23.◆日焼け装置でガン◆

小麦色の肌はかっこいい、と勘違い(？)して紫外線ランプで人工的に小麦
色の肌をつくる日焼けサロンの利用者は、利用しない人よりも皮膚ガンに
なる危険性が最大２.５倍も高い、と米ダートマス大学のグループが米国
ガン研究所雑誌に発表しています。

研究グループは、２５歳から７４歳までの基底細胞ガンという皮膚ガン患
者６０３人、扁平上皮ガンの患者２９３人、皮膚ガンでない人５４０人に
面接し、人工日焼け装置の利用経験を尋ねたところ、日焼け装置の利用者
は、利用経験のない人に比べ、基底細胞ガンでは１.５倍、扁平上皮ガンで
は２.５倍もガンになりやすく、若い時に利用を始めた人ほどガンにかかり
やすいことが分かりました。

研究グループは「日光浴など他の要素ではガンになりやすさを説明できな
い」と指摘。若い人は日焼け装置の利用を避け、成人の場合も利用前に十
分な説明を受けるよう勧めています。