海老原医院

    上部消化管内視鏡検査 (経鼻内視鏡を始めました。)

食道〜胃〜十二指腸を観察します。検査時間は10分程度です。

前日の夕食は午後9時までに済ませ、当日は朝食を摂らずに来院してください。

 内視鏡検査は予約が原則ですが、予約が少ない場合には当日でも行える場合もありますので、ご相談ください。

 過去の内視鏡検査の結果や写真をお持ちの方、人間ドックや住民検診の結果、バリウム検査などのある方は、ご持参ください。

 また現在治療中の病気のある方や、お薬を飲んでいらっしゃる方は、予約の際にお申し出ください。

 検査前に軽い鎮静剤と消化管の動きを抑える薬を使いますが、完全に眠らせてしまう麻酔は使いません。一緒に検査画面を観ていただける程度の鎮静状態で検査を受けていただきます。鎮静剤には呼吸抑制などの副作用もあるため、高齢の方や循環器系、呼吸器系の合併症のある方には、鎮静剤や消化管の動きを抑える薬を使わないこともあります。また鎮静剤の使用を希望されない方はお申し出ください。

癌などが疑われる病変があった場合は、組織検査を行います。小さな鋏のついた鉗子(生検鉗子)を使って、病変部を少量切り取ります。若干出血がありますが、局所に止血剤を散布して、完全に止血を確認してから内視鏡検査を終了します。

検査終了後は診察室まで自力で歩いて、検査結果の説明をご理解いただける程度まで回復してからご帰宅いただきますが、3時間程度は車の運転や、危険作業などは控えてください。

当院は電子内視鏡スコープ2本、全自動内視鏡洗浄機を備えております。

院内感染を防ぐため、検査後のスコープは一番厳しい国際基準に基づき、強酸性水とグルタラール消毒液による消毒を行っております。マウスピースや生検鉗子など直接患者さんに触れるパーツについては、オートクレーブによる高温殺菌を行っております。(詳しくはこちらをご覧下さい。)

海老原医院