衝動買いしたのがGUESSのクロノグラフ。 確か15,000円程度だったと思います。 硬質なデザインがカッコイイのですが、何しろバンドがやたらと幅の広いステンレス製なので、とにかく重いのが難点です。 |
そして「Loft」の向かいにある映画館が「渋谷シネパレス」です。 松竹系の映画館なんですが、同じ松竹のセントラルに比べると地味な印象が拭えません。 (というか、最近松竹がパッとしないということもあるんですけど) 私は去年、ここで出張の帰りに「未来日記」を観に行きました。しかも一人、当然スーツ姿で(爆) そして映画はつまらなかった・・・(^^;;; |
●センター街〜文化村通り界隈
これが休日昼下がりの「渋谷センター街」です。 昼間はこうして比較的平穏ですが、終電が過ぎた時間帯にこの近辺を歩くと結構スゴイ光景を目の当たりにすることがあります(謎) |
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ここが「全品100円均一」で知られるセンター街の回転寿司屋、「築地本店」です。 このようにいつも店の外に人がずらりと並んでいるのですが、店内には最長30分までしか居られないようになっているので、行列から想像するほど待たされると言うことはないようです。 それにしてもトロから軍艦巻きまで100円均一にしちゃって、元は取れているんでしょうかねぇ? |
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さて、センター街とはこの辺でお別れし、最終目的地・文化村方面に向かいます。 文化村通り、東急本店の斜向かい手前にあるのが渋谷で最大の売り場面積を誇る書店「ブックファースト」です。 もちろん一般書籍も品数は豊富なのですが、特に洋書の充実振りは渋谷随一だと思います。 |
ところで、「ブックファースト」の裏の立体駐車場にはなぜかこんな張り紙が・・・(^^;;; 酔っ払ってついやっちゃう人、いるんですかねぇ?? |
そして文化村通りの突端に聳えるのが「東急百貨店本店」です。 ここは以前、食料品売り場が最上階の8階にあったのです。 東急百貨店は渋谷駅に東横店を持っていますから、食料品は東横店、衣類等の高級品は本店、と棲み分けしていたのかも知れません。 実際に本店にはオーダーメイドスーツの老舗の店があったりしますし、昔からアパレル関係には力を注いでいたようです。 しかし「Bunkamura」オープンと同時に、食料品売り場は他のデパートと同様に地下に移設され、「デパチカ」の仲間入りを果たしたのでありました。 |
その「東急本店」の脇に複合文化施設として1989年(平成元年)にオープンしたのが「東急文化村(Bunkamura)」です。 「ル・シネマ」「オーチャードホール」「シアターコクーン」「ザ・ミュージアム」の4施設で構成されています。 特に「ル・シネマ」はフランス映画を得意とする映画館(国籍は特にこだわっていないとのこと)で、恵比寿ガーデンシネマと同様、クラシックコンサートのように立ち見なしの完全入れ替え制が特徴です。 ここの映画館にも私は頻繁に出没します。今年は「花様年華」「初恋の来た道」が良かったですね。 |
以上でシブラ@(渋谷・公園通り/井の頭通り編)は終わりですが、お楽しみいただけましたでしょうか?
なお、そのうちシブラAとして宮益坂〜青山界隈を取り上げる予定ですので、お楽しみに。
それでは、今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。