35.◆ゲーム脳◆
少年犯罪が後を絶ちません。しかも一昔前なら考えられなかったような
犯罪が増えています。その原因の一つとしてゲームのやり過ぎが指摘さ
れています。なぜゲームなのでしょうか。
とくに反射を必要とするゲームが問題なのですが、要約すると、
・思考や善悪の判断は脳の前頭葉が受け持つ
・前頭葉は子供の時から環境によって形成される
・反射ゲームは前頭葉を使わない
・子供の時からゲームに没頭すると前頭葉が全く発達しなくなる
・前頭葉の未発達は短絡的な犯罪を罪の意識もなく犯してしまう
ということです。これがゲーム脳といわれるものです。
確かにテレビゲームやゲームセンターに没頭している子供を見ると、遊
んでいる場所が違うのではないかと思ってしまいます。
前頭葉が発達しないとキレやすく暴力的になり、また筋道立てて物事を
考えられないので日常生活にも支障が出ます。前頭葉は8歳までに発達
していないと、これ以降の発達は難しいと言われています。つまり、子
供の時にゲームに没頭していると、一生にわたって取り返しのつかない
脳を作ってしまう可能性があるのです。
で、どうすれば良いかですが、まずはゲームの時間を親がしっかりと管
理することです。すべて禁止にするのではなく時間を制限するのです。
一日に30分から1時間以下にします。
それから日常とは違う楽しい時間を多く持つようにします。非日常的行
動が前頭葉を発達させるのです。たとえば、小さいうちならなわ飛びと
か、あっち向いてホイ、など何でもないことが前頭葉に良い影響を与え
ます。
ゲーム以外に没頭できるものがあるのも良いことです。スポーツや音楽
などできるだけ多くの人と接する機会がある方が好影響を受けます。
都会ではむずかしくなりましたが、公園などで友達と遊び回るのはとて
も大事なことなのです。昔はそれが当たり前でした。
考えさせることも大切です。日常の会話の中で質問を出し、考えて答え
させる習慣も前頭葉発達に役立ちます。
食生活も大切です。清涼飲料水やスナック菓子、ファーストフード、イ
ンスタント食品ばかりでは、ゲーム脳でなくても脳はおかしくなってし
まいます。
少年犯罪は大人の責任もきわめて大きいですが、このような子供時代を
過ごした大人が、やはり常識では考えられないような犯罪を犯すのです。
日本がファミコンゲーム大国と言われているのは、決して自慢できるこ
とではない気がします。
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