緑色の苔は美しいものですが，盆栽として適切に管理するためには
年に一度はかき取って更新する必要があります。

盛り上がるほどに生えた苔をはがしてみたら， 根が苔の中にまで入り込んでいました。
苔をいつまでも放置しておくと，このように根が上がってきてしまいます。

苔のせいで土の表面が見えなくなっていましたが，
はがしてみたところアリが巣を作って産卵をしていました。
アリはアブラムシやカイガラムシと共生関係にあるため，
害虫を防ぐためにもきちんと駆除する必要があります。

夏場にかき取ってしまっても，その後の管理が適切なら
冬場には美しく生えそろった苔を鑑賞できます。

西洋カマツカ（撮影：3月）