日本海軍の戦闘機を載せていきます
種類が多いので写真も増えていく予定です
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アオシマの1/72 紫電改(二一型)とタミヤの紫電一一型です。紫電シリーズを並べると迫力あります。太めの機体に萌えます。
姿の良く似た両機も、並べてみると違いがはっきり判ります。低翼の紫電改(二一型)は、胴体が少し長く紫電よりスマートに見えます。
オムスビ型の胴体と推力式排気管が目を引きます。胴体の日の丸も大きく書かれています。誤認を避けるためかもしれません。
ハセガワの 1/72 零戦五二型です。今でも色あせない傑作キットだと思います。少年時代の憧れの機体です。とくにこの五二型は1ノットでも最大速度を上げるため推力式単排気管を取り入れていて機首周りが凄みを増しています。
どの角度から見ても、見飽きない不思議な魅力をもつ機体だと思います。大戦の全期間を通じて使用され続けた零戦は多くの型が存在しますが、どの型も私は大好きです。多くの戦訓を取り入れて変化していく機体にはいつも興味が沸きます。
機体の後端部が点で終わるのは、三菱の零戦設計スタッフの特徴のようです。零戦は2千馬力級の機体と比べると線が細く、威力不足にみられますが、ベテランが操縦する五二型は大戦後期でもまだまだ十分強力な機体です。
両翼から長く突き出た二十粍機銃は、ベルト給弾とした携行弾数125発を有する二号銃です。零戦の強力な主力武装です。また、視界が卓越して良い風防は他の戦闘機に比べて零戦の大きな長所だと思います。
勇壮無比な、長距離の銃撃隊として有名な第一御楯隊の出撃シーンを想いつつ撮影しました。零戦は制空戦闘機の模範のような機体です。増漕を搭載することで洋上を長躯進撃できました。航法を担当する彩雲のような偵察機と連携すれば遠距離の進攻作戦を実施できました。
タミヤ 1/72 紫電一一型甲です。熊蜂を連想させるズングリとした容姿に趣きがあります。甲型独特のゴンドラ式二十粍機銃が見所の1つです。WW2の航空戦では一瞬の隙を覗うような戦いが多いので、一撃で与えうる攻撃力の大きさが重要になっていました。
機首カウリングの形状は紫電独特の特徴があります。下部の滑油冷却吸気口は、フカの開いた顎のようで迫力があります。紫電の母体となる水上戦闘機「強風」と違って吸気口は大きく開いています。これは発動機の違いによるものと思います。
斜め後方からみた姿は太い胴体が強調され力強いです。中翼の戦闘機は日本機では珍しく、独特の大きなフィレットも趣きがあります。日本機全体に言えることですが、視界の良い水滴型風防はとても洗練されて見えます。視界について、搭乗員の意見がシビアなことが良かったのかもしれません。
カウリングの横に付いた滑油中間冷却器も、紫電独特のアクセントです。南方戦線用として装着されたものですが、紫電一一型には全て装着されたようです。中翼のため、主脚が長いところも趣があります。複雑な2段式引き込み脚の動きを、実際に動画映像で見てみたいです。もし、当時の離発着映像が残っていたら、本機のファンが増えると思います。
手前がタミヤ、奥がアオシマの紫電です。どちらも本機の特徴をよく掴んだ1/72スケールの傑作キットだと思います。強風という水上機の機体を流用して陸上機化したのが紫電ですが、強風の特徴を大部分残しています。陸上機としては荒削りな機体ですが、そこが個人的に好きなところです。紫電はいくつかメカニズム上の問題を抱えていた様ですが、自動空戦フラップなど、これまでにない新機軸を多く搭載する機体には、やはり心惹かれます。
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