日本海軍 特殊艦艇のページ

日本海軍の二等輸送艦です。タミヤ1/700 WLシリーズの傑作キットです。一等輸送艦も入っていています。よくぞキット化してくれた、と今でも感謝しています。
一等輸送艦です。一等輸送艦は艦尾のスロープから運貨船や甲標的をそのまま走り降ろすことが出来ます。
一般的なグレーの軍艦色ではなく、緑系迷彩色で塗装してみると意外に気に入りました。艦首に大きな扉がある方が二等輸送艦です。全速力で海岸の砂浜へ乗り上げ接岸し、車両を揚陸するという勇壮な艦艇でした。
伊361型潜水艦です。潜輸大もしくは丁型と呼ばれる輸送専門の潜水艦です。私の大のお気に入り艦艇です。二隻の艦番号は伊361と伊367としてみました。
輸送艦艇を並べてみました。輸送手段は違えども目的は同じなのです。困難な任務を黙々と遂行する特殊艦艇たちです。
末期の輸送艦艇は戦況上、強行突破が必要なため、速度や防空能力が向上しています。このような特殊艦は強行輸送という重要な使命を担うために特に必要で、渇望された艦艇でした。
丁型潜は輸送が主任務ですが、会敵した際は攻撃が行えるように、二門の発射管を有する艦もありました。輸送船団と会敵した伊363潜では、実際に魚雷を発射し、戦果を上げたとのことです。
隠密性を高めるためにデザインされた艦橋はこの潜水艦の一番の見所だと思います。電探波が反射し難くするため思い切った形状を採用しています。
この丁型は広い甲板と太い船体が特徴の潜水艦です。離島への物資輸送という戦略上重要な任務につき、幾度も成功しています。
戦況に応じた儀装が初めから施されています。潜水艦用の対水上電探(22号)を艦橋前部に1基、上部に逆探1基を装備しています。
正規の攻撃型潜水艦と比べるとかなりずんぐりしています。生産性を考慮して船体は量産向きに設計されています。
戦時中に計画されたにも関わらず同型艦11隻全てが竣工したことを考えると本艦の有用性がよくわかります。戦時計画艦はそうした艦艇が多いのです。

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