ウルトラライトプレーン(ULP)はマイクロライトプレーン(MLP)とも呼ばれ、日本の航空法では超軽量動力機というカテゴリーに分類される航空機です。機体は通常スチール、アルミ、ワイヤー、それにダクロンと呼ばれる非常に強度のある合成繊維の布で出来ています。エンジンは2サイクルが多く、数十馬力程度ですから中型バイクに羽をつけて飛んでいるようなものでしょうか。
ウルトラライトプレーンは以下の条件を満たさなければなりません。
飛行機になじみのない人には難しく聞こえると思いますが、思いっきり簡単に言えば、「小型である」「あまりスピードが出ない」「長時間飛べない」ということです。そのかわりに免許や耐空証明、航空身体検査などが不要で手軽に飛行を楽しめるわけです。
そしてウルトラライトプレーンには3つのタイプがあります。
私が乗っているDrifterXP503は舵面操縦型です。ウルトラライトを初めて見た人はこんなおもちゃみたいなものが本当に飛ぶのかと思うようですが、ちゃんと飛びます。ピッチ、ロール、ヨーをそれぞれエレベータ、エルロン、ラダーでコントロールし、スロットルで推力をコントロールします。この操縦方法は戦闘機でもジャンボジェットでも同じです。ですからウルトラライトの操縦が出来る人は(法律を抜きにすれば)ジャンボの操縦も旋回させたり高度を上げ下げする位のことは出来るはずです...さすがに着陸は無理ですが(^^;)