5.◆コンドロイチン◆ Chondroichen
■ 概要 ■
コンドロイチンはムコ多糖類蛋白複合体と呼ばれる物質で、いわゆる
ネバネバ物質というものです。脊椎動物の軟骨、骨、皮膚、目、血管、
内臓など至る所に存在していて、細胞と細胞をつなぐ重要な役目や、
関節部分で潤滑油の役目をしています。
コンドロイチンは体内で作られますが、作る働きは20才を過ぎると弱
くなり始め、不足してくると肌の衰えや関節の痛み、骨そしょう症な
どの老化現象が現れます。
このため、歳とともにコンドロイチンを含む食品をより多く取り入れ
る必要があります。
フカヒレとか魚の目玉とかに多く含まれていますが、毎日食べるわけ
にいかないのでサプリメントの利用が効率よくて便利です。
サプリメントの場合、コンドロイチン硫酸ナトリウムの形で含まれて
いるものがありますが、脾臓を痛める場合があります。
◆一日の摂取量◆(参考値)
| 成人 | 健康レベルの低い人 |
ムコ蛋白 | 2200〜3800mg | 3800〜5800mg |
◆主な働き◆
・細胞間の水分とイオンの調節
・化骨形成
・関節の潤滑作用
・免疫活性
・感染防止
・創傷治癒
・血液凝固防止
・角膜の透明度維持
・老化防止
◆欠乏すると◆
・肌のシワ、カサカサ ・腰痛
・関節痛 ・神経痛
・五十肩 ・リューマチ
・膠原病 ・ガン
・ヘルニア ・急性、慢性腎炎
・ネフローゼ ・肝硬変
・肺繊維症 ・難聴、耳鳴り
・偏頭痛 ・メニエル病
・眼精疲労 ・角膜炎
・硝子体混濁 ・口内炎
・ケロイド ・円形脱毛症
・指掌角皮症 ・呼吸、消化器障害
◆気をつけたいこと◆
・成分がコンドロイチン硫酸ナトリウムの場合、まれにひ臓を
いためる場合がある
◆多く含まれる食品◆
・サメ軟骨
・フカヒレ
・ウナギの蒲焼き
・鶏がらスープ
・魚の目玉
・すっぽん
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