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これでいいの?日本車デザイン

バックナンバー: 第12号

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       【これでいいの? 日本車デザイン】

  〜品質だけでなくデザインも一流になって欲しい願いを込めて〜

           ★2005.9.1  第12号★  
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これといった新車もないので、今号はいつもと趣向を変えてみました。

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◆◇目次◇◆

 ■日本版レクサスは成功するか

 ■センターメーター

 ■駐車場は人間性丸出しです

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■日本版レクサスは成功するか■

 ◆お店はホントに豪華?
  
  実際にレクサスの店舗は見ていないので、あくまで写真やテレビから
  の印象ですが…。

  第一印象は期待はずれ。シンプルすぎるのだろうか。

  色使いも装飾も地味で、日本のオフィスが天井も壁も机もファイル棚
  もみんな判で押したようにベージュやグレーに統一され、色彩感や重
  厚感というものと無縁なように、レクサス店はどうもこの流れを引い
  ているような感じがする。

  日本人の感性の限界なのだろうか。アメリカのレクサス店はウッドを
  多用して重厚な雰囲気に溢れている。日本人は木の文化のはずなのに
  ウッドの使い方がまことにヘタだ。もっと使えばいいのに…。

 ◆車は魅力的か?

  GS、IS、SC…それなりの高級感はある。しかしクール過ぎる。

  キラキラ、ピカピカだけど琴線にぐぐっと来ない。一日中、たたずん
  でいたいようなヨーロッパの緑あふれる美しい街並みの中で育ったデ
  ザイナーと、電柱と看板と無秩序の建物の街並みの中で育った日本の
  デザイナーとでは自ずと感性に差が出るのかもしれない。
  
  それと、一目でやっぱりトヨタ車だとわかる。レクサスとトヨタの差
  別化の思惑は、アリスト、アルテッツァ、ソアラの後継車の影を引い
  ている以上、今のところうまくはいっていない。

  これから出てくるセルシオも同じだろう。レクサス独自のモデルが出
  てこないと差別化はしばらく望めない。


  ただ、レクサスの…ということを除いてGSは車としてはとてもよい
  出来だと思う。

  ISはデザイン、とくにリアランプまわりに無理がある。全体的にど
  こか窮屈でバランスが悪い。

  SCはくせのあるデザインだから、好き嫌いははっきり。筆者はきら
  いなデザインではない。ただ、マイナーチェンジ前もそうだったが、
  ボディのデザインの完成度が高いのにアルミホイールのデザインがあ
  まりにもダサ過ぎる。
 
 
  いずれにしてもレクサス車はかなり高い。
  高いから=高級車という勘違いが起きないことを祈るばかり。

  
 ◆付け焼き刃の社員で大丈夫?

  高級ホテルやデパートで研修したりして涙ぐましい努力をしているよ
  うだが、どうしても付け焼き刃の感じがする。

  こういう人たちに丁重にもてなされても、なにかうすら寒い。

  ただ、ベンツやBMWが長い時間をかけてブランドを確立したように、
  こういう人たちも何年か経ってレクサスブランドにふさわしい雰囲気
  が体からにじみ出るようになれば、レクサスはたぶん成功だろう。

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■センターメーター■

  先日、ekワゴンにしばらく乗る機会があって、はじめてセンターメー
  ターを体験した。

  本メルマガで何度か書いたが、筆者はセンターメーターの有意性を全
  く感じない。今回、実際に乗ってみた感想を…。
  
 ◆軽自動車のように車幅がない場合は、センターにメーターを置いても
  そんなに視線移動はないだろうと思っていた。

  ところが!!見にくいったらありゃしない。
  とくにセンターメーターの左端を見るときは、かなり視線の横移動を
  強いられる。視線が前方から完全に離れるので恐い思いをする。

  ハンドルをにぎり、その延長上を運転中は見ているのだから、やっぱ
  りハンドルの向こう側にメーターがあるべきで、センターに置く理由
  がさっぱりわからない。

 ◆軽自動車でこうだから、普通車でセンターメーターの不自然さは想像
  に難くない。実際に乗っている人はみんな満足しているのだろうか。


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■駐車場は人間性丸出しです■

  筆者のマンションの裏は大きな時間貸し駐車場です。

  24時間営業で約百台が駐車できます。まあ、とにかくいろんなことが
  起きて、車ではなくさながら人間パーキングです。

  そのいくつかをご紹介しましょう。  


 ◆ゲートの強行突破

  ゲートバーはその都度ポッキリで、当然料金は払わず。ただし、ビデ
  オカメラの強化と、逃げた車は徹底して追跡する姿勢でかなり減った。  

 ◆金魚のフン式ゲート突破

  仲間で何台か来ている場合、1台目が料金を払いゲートを開け、2台
  目、3台目は前の車にぴったりくっついてゆっくりゲートを出る。

  こうすると、センサーは長い1台の車と勘違いし、2台目以降を料金
  未払いにできる。これもビデオカメラの映像から徹底追跡され、かな
  り減った。(刑事事件になり得るので真似しないようにね)

 ◆ゲート待ちの車に追突

  駐車券を探していたのかどうか、ちょっと視線を前方から外した途端、
  ガチャン。低速でもリアランプは簡単に壊れ、被害は意外と大きい。

 ◆爆発事件!

  夏のまっ盛りに突然、駐車中の車で爆発音。ガラスが粉々に割れ、隣
  の車の車体にもガラスが突き刺さる始末。

  原因は社内に置いたスプレー缶。消臭剤やガラスクリーナーなどを日
  に当たる場所に置くのは時限爆弾を置くようなものです。  

 ◆初心者の駐車

  初心者あるいは高齢者が枠の中に一発で駐車できることはまずない。
  何度も何度も切り返しているのを見ると、じれったいのを通り越して
  応援したくなる。     

 ◆車止めは何のため?

  各枠の中にはコンクリートの車止めがあるが、どういうわけかそれを
  乗り越えて駐車している場合がある。これを乗り越えて停めると、今
  度出る場合、助走ができないので意外と苦労する。

 ◆酒もほどほどに

  ある晩、フルスロットルのけたたましいエンジン音が鳴り響き、まっ
  たく収まる気配がない。よく見ると、黒い車のボンネットからもうも
  うと白煙が上がっている。あきらかにオーバーヒートで火災寸前。

  当然消防車を呼んだが、なんと原因は、酔っぱらった運転手が寝込ん
  でしまい、アクセルを踏みっぱなしにしたためだった。エンジンルー
  ムは消化液であふれ、エンジンは完全におしゃか。ちなみにBMWで
  した(あ〜もったいない)。

 ◆当て逃げも多い

  ガシャンという不自然な音が聞こえたので見ると、バックで駐車する
  際に駐車中の車のフロントライトに追突していた。

  しかし!何を思ったか脱兎のごとく出口ゲートへ向かい、あっという
  間に逃げてしまった。追突された運転手が戻ってきた時の唖然とした
  顔は気の毒だった。

 ◆場所を考えない親子

  何やらけたたましい女性の声。なんといい歳の母親と娘が大声でケン
  カしている。娘の方が何を思ったか車の中のものを外へバンバン放り
  出している。おかげで駐車場は他の車が走行できず大迷惑。
  こんなバカ親子が増えています。

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  ま、いろんな人がいるもんですが、総じてあまりいい方向に行ってい
  ない感じがします。

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■編集後記

 いや〜追突されてしまいました(;_;)。

 2BOXカーのリアゲートがつぶれてしまう重傷で、修理は可能ですが
 年式が古かったので、なんと相手の保険では全然カバーし切れないとの
 こと。

 考えてみれば変な話ですね。
 こちらは元通りになれば良いだけで、修理と年式の古さは何の関係もな
 いはずなのに。今の保険制度はおかしいのかなあ。

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