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55.◆酒に弱い人は脳梗塞の危険性◆

酒に強いか弱いかは、生まれつき持っているADHとALDH2という2つの酵 素の働きによって決まります。 これらの酵素がない人はどんなに頑張っても酒に強くなることはありま せん。ただ、大量に飲み続けた場合、肝臓にあるチトクロームという酵 素が増えてアルコールを分解し始めると、酒に強くなるという現象が起 こります。いわゆるアル中状態です。   しかし、これを喜んでは命取りになります。チトクロームは本来は体内 に入った毒物を分解するための酵素ですから、チトクロームが増えるこ とで薬なども分解してしまいます。麻酔なども効かなくなりますから、 いざという時に大変な事になってしまいます。 さて、ADHとALDH2の働きが弱いとどうなるのでしょうか。日本医科大学 などの調査によると、ADHの働きの弱い人は強い人に比べて2倍、脳梗塞 になりやすく、ALDH2の働きの弱い人は強い人に比べて1.6倍アルツハイ マーになりやすいとされています。 これは男性の場合で、女性はエストロゲンという女性ホルモンがADHの働 きを強めるため、脳梗塞にはなりにくいようです。 アジア系人種はADHやALDH2が欠損したり働きが弱い人が多く、日本人は 約4割いるといわれています。白人や黒人には欠損型はまずいません。 酒に強いから脳梗塞やアルツハイマーは心配ない、と飲み続けてよいか というともちろんそんなことはありません。肝硬変や糖尿病の危険が待 っています。 また、酒に弱い方のADHやALDH2の働きを後天的に強くすることはできま せんので、食事や抗酸化物質の摂取などで脳梗塞やアルツハイマーへの 対策を取っておく必要があります。
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