日本海軍 小型艦艇群(駆逐艦、海防艦編)
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ピットロード 1/700 海防艦シリーズの傑作キット 択捉型です。北方海域の厳しい環境で、船団護衛を担当する占守型を基に工程を簡易化したのがこの擇捉型です。
開戦と同時に多数起工され、平均11ヶ月程の建造月数で14隻が続々と竣工しました。護衛艦の不足は深刻で、海防艦の竣工は即、実戦配備でした。
占守型や択捉型は早期から護衛戦に参加し、さらに後半の厳しい対潜作戦にも従事することになりました。構造が複雑で多くの工数を必要としますが就役後の実績は極めて好成績とのことです。
ピットロードの1/700 海防艦 鵜来型(甲型)と丙型です。よくぞキット化してくれました。海防艦は大好きな艦種の1つなのです。海防艦の魅力を余すところ無く再現された傑作キットです。
手前は丙型です。後ろの二隻は鵜来型(甲型)です。鵜来型は強力な爆雷兵装を有していました。三式投射機が多い分、鵜来型のほうが船体が長いのです。
鵜来型の爆雷兵装には目を見張るものがあります。投射機18基、投下機2基の対潜兵装は、世界でも類を見ません。片舷9斉射が可能な為、一回の攻撃力が断然大きいのが特徴です。
量産性を最大限に考慮した、角張った艦形にナゼか魅力を感じます。主敵は潜水艦ですが、航空機にも対処する為、対空装備にも力が注がれています。
量産に拍車がかかったこのクラスの海防艦は、小型艦ながら対空、対水上見張り用電探を装備しています。この頃の戦況において、電探は必須の装備であり、電測員にかかる期待は大変大きなものがありました。
手前から松型(松)、春雨、睦月です。駆逐艦は息抜きに作成しています。特に松型は機能的な艦橋構造と主機関のシフト配置が特徴でお気に入りの小艦艇です。
松型は小型ながら対空火器が豊富なことが判ります。対潜兵装も最新型で強力でした。
小艦艇は後部兵装が強力です。必殺の雷撃を行った後は、最大戦速で退避する必要があります。(相手の砲力が断然勝る)後部を向けて退避時に出来る限り反撃するためです。
後方に潜水艦も置いてみました。みな一撃で大艦を沈める威力を秘めた小艦艇群です。いちばん戦果を上げ、また苦労した艦種でした。
松型(松)、朝潮型(峯雲らしい)、睦月型、特型V(響)と、海防艦を一緒に置いています。基本塗装までで力が尽きました。
上の7隻を別角度から撮りました。小艦艇は沢山一緒に見ると迫力があります。
機銃は少し、ピットロードの装備セットを使っています。T社のキットではほとんど必要ないので、助かります。
手前から秋月型2隻、初春型、松型、1等輸送艦の順に置いています。ディテールアップは諦めて、数をそろえることにしましたが、やはり大変でした。
このようなアングルで撮った実写真が存在するといいのですが。後ろから見る駆逐艦はメカニズム強調されます。秋月型は駆逐艦というより軽巡の様です。
前線への強行輸送任務を目的とした1等輸送艦は対空武装が強力です。苛烈な戦況下すべて損失しています。この種の船が一番必要とされていました。小艦艇ながら迫力があります。
小艦艇群であります。小さな潜水艦は潜輸大といわれた丁型潜水艦です。伊-300番台が付いていました。輸送任務専用の潜水艦ですが回天を積んで戦闘任務にも使用されました。対電探艦橋が魅力的です。
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