== プレスリリース ==   ● ASIAN CUP WINNERS CUP 2000/2001 3位決定戦の結果   2001/5/19(土)18:00 kick off at Prince Abdullah Al Faisal Stadium     [入場者] 3,500人 [天候] 晴 気温 34℃ 湿度 70%   <主審> FARES TAJADDIN(SYRIA)  <副審> ARABATI FATHI(JORDAN)   <副審> AL-ABED ZAKARIA(LEBANON) <第4の審判> KIM TAE YOUNG(KOREA)              1−1   エステグラル   清水エスパルス 3   1 ESTEGHLAL(イラン)            2−0    ◆得点者    18分(清水)     3/古賀    33分(エステグラル) 22/アリ・レザ・バヘディニクバカト    75分(清水)     17/横山    89分(清水)     17/横山    ◆交代    41分(清水)     13/平松(←8/アレックス)    62分(エステグラル) 16/アリ・レザ・アクバポール・ゴバンニャック               (←15/ファザド・マジディ・ガディカラエイ)    74分(エステグラル) 9/セヤド・アリ・モウサビ               (←17/アーマド・モメンザダー・コレンジャン)    79分(清水)     12/吉田(←18/バロン)    80分(エステグラル) 18/アリー・サメラー(←12/モジャヘド・カジラヴィ)    ◆警告    54分(清水)     2/斉藤    68分(エステグラル) 8/モハメド・ナバディ・メラバニ    ◆チーム合計      清水エスパルス        エステグラル   後半 前半 合計       合計 前半 後半   4  5  9  シュート  10  4  6   4  4  8   GK   6  3  3   4  0  4   CK   6  4  2   3  3  6  直接FK  9  5  4   3  0  3  間接FK  3  3  0   3  0  3 (オフサイド) 3  3  0   0  0  0   PK   0  0  0    ◆試合内容     <前半>    準決勝に引き続き、暑さと高い湿度、長い芝という悪いコンディ   ションの中でキックオフされた。しかし準決勝と違い、エスパルス   の選手たちの動きは良く、プレーのテンポが上がってくると同時に   多くのチャンスを作り出していった。    18分、澤登のドリブルから右サイドに開いていたバロンにパス、   バロンが上げたセンタリングに対して中央に走り込んだアレックス   に相手DFがつられたところ、その外側で長い距離を走っていた古   賀がフリーとなってシュート。先制点を挙げる。    その後も右サイドの市川が起点となってクロスを上げるがバロン、   横山が合わせられずチャンスをつぶす。    32分、横山とバロンがつないでゴール前決定的なチャンスを作る   が横山が決められず、逆にそのボールをつながれて左サイドからカ   ウンター気味にエステグラル22番がもちこみシュート。同点とされ   てしまう。    その後も決定的なチャンスがあったが得点に至らず、前半終了。     <後半>    後半に入るとお互いに運動量が落ち始める。    エスパルスは前半にアレックスに代わって投入された平松が左サ   イドからドリブル突破を見せてチャンスを作る。逆に右サイドの市   川は疲れからかオーバーラップが少なくなっていった。    一進一退の攻防が続く中、75分、左サイドで粘ったバロンがセン   タリング。中央で横山がDFを背負いながら絶妙なボレーを決めて   勝ち越し。その直後、疲れの見えたバロンに代えて吉田を投入し、   横山の1トップ、澤登の 1.5列目という布陣に切り替える。    その後もチャンスを作るが得点できず、逆にエステグラルは選手   交代で高さのあるFWを投入しDFからロングボールを放り込むと   いう形で攻めてくるが、エスパルスのDFが必死のクリアーを見せ   て切り抜ける。    そしてロスタイムも2分以上が経過した時、右サイドの市川から   の絶妙のセンタリングを横山が2点目と同様DFを背負いながらボ   レーシュート。ゲームを決定付ける3点目を挙げてそのまま試合終   了。    ◆試合終了後のゼムノヴィッチ監督コメント      準決勝で負けて、3位決定戦というモチベーションの保ちにくい   ゲームだったが、プロらしく最後まで 100%出して戦い抜く事を、   試合前に選手たちに言った。    1点先制して、その後の大きなチャンスを失ってから失点し、精   神的に難しい状況になったがそこからもう一度立て直して後半を戦   い、2得点して勝つことが出来た。しかし今日もプレーのテンポ、   リズムはいつもとは違い、良くなかった。両サイドのアレックス、   市川が機能しなかった。そんな中、アレックスに代わって入った平   松は良い仕事をしたし、横山も期待に応えてくれた。今日は横山の   俊敏な動きがエステグラルの高いDFを打ち破ることができると思   って起用した。    今大会は厳しいジュビロ戦を戦った翌日にサウジアラビアに移動   し、疲れと暑さと時差ボケに悩まされて、身体的に大きな負担を抱   えた戦いだった。エスパルスが日本で見せるいつも通りのプレーが   できれば間違いなく優勝できた。海外ではいつも通り戦うことが今   後の課題である。    優勝を逃したが、今日の勝利は今後のリーグ戦に向けて、大きな   勢いを作る良い勝利だった。    ◆決勝 20:45 キックオフ                 2−1    AL SHABAB 4   2 大連実徳               2−1    ◆ ASIAN CUP WINNERS CUP 2000/2001結果     ・優勝  AL−SHABAB(サウジアラビア)   ・準優勝 大連実徳(中国)   ・3位  清水エスパルス   ・4位  ESTEGHLAL(イラン)   ・フェアプレー賞 清水エスパルス