FMしみず マリンパル
キックオフサンデー
9月12日のオンエアー

 
ジェフ市原戦後のペリマン監督の記者会見

 ゲームが始まる前から今日は難しい試合になるなと思っていました。ジェフの今の順位のことを考えて。実際ハードなゲームになってしまったんですけど、我々がよりハードな形にしてしまったと思います。
 相手も整っていて、ハードワークをして、ゴールの後ろにたくさんの選手がいました。ジェフがボールを持っていて、それがバロンにつながった時は、かなりエスパルスのゴールを脅かしていました。
 でも、我々がボールキープという意味では十分ではなかったと思います。ボールを持っていたときに、十分シャープに素早く動いていませんでした。特にアレックスはボールが彼につながったとき、十分仕事が出来なかったと思います。

 立ち上がりから10分、15分ぐらいの時間帯では、今日はアレックスが重要な役割を果たすなと思ったんですけど、それ以降あまり活躍できませんでした。そして、テンポもペースも非常に低かったと思います。
 テンポやペースを上げるために、選手たちは努力をしていたと思うんですけど、いま言うことは少し言い訳にも聞こえるかもしれませんが、きょうの芝生は今までの中で一番長かったと思います。
 相手がボールを持っている時に、早くボールが動いているときもありましたから、(エスパルスの選手が)疲れやコンビネーションが足りなかった部分から、早くボールが動かなかったということもあるかもしれません。
 そして、後半に入ってからも相手はたくさんの人数をディフェンスの方に使っていましたけど、その中で我々はもっと早く、ワイドなポジション、アウトサイドにボールをつないで、そこから早く前に行って、クロスを入れたりしないといけなかったんだと思います。

 ヤスが決めることが出来たことは非常に嬉しいことです。そろそろホントに決めないといけない頃だったと思います。前節でヤスは素晴らしいゴールを決めたんですけど、それが無効になってしまっていましたから、今日のゴールは非常に良かったと思います。ただ、毎節そうなんですけど、ヤスのパフォーマンスは時間がたつにつれて、疲れの影響だと思いますが、少しずつ質が落ちていきます。きょうはヤスをあまりに長い時間プレーさせてしまったかもしれません。

 延長に入ってからは、我々は3−4−3という形で、もっとポジティブにいきました。そして、その形でコーナーキックやフリーキックのチャンスを得たりしていましたから、もっとアグレッシブな形になっていましたから、もっと早い時間帯にこの形に切り替えていればと今は思ったりもします。

 サントス・ノボリは、今日はちょっとした***なのですが、次の試合に関してはちょっと影響するかもしれません。でも、そういうところに対応できるメンバーがエスパルスにいると思います。
 勝つことは出来たんですけど、本来の形よりより難しい形に自らしてしまったと思います。

アレックスについて

 アレックス自身がプレーを変えないというところがあります。アレックスは相手を抜くという能力を持っています。でも場合によっては3人や4人に囲まれるた時も、そこをこじ開けようとしてしまいますけど、それは全く現実性がないので私には理解できません。
 3人か4人に囲まれようとしている時に他の他のところにつなげば、どこかで相手の枚数が少なくなっていますから、そこを利用できると思っています。
 そういう状況で、アレックスはボールをストップさせる傾向があります。ボールをストップさせればサポートの動きとかも止まってしまって、全員が傍観者になってしまいます。そして相手も、そこでボールを奪えるということを感じ取ってしまいます。多くの場合、実際相手がそういうところでボールを奪っています。
 彼は“勘”を基本にしたプレーをする選手です。だからゲームを教えないといけません。彼にいろんな局面での対応の仕方を、これからも教え続けていくことが重要だと思います。
 基本的な指示なんですけど、イチがワイドなところでアウトサイドで1対1という場面になったら、逆サイドからペースを合わせて上がっていって、ファーポストのところに走り込んで行けということを言っています。
 きょうは素晴らしいクロスが右から2回入ってきました。1回はイチのボールで、もう1回はよく覚えていませんが、良いクロスが入っています。その場面でアレックスは、2回ともゴールから25mくらい離れたところに立ったままでいました。
 アレックスは、いくら疲れているとしても立っているだけじゃなく、ランニングは出来なくてもジョギングていう形でゴールの方に向かっていく動きが必要です。
 そういうところの切り替えが切れてしまったと思います。そういうところも我々はこれからもトライしていかなければなりません。

ファビーニョ選手のコメント

 もちろん、自分がピッチに立つとチームのためにと思って入りますから、ゴールだけじゃなく、ピッチの中でどんどん動いて、そのチャンスを作る気持ちで自分は試合に臨みます。
 戸田選手のヘディングから自分につないだボールですから、すごく戸田には感謝してると、「ありがとう」という一言を言いました。
 これはもちろん練習のせいだと思います。アルディレス監督の時と今のスティーブの試合の流れを作るというのは、ちょっと若干違うので、ちょっとそれに手間取ったかなと。やっと今、自分が理解してきたかなと、おかげでこういう結果が出ていると思います。

安永選手のコメント

 点を取りたいというのは毎試合毎試合ですから、まあそんなに特別にどうのこうの無いですから。ただまあ、ねぇ、やっぱりずっと取れていなかったし、そういう意味では、取れたっていうことに関しては良かったと思います。
 ただ、もう少しやっぱり流れを良くしないと、きょうね両サイドがどうしても詰まる場面が多かったんで、それ考えるともう少しバリエーションを作って行った方が良かったかなと思います。
 ボールは回ったんですけど、ゴール前の決定的なところで仕事が出来なかったんで、そういう意味でもう少し工夫をした方が良かったなと思います。
 テンポが一定になっちゃって、のんびりしたテンポが続いちゃったんで、あれをねもう少し、真ん中でやっているんだから、もう少し起点になって崩せれば良かったと思います。
 ただ、この9月というのが娘と嫁さんの誕生日なんで、点を取ってプレゼントできるかなと思っていたんで、良かったです。でも次からも取れればいいなぁって思います。

 



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