ＦＭしみず マリンパル
キックオフサンデー
谷川 烈選手
３月２８日（日）のオンエアーです。
会話は 谷川選手 と 大場さん、天野さん。
今週は谷川烈選手が来てくれる予定だったんですが、
はい。
昨日、谷川選手が試合に出たんですよね。
そうなんですよね。
タイミング的にバッチリだと思いましたが、
期待している方がいらっしゃると思います。
はい。
お話は聞いたんです。ただ、スケジュールとか
体調のこととかあって、木曜日の収録なんですよ。
ということで、収録で谷川選手のインタビューをお送りします。
もちろん試合の感想は録ってあります。
これも収録が終わったあとで、お送りします。
今日のゲストは、清水エスパルスＤＦ谷川烈選手です。
どうもこんばんは。
こんばんは。
こんばんは。
よろしくお願いします。
お願いします。
いきなりですが、“たにかわ”、“たにがわ”、どちらでしょう？
“たにかわ”です。
“たにかわ”が正解ですね。
濁らないのですね。
私なんかよく“たにがわ”選手って言っていましたが、
このへんのこだわりはありますか？
こだわりはないです。
でも、ばあちゃんとかこだわっているっぽいですよ。
“たにがわ”って言われると“たにかわ”ですって言います？
“つよし”っていうのも、読みにくいですよね。
そうですね、“れつ”とか。
どういう意味があるんですか？強烈の“烈”ですよね。
よくわかんないけど、強く生きろじゃないですか？
強く生きていますか？
はい、生きています。
ということで、ホントは生でお送りしたかったんですが、
体調が崩れてしまったということとスケジュール的にも
収録で残念です。
なんか、21日のジュビロ戦の時なんか、最悪だったとか？
風邪で体が動かなくて、それでも頑張ってやったんですけど。
いまいちでしたね。
風邪は急に？
アウェーのベルマーレ戦の次の日あたりから、
ちょっとひいて、それがずっと続いています。
ウィルスか何かですかね？
ちょっとわかりません。
子供が腹出して寝たみたいに。
あはは、ちがいます。理由はわかりません。
症状はどうでしたか？
咳、のど、
発熱は？
無いです。
今はどうですか？
今週は、鼻水です。
じゃあ、まだ万全じゃないですね。
はい。
季節の変わり目ですから、気を付けてください。
さて、質問になりますが、谷川選手って冷静といわれますが、
自分で冷静と思いますか？
落ち着いていると思いますよ。
今日も、自動車学校で適性検査があって、
当たっていましたね。冷静です。
どんな結果でした？
自己中心的でした。
どんな質問があるんですか？
なんか全然関係ないようなことなんだけど、
それを“○×”とか、“はい、いいえ”で選んで。
“○”とか“はい”が何個以上とか？
それをコンピューターでやってくれて。
それで、冷静沈着だと？
はい。
良いことですよね、冷静沈着って。
でも、試合中はもっと激しくいかないと。
でも、冷静に熱くってよく言いますよね。
その熱くの部分は自分としてどうですか？
足りないんじゃないですか？
わかんないけど。
まあ、人それぞれ性格が長所ということは、
裏返しの短所ということですからね、
性格的に冷静で得したことはあります？
損したことはないですけど、得したことは
イエローカードはもらわないですね。
今までの18年、イエローをもらったことは無い？
あっ、あります。１枚。でも、おかしいんですよ。
ボールを手で持ってたら、すぐに出されちゃって。
がっかりきました。
手で持っているって？
俺がファウルして、みんながポジション戻るまでゆっくり
やるじゃないですか？ボールをちょっと遅らせようと。
それで、パッと出されて。
時間稼ぎと思われた？
いつの話ですか？
この前ですよ。Ｊユースカップの試合です。
「これでもう」って、狙っていたんですね。生涯。
生涯ノーイエローカード。
それはエスパルスとしていい目標ですよね。
かなりへこんだでしょう。
へこみましたよ。
その試合は勝ったんですけど、でもなんかブルーで。
でもイエローをほとんどもらわないって、素晴らしいことですね。
それで肝心なときに行かなくなってしまうってことはないですか？
それは無いですよ。
でも、先輩とか上の人に「もっと強く行け！」って言われます。
そのへん、もうちょっと強く行けるように、勝てると思ったら
強く行って、勝てないと思ったら行かないようにしたいと思います。
強く行くって、うまくルールの範囲で、
ペリマン監督が目指す強さですよね。
そうです。
冷静な人って、何かチャンスの時にすぐに手を
挙げられないってことありませんか？
そういうのって、あるんですかね。
女の子に対しても。
奥手ですね。
じっくり考えて、チャンスを逃すとか？
あるかもしれませんね。
よく考えてみると？
はい。
なにか思い当たるんだ？
いや、別に。
思い当たるような顔をしていましたね。
女の子の話をしたらね、“あの時！”なんてね。
深くは突っ込みませんが。
続いて質問ですが、よく人を見るときに
にらんでいるようですが、視力が悪いのですか？
ぜんぜん。にらんでなんかいませんよ。
じっくり観察するとか？
いや、わからないですけど。
視力はどれくらいですか？
僕は左が良くて、右が悪いんですよ。
2.0と0.7です。
えぇっ！ それはまた極端ですね。
なんでですか？
理由はわからないです。
でも左目にシュートが当たったことはあります。
いい方？
いい方です。
当たって、視力が上がったわけじゃないですよね。
思い当たることはそれぐらい？ 不思議ですねぇ。
ところで、ギターが趣味なんですか？
趣味って言うか、暇があればちょっと鳴らしたり。
いつ頃からやっているんですか？
中学３年生頃です。
なぜ？
友達の間ではやって、僕もやってみたいなと思いました。
いま腕前はどれくらいですか？
ぜんぜん、へたくそです。
弾ける曲はなんですか？ 得意な曲とか？
得意な曲は特にないですけど、コードでじゃんじゃん弾いて。
歌いながら、弾き語りとか？
はい。
ほ〜っ、
静岡の地下街でデビューするときは教えてくださいって
リスナーさんからきていますよ。
人に聴かせたいって思いますか？
無いですよ。地下街なんかでやるのは恥ずかしいですよ。
学園祭とか、クラス会とかでは？
音楽の時間にみんなの前でやったことはあります。
どうしてまた？
一人ずつ発表しなさいって
順番で？
はい。
何をやりました？
スピッツかそのへんです。
若いですね。
スピッツねぇ。
弾き語りで。
はい、友達とかと。
そういうちょっと違うことをやると、サッカーのことを
忘れられるとかストレス解消になります？
はい、なってると思います。
学生でしたからね、勉強もしながらですからね。
今年から晴れてプロになりました。
プロになって変わったことってあります？
お金がもらえることが違いますね。自分でしっかりしていかないと。
お金をもらっているから、変なプレーは出来ませんからね。
いままではアマチュアというか、お金をもらうことで
より厳しさが必要だと自覚しています？
はい。
お客さんは、お金を払うとプレーに対して厳しくなる部分が
ありますね。今までは「ドンマイドンマイ！」って言っていたのが、
「コラー！」って言ったりして、そういうのって気になります？
気にならないですよ。
でも、やっぱりプレッシャーになります。
この間ＬＧチタス戦で、お客さんはあまり一杯では
なかったですけど、あの時はどうでしたか？
緊張しました。
それはお客さんがスタジアムに一杯いたから？
それもあると思うし、ゼロックス出た人達は試合に出なかったですけど
でも一応トップの試合でしたから、それなりに緊張しました。
緊張するっていうことは、それなりに重要だと思ったわけですね。
あの時のプレーね、確か話を聞いたときに、最初は「見えないで
しょうけど、緊張してたんです」って言っていましたね。それで、
「後半は慣れて積極的に出ていけるようになった」って話していましたね。
自分のディフェンスの良さをアピールしてください。
う〜ん、ヘディングはあまり強くないですけど、
西澤さんとかと違って、読みで勝負する方だと思います。
カバーリングとか、前に出てボールを取っちゃうとか、
そういうところで勝負したいと思います。
西澤さんと違うって？
西澤さんは、強いじゃないですか。
フィジカルコンタクトで？
まだまだですね。
そうなると、ラインのコントロールしたりとか？
いろいろなことが忠実に出来るようにして、
それで勝負したいと思います。
もともと、サッカーはじめたきっかけってなんでしょう？
きっかけは、良く覚えていないんですけど、なんか運動したいなって
いうことで。ちょうど、サッカーがあったんで。
でも写真とか見ると、小さい頃からサッカーが好きだったみたいですよ。
あんまり覚えていない？
覚えていないです。
いつの間にか、なじんでいるとか？
あ、はい。
始めた頃って、ポジションはどこをやっていました？
はじめ、背が大きかったんでキーパーやらされたんです。
よくありがちですね。
キーパーやって、いろいろなポジションやって、
小学校の時はどこのポジションもやりましたね。
自分で、ここのポジションがいいってところはありました？
６年生の時、ＦＷをやっていましたね。
強い相手だと後ろをやったり。
けっこう、中心選手だとポイントのところを
やらされるんですよね。監督にね。
そうですね。
今では、正直、ＦＷをやりたいと思いますか？
いや、思っていません。
自分はＦＷ向きではないと、この歳になるとわかりますから。
どんなところから？
ＦＷは平松みたいに、自分が思うままにプレーする。
ああいう感じがＦＷぽいなぁって。僕は忠実にいろいろなことを
やるほうだから、ＤＦ向きかなと思います。
最近のＤＦは、サイドは攻撃的な人がやりますよね。
でも、真ん中って性格とか含めて落ち着いた人が多いなって
思いますよ。ＤＦ向きっていう性格、あると思います？
あると思います。
やっぱり、ＦＷは平松君の方が向いているってわかるような気がします。
自由奔放というか。彼はポジション、どこでも良さそうですよね。
さて、この番組でシーズン前に順位予想をやるんですけど、
その時に協力してくれました。
お父さん。
あはは、
谷川選手のお父さん、谷川治さん。
静岡新聞の運動部の専任部長ということで、
いま基本的にはエスパルス担当をやっているんですよね。
はい。
これは、子供としてはどうですか？
ちょっとつらいですね。
どういうつらさですか？
キャンプで石垣島に行っても、「お父さんだ！」です。
せっかく家を出たのに？
はい。
お母さんがいたら、まるで家族旅行ですね。
あはは、
親子の会話って、あるんですか？
はい、ありますよ。
中学とか高校とかは？
はい。
当時はそんなに接触することはなかったでしょ？
はい。
去年あたりから、お父さんがエスパルス担当になって、
頻繁に足を運ぶようになりましたね。
練習をみて、そのあと家で顔を合わせて、話をしますか？
サッカーの話はそんなにしませんよ。
誰が良かったとか言ってきますけど。
それが記事になっていることはないですか？
あはは、わからないです。
谷川烈選手の見た記事が静岡新聞に載っていることはないですか？
服部選手とかに、サッカーと関係ないところでなんかやっていると、
「お父さんに言うぞ！」って言うんですよ。
なるほどね、おどしかなぁ？
「お父さんに言うぞ！」はつらいですね。
また目の前にいますからね。
ほかの選手には言われないですか？
たとえば同級生軍団とか。
同級生軍団は何も言いませんね。
お父さんとは同じような職種ですからお話ししたりしますが、
よく父兄で集まって悩みを相談しあったとか聞きましたけど、
市川選手のお父さん、お母さんとか？
仲良しですよ。
自分だったら、たまらなく「やめろ！」って言いますけどね。
谷川選手は、そうは思わないですか？
いや、出来れば・・・・・、いやですね。
向こうもやりにくいって思っていますよ。
だからね、トップで出るようになったらどうしようかと言ってたし、
「やめてくれ！」って言いたくなるって言っていましたよ。
向こうがですか？ こっちがですよ。
まあそう言っているのも対外的な部分で、ホントに
かなり遠いところまでくっついてきますからね。
親心ですね。
でも、息子が活躍した記事をおやじが書くことは
谷川家としては良いことですよね。
いいっすよね。
それを目指して。
近い将来でしょうね。
ちなみにお父さんに何か書かれたことはあります？
無いです。逆に書きにくいかもしれません。
普段の谷川烈はこうだとか、性格はどうだとか？
給料もらったら、何かプレゼントをするんですか？
あんま、考えていないです。
最初の給料は振り込まれました？
はい。
月末？
はい。
どうします？
なんか、どんどん減っていくんですよ。
堅実な性格ですから、郵貯とかしてないですか？
いままで学食とかで昼飯を食っていたから、すごく安いんですよ、
それが一回千円くらいの飯になってきて、
だからけっこう減っているなぁって思います。
車は？
車は、いま自動車学校に行っています。
何を買おうと思っています？
初めは中古から入ろうと思っています。
おやじを超えた車に乗っちゃダメですよ。
そういえば、おやじは嘆いていましたよ。
遠征はスーツでしょ。おやじは「洋服の青山で買え！」って
言っているのに、本人は「ブランド物じゃなきゃヤダ！」って
そういう話を聞きましたけど？
これは息子の意地というか、同世代の？
はい。
そういうのって、ありますからね。
若いヤツってみんなそうですよね。
目標にする選手やあこがれている選手はいますか？
目標とあこがれは、ちょっと違うんですけど、
目標の選手は、エスパルスのＤＦの人達で、
みんな代表クラスじゃないですか？
だから、練習中に真似したり、技術を盗んで、見本にしています。
ハーフコートで８対８とかやるとき、エスパルスは
ＡチームとＢチームをハッキリと分けないですよね。
若手とベテランとか？
混じってやるでしょ。？
すごくタメになるでしょ？
そうですね、いろいろ教えてくれるし。
やっぱり、言葉でも？
はい。
手の使い方とか、ジャンプのタイミングとか。
いろいろフィードも。
それぞれタイプが違いますが、森岡選手、斎藤選手、戸田選手。
それぞれの良いところを吸収しているのですか？
はい。
これは素晴らしいプレーヤーになると思いますよ。
究極の代表になりますね。責任は重大ですね。
で、好きなプレーヤーは？
少し前まで、クーマンとか好きで、今だったらフランクデブーとか。
ああいう正確なキックが蹴りたいですね。
キック力というか、あんまり曲げたりしないで
ドカンと壁を吹っ飛ばすような？
だから、一発でパス一本でディフェンスラインからＦＷに出して、
エスパルスはそういうサッカーじゃないけど、シュートするような。
でもね、清水も多少そういうのを織り交ぜようとしていますね。
じゃあ、クラウジオみたいなのとは違います？
違います。
フィードですね。長めのフィードを正確に出したいと？
そうです。
それはぜひ、必要ですよね。
はい。
そういう意味で、クーマン？ 今は？
う〜ん、みんな好きですけどねぇ。海外の選手。
よく見ますか？
はい。
お気に入りのチームは？
マンチェスターです。ミーハーっぽいですけど。
でも、それはしょうがないですよ。私も好きですよ。
イングランドだったらマンチェスターユナイテッドですね。
イングランド行ったときに、買い物に行きましたよ。
この番組でもマンチェスターは、どっちかというと個人で
誰が好きという人が多いんですけどね。
では、ゆくゆくは海外でやりたいと思っています？
はい、やりたいです。
将来的に、海外でサッカーをやることは
夢から現実になりつつありますが？
でも、中田選手が活躍する前から思っていました。
将来設計として？
やっぱ、やってみたいなって。
なんか谷川君って夏休みの計画表みたいなもの作っていません？
そんなのないですよ。
でも、目標はたてましたね。
具体的に？
短期、中期、長期と。
おー！これは不況に悩む各会社の人達に聞いてほしいですね。
でもこれは、イチとか平松とかもみんなやっていますよ。
中学の時のジュニアユースでミーティングやったんですよ。
それを忠実に守って？
はい。
聞かせてくださいよ。短期計画は？
Ｕ−16の代表に入ることとか、サテライトの試合に出ることとか、
そうすると、中期は？ 長期計画とそんなに変わらないんじゃ？
そんなに変わらないですよ。
長期は、ワールドカップに出ること、
それで、海外でプレーすることです。
ワールドカップって何年のでしょ？
だから、それが短期になればいいですよね。
ようするに、２００２年と？
でも、年齢的にはそこから入っていかないとね。
はい。
まあ、ディフェンスって代わりにくいポジションですからね。
経験が大事ですからね。
２００２年、次は海外のどこへ行くんですか？自分の計画では？
・・・・・・・・。
絶対に、２３歳でどこに入るって計画表に
書いてあるような気がしますけど？
書いてないですよ。そこまでは。
マンチェスターとか、ユベントスとか？
そんな事ないです。
強いて言うならば？この際、言っときましょう。
う〜ん、イングランドだったら、マンチェスターですけど、
でも、セリエＡはけっこう好きなんですよ。
ある意味で、世界最高峰ですからね。
斎藤選手なんか、オフを利用してチェルシーの練習に行きましたね。
オジーとかを頼ってちょっと行こうかなって思わないですか？
とりあえずエスパルスで出ないことにはしょうがないですから。
それはそうですね。
まあ、ゆくゆくはせっかくオジーと築いた絆を使わないわけには
いきませんね。オジーが辞めるときにこの４人の名前を覚えてくれて、
谷川選手も入っていましたよね。
お父さんがね、「やめてくれ！あんな事を言うのは。本人がその気に
なっちゃうから」って言っていましたよ。
やめてくれなんですか？
そりゃ、まあ、裏返しですけどね。
でも、その記者会見の時にはお父さんはいましたからね。
真っ赤になっていませんでした？
真っ赤にはなんないですよ。そんなに若いお父さんじゃないですから。
でも、そう言われたことは自信になったんでしょ？
なりますね。
なんか、俺の名前が無いことは多かったんですよ。
和田、市川、平松って。
ナビスコ杯で、ちょっと派手目に登場したからでしょ？
でもやっぱり、自信というか、そのあとのお別れ会でも
いろいろ言われたし、
オジーから？
はい。
アドバイス？
はい。
じゃあ、一つのきっかけにはなっていますね。
プロでやっていくと言うことでも。
う〜ん。
あの人が認めた選手、代表って言っていた人は、
ド〜ンと入ってきましたからね。
そうですね。
あとはノボリと真田選手が入ればね、パーフェクトですよね。
田坂選手もそうなんですよね。オジーがほしがったんですよ。
そうなんですか？
去年のナビスコ杯の人がいないときに、田坂選手がほしいって。
で、代表に入っていますからね。素晴らしいですよね。
ということで、将来はマンチェスターユナイテッドに入るということで、
ワールドカップに出てね、夢は大きく、応援に行きたいですね。
今日は時間が短かったですけど、また機会があったらお願いします。
ギターを持ってね。
今日は谷川選手に出演してもらいました。
どうも、今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
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