20.◆スピルリナ◆
■ 概要 ■
スピルリナは藍藻(らんそう)類という藻(も)の仲間で、なんと35
億年前もから海水中で生きています。とくにアフリカや中南米の高塩水
湖に自生しています。
スピルリナは、ビタミン・ミネラル・アミノ酸・葉緑素・カロチノイド
など40種類以上の栄養素を含み、吸収率も良いことから完全食品とも
言われています。また、強い抗酸化力を持つフィコシアニンを含んでい
ます。
■ 含まれる栄養素の詳細 ■
・ビタミン ビタミンB1、B2、B6、B12、E、K、ベータカロ
テン、ナイアシン、イノシトール、パントテン酸、葉酸、
ビオチン、他
・ミネラル カルシウム、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、リン、
鉄、イオウ、塩素、銅、マンガン、コバルト、亜鉛、他
・アミノ酸 イソロイシン、ロイシン、メチオニン、シスチン、フェニ
ルアラニン、チロシン、スレオニン、トリプトファン、バ
リン、アルギニン、ヒスチジン、アラニン、アスパラギン
酸、グルタミン酸、グリシン、ブロリン、セリン
・色素 クロロフィルa、総カロチノイド、フィコシアニン、他
・脂質 リノール酸、リノレン酸、パルミチン酸、オレイン酸、他
・糖質 グリコーゲン、他
・繊維質
■ ガン転移の予防に期待 ■
スピルリナには、悪玉コレステロールを低下させたり、アルコール代謝
の促進、便秘改善などいろんな作用がありますが、中でも今最も期待さ
れているのがガン転移の予防です。
スピルリナは、ガン細胞が血管内に入ろうとするのを阻止します。血管
に入り血流に乗ってしまうと、ガン細胞は全身にまわって転移してしま
います。
また、スピルリナが体内の免疫細胞を活性化することもわかっています。
免疫細胞が活性化されれば、ガンを抑えることができます。
スピルリナにはガンそのものを抑える働きはないのですが、側面から強
力な援護射撃をするわけです。
今後、サプリメントや医薬品として益々注目されると考えられます。食
品としては非常に安全性が高く、副作用もありません。
◆一日の摂取量◆(参考値)
◆期待される主な働き◆
・LDLコレステロールを低下
・便秘の改善
・貧血の改善
・糖尿病の改善
・アルコール代謝促進
・血圧上昇の抑制
・抗ウイルス作用
・ガン転移抑制
・免疫力の活性化
・アレルギーの改善
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