東京女子大学本館
(旧図書館)

東京女子大学の正門から見える同大学本館は、そもそもの用途は図書館として建てられたものです。
キャンパス内には、この建物の他に教室棟、寄宿舎及び厨房、体育館、教官等住宅がそれぞれ数棟、
また後になって、礼拝堂及び講堂もレーモンドの手によって設計されており、
また、この総合計画は、ライトのもとから独立したレーモンドにとって、
初めての大きなプロジェクトであり、かつ彼の代表的な仕事のひとつにあげられるものです。

Data
所在地:東京都杉並区善福寺
構造:R.C.造2階
施工者:
建築年代:大正10〜昭和6年

通りに面した礼拝堂を、その美しさからクイーンと例えるならば、
その威風堂々たる佇まいは、まさにキング的な存在感。     
 

キャンティレバー(片持ち梁)構造による深い庇は、まさにライトならではの手法。
 

植物を直線的に図案化したステンドグラスもライ
トの影響でしょうか。素朴ですが、美しいです。

正面扉。こちらも植物を図案化したもの。
 



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