13.◆マーガリンは食べ物ではない◆
マーガリンの材料の油脂は常温では液体であるため使いにくく、水素を
添加して常温で固めるように処理されています。
ところが水素添加のために分子の立体形が変わってしまい、自然界には存
在しないトランス型という脂肪酸になってしまいます。
この脂肪酸が、体機能を調節するプロスタグランデンというホルモンの生
成を妨げ、免疫力の低下などの重大な結果を招いています。ショートニン
グも同じように水素添加された油脂です。
マーガリンを直接食べなくても、パン、クッキー、ビスケット、パイ、冷
凍食品など、マーガリンやショートニングを使った食品は非常に多くあり、
知らず知らずのうちにこれらの油脂を取っていることになります。
花粉症やアトピーなどのアレルギーが増えているのもこれと無関係ではあ
りません。すでにドイツではマーガリンの販売は禁止されています。マー
ガリンを作っている会社からは恨まれそうですが、健康のためにはお食べ
にならないほうが懸命です。
食品の成分表を必ず確認する習慣をつけましょう。
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