工具の話


何事も少しうまくなってくると道具にこだわるようになるもの。ここではそんな工具について。

いい工具だと整備もらくちん

私自身Snap-onのラチェットを持っている。その外観もさることながら性能に関してもすばらしい。例えばボルトをメガネレンチで緩めようとした時のこと。なかなか堅く締まっていて回らない。そこでSnap-onのラチェットにチェンジ。ラチェットハンドルの長さ自体、メガネレンチよりも短いので物理的にはより辛い、かと思いきや割とあっさりと回ってしまった。工具に加えた力がより効率的にボルトに伝達されたのだろう。もちろんボルトの頭に与えるダメージも少なく済む。緩んだのはいいけれどもうボルトは再使用不可というのでは困るので。

ブランド品

今までに聞いた各ブランドに対する評判を。
Snap−on(アメリカ)
高級工具の代表といえるメーカー。特徴は高級感溢れる美しいメッキ仕上げ(無メッキの梨地仕上げのプロユースモデルも。値段もメッキ仕上げよりも安い)、永久保証を唱う高い品質。ちなみに値段もやはり一級品。ソケットレンチ,フランクドライブといった今の工具の世界では当たり前となっているものを発明したのもこのメーカー。プロの使用率も高いそう。もっともこれはバンセリングという出張販売の為もあるようで。忙しい中販売店からやって来てくれるというのは便利なようだ。代表的な製品と言えばやはり各種ラチェット類。しかしそのカタログをみるとおびただしい数の特殊工具(例えばVW用のホイールベアリングプラーなど。もちろん対応する自動車メーカー・車種はアメリカのものが多い)を数多くそのラインナップに加えていることが分かる。正に総合工具メーカー。

KTC(日本)
日本が誇る工具メーカー。日本国中どこでも、かつリーズナブルに手に入るというのはやはり有り難い。使い勝手というか性能みたいな話は聞いたことがないけれど、KTCを使って間違いは無いと思う。高級工具にネプロスシリーズがあり、細身でメッキ処理がされている。他工具メーカーにもOEMで供給している。

PB(スイス)
輸入品とは思えないほど、日本国内に広く、そして安く流通している。ドライバー、および六角レンチが有名、というかそれ以外の製品を私は知らない。それだけに、前記2製品の評価はかなり高い。

Vessel(日本)
ドライバー専業メーカー。ホームセンターで簡単に入手できる手軽さでありながら、その性能はかなりのもの。日本のネジには日本のドライバー、とVesselを推奨するプロも多い。

BAHCO(スウェーデン)
モンキーレンチといえばここしかない。スウェーデン鋼を使用したその製品は片口スパナ並の精度を誇る。


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