12.◆メシマコブ◆ Phelinus linteus
■ 概要 ■
メシマコブは、長崎県の女島(メシマ)に自生の桑の木に寄生するキ
ノコであることからこのように呼ばれるようになりました。タバコウ
ロコタケ科の多年生キノコで、猿の腰掛けと言えば思い当たる方も多
いと思います。
表面は暗褐色、周辺と裏側は黄色で、直径が約30cmの大きさにな
るまで20〜30年もかかると言われています。キノコと名が付いて
いますが、傘のあるキノコとはずいぶんと形が違います。
民間療法ではすでに古くから使われていましたが、30年ほど前に本
格的に研究が始まり、菌糸体の培養技術が確立されて近年製品化され
るようになってきました。
メシマコブは腫瘍阻止率が96.7%という国立ガンセンターの研究結果
があるように、自己免疫力を飛躍的に高めてガン細胞を攻撃し、縮小
させるといわれています。
■ 菌糸体より子実体(しじつたい) ■
メシマコブは菌糸体から成長して子実体と呼ばれる本体になります。
メシマコブの抗ガン作用は、ベータグルカンという多糖体の働きによ
るものですが、菌糸体より子実体の方がより多くのベータグルカンを
含んでいます。
従って、メシマコブサプリメントの原料は子実体の方が望ましいので
すが、菌糸体を原料にしている製品も多くあります。
■ ガン抑制のしくみ ■
体内の免疫力はいくつかの免疫細胞の働きによって成り立っています。
メシマコブはこれらの免疫細胞の攻撃力を増強し、ガンの成長、転移、
再発を抑制します。
・ナチュラルキラー(NK)細胞 → 2倍活性
・Tリンパ細胞 → 3倍活性
・マクロファージ → 3〜5倍活性
・Bリンパ細胞 → 129倍活性
◆主な働き◆
・抗腫瘍効果
・制ガン作用
・免疫力強化
・抗酸化効果
・抗アレルギー効果
・血糖降下作用
・血圧調整作用
・抗動脈硬化作用
・抗ウイルス効果
・抗血栓効果
・抗ガン剤効果の増大
・抗ガン剤の副作用軽減
・ガン転移抑制効果
◆気をつけたいこと◆
・メシマコブは効果の現れ方が早いという特徴があります。
ただし、これは大量摂取した場合で、副作用はほとんどありませんが
いきなりの大量摂取は避けて徐々に増やしていくようにして下さい。
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