軽井沢夏の家
(現ペイネ美術館)

戦前、レーモンドが夏期の間のみ
別荘兼アトリエとして使用するために軽井沢に建てられたもので、
昭和61年、塩沢湖の「軽井沢タリアセン」に移築され、
現在はレイモン・ペイネの美術館として使用されています。

建設当初はル・コルビュジュの「エラズリズ邸計画案の模作」として
コルビュジュ本人を憤慨させることとなりましたが、
やがてその誤解も解け、「案」を見事に具現化した、
しかも「周囲の景観の取り入れ」「大きな開口部」「木造」など
さらに一歩進めた「翻訳」にレーモンドの仕事を賞賛する事となります。

Data
所在地:長野県軽井沢町
構造:木造2階
施工者:赤坂藤吉他
建築年代:昭和8年

 現在は画家、レイモン・ペイネの美術館。姓名の違いこそあれ奇しくも同じレーモンド。

 問題の主室部分。印象的なバタフライ屋根。

 


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