71.◆日本は飽食なのに栄養欠乏◆
現代の日本では、お金さえ出せば食べられないものはないほど食べ物に
あふれ、コンビニやファミレスなどが至るところにあって、いつでもど
こでも食べたい時に食べることができます。
いわゆる飽食の時代だと言われています。しかし、それにも係わらず栄
養面では栄養欠乏状態でかなり危機的な状況なのです。
日本における代表的な生活習慣病は、ガン、心臓病、脳卒中の3つです。
たとえば、ガンについてみると、ガン細胞は絶えず体内で発生していま
すが、免疫系がこれを破壊しているので普通はガンにならずにすみます。
しかし、免疫系が働くためには栄養素がバランスよく摂られていないと
ダメで、これが崩れると免疫力はガタガタになってしまい、ガン細胞の
増殖を許してしまいます。
では、飽食なのになぜ栄養素のバランスが崩れ、ガンなどの重大な病気
が増えているのでしょうか。
それは、選択肢が非常に多いことに原因があります。つまり、自分の好
きなものだけを選んで食べることが自由になり、これが非常に偏った食
事になり、栄養面のバランスを崩しています。
外食が多い、肉だけ、野菜だけ、菓子類だけなど栄養面の偏りは信じが
たい状況です。病気にならない方が不思議なくらいです。
若い人がスナック菓子や清涼飲料水で腹を満たしても、栄養面では全く
悲惨な内容で、キレやすくなったり老け顔になったりする原因ともなり
ます。
これらの食生活を補うものとしてサプリメントを利用するのは意味があ
りますが、やはりまず食事内容を正常に戻すことが先決です。
|