鳥になっちゃう紙
なにしろリアルタイムでインディーズのスピッツを知っていたわけではないので、
この「鳥になっちゃう紙」も新宿ロフトでの定期的ライブ「鳥になっちゃう日」の際に配布されていたようですが、
いつ頃から、いつ頃まで配布されていたのかも詳しくはわかりません。
ライブのお知らせ、ライブレポート、メンバーの日記様のもの、編集の伊那イーナ氏(女性であるらしいこと以外は不明)の記事など、
当時の彼らの状況がわかってなかなか楽しいものでした。
現物の表現のみではごちゃごちゃしていますので、補足説明などを
青色 で記入しておきます。
原文に忠実に載せていますので、誤字やわかりにくい書き方をしている部分もそのままです。

画像増やしました。あと、表紙の画像をクリックすると大きいのが見れるようにしてみました。


8号 9号 10号 11号 12号 13号

表紙イラストはマサムネ画(小さくて暗くて見づらいなあごめん)。何しろ全部手書きの手作り感がいいです。
崎ちゃんは当時は「トッチィ」とよばれていたようです。
クリックすると見たいところへジャンプしますよ。

画像をクリックすると大きい画像が見れます(ちょっとピンボケだけど)。


8号(1990年2月18日発行)

*とても遅れましたが明けましておめでとう・・・* (イーナ氏)
こんにちは。実はもう平成2年2月の中ばを過ぎましたけど、これが今年最初の会報です。
ほんとうは新年号を1月に作ったんだけどちょっと間にあわなくなってしまったにょろよ。ごめんね。
・・・とゆうわけでお気づきのとうり、「鳥になっちゃう紙」とゆう表紙になってるけど、
今度から月1回の「鳥になっちゃう日」にのみ配るって事になりました。
DMを作った時は前のように送ったりしますけど。
とゆうことなので色々内容を充実させたいし、あとのアンケートにこたえて下さいますと、
私、伊那イーナはとてもありがたくおもいます。参考にさせていただきますので どぞ よろしく。

*演奏会のお知らせ*

*1月21日のワンマンのレポート*
 
曲目リスト
  1. 鳥になって
  2.  
  3. 僕はジェット
  4.  
  5. 353
  6.  
  7. HAPPY DAY
  8.  
  9. タンポポ
  10.  
  11. 五千光年の夢
  12.  
  13. 惑星S・E・Xのテーマ
  14.  
  15. トゲトゲの木(初)
  16.  
  17. おっぱい
  18.  
  19. クモ少年が走る
  20.  
  21. 流れ星
  22.  
  23. ヒバリのこころ
  24.  
  25. 恋のうた
  26. 死にもの狂いのカゲロウを見ていた
  27.  
  28. うめぼし
  29.  
  30. 晴れの日はプカプカプー
  31.  
  32. シェリーにくちづけ(アンコール)
  33. 八王子(アンコール)

全18曲演りました!今回の見ものは何といってもCDでveryよかった「死にもの狂いのカゲロウを見ていた」と
「トゲトゲの木」、それにおいらの大好きな「クモ少年が走る」、なつかしの「タンポポ」を演るってことと
キーボードがはいるってとこにおいらはとても期待してたんだ。そう、なんと!あの!!スカンクのチェリー君(嬢)が
10曲の「クモ少年」から5曲「カゲロウ」まで参加してくれた。練習あと2回できたらカンペキ!と彼は言ってた。
でもでもすごくよかったんだよ〜。またよろしくね。
「カゲロウ」もライブでは2回目だけど、スゴクいいんだな、これが。歌詞聴きとれたかな。
ほんとマサムネのさりげない言葉のセンスがいいなあ、と親バカみたいだけどぬけぬけとほめちゃうよ。
「タンポポ」ははじめて聴く人90%くらいいたかな。いやもっとかな。むかしはマサムネがリコーダーを吹いてたんだよ。
いい曲だよね。もっと演ってほしいよね。
ところで突然、アンコールの「八王子」のときはスカンクの4人とそしてWELLSのまごちゃん(馬越クン)とお兄ちゃんが
とび入りしてくれて(ススムくんはかげからみてた。)盛り上がってむかしのビーパンの頃のノリを思い出して、
私伊那イーナはkidsだった頃を思い出して、「むすんでひらいてコール」を思い出して
ちょっとはずかしくもなつかしくもなりました。
めずらしく三輪ちゃんの弦が切れなかったんだよねー。マサムネのは切れたけど。とにかく楽しい夜でしたな。  イーナ。



9号(1990年3月18日発行)→CD発売記念

*メンバーのコーナー* (イラスト多し)

*テツヤ4万円入り皮ジャンなくす事件*
去る2月23日テツヤ君(G)は酔っぱらってバイト料4万円の入ったライダーズジャケットを失くしてしまったのです。涙なしでは語れない。
そんでツアー先の神戸ではファンの子の手紙にさりげなく(?)1000円入ってたりして泣かせるぜ。
ということで今のテツヤ君はジリ貧なので花よりダンゴでよろしくね。

*「ぼくら」について* (マサムネ)
自分でつくった詩について説明するのはカッコ悪いことなんだけど、ひとつだけ言ってしまおう。
スピッツの曲の中でよく「ぼくら」って出てくるけどこの「ぼくら」を「仲間たち」みたいにとってる人もいるかもしれんけど、ハッキリ言ってちがいます。
これは「ぼくら2人」「君と僕」に意味です。なんでイチイチこんなこと言うかというと、僕自身がチームの友情とかがキライだからです。
単にそういう輪に入れてもらえなかった人間のヒガミなんですけどね。自分以外で信頼できる人間は”君ひとり”しかいないのです。

*イーナ君のビンボー・グルメ・コーナー 1,ケーキの巻* →本人オススメの店を紹介するコーナー。



10号(1990年4月29日発行)

*3月19日のライブレポート*
 
曲目リスト
     
  1. 惑星S・E・Xのテーマ
  2. 晴れの日はプカプカプー
  3. 恋のうた
  4. ブランコとび(新)
  5. シェリーにくちづけ
  6. クモ少年が走る
  7. 流れ星
  8. タンポポ
  9.  
  10. どろだらけ’90 (リメイクされているらしい)
  11. おっぱい
  12. ヒバリのこころ
  13. トゲトゲの木
  14. 夕焼けのような人(新)
  15. 五千光年の夢
  16. うめぼし
  17. 死にもの狂いのカゲロウを見ていた
  18. ハッピーデイ
  19. 僕はジェット
  20.  
  21. 鳥になって
  22. むすんでひらいて(アンコール) →テツヤヴォーカル!!
  23. 353(アンコール)
  24. 八王子(アンコール2)

さて、この日は、ステージの両端に2台のモニターを設け、なんと、初期のホコ天の時のビデオを
スローで流したんだよ。必見モノだよねー、これは。見れなかった人、残念でした。
お客さんにも身内にも喜んでもらいました。
で、ライブが始まると、その画面に万華鏡の模様が映り、それはそれは、サイケな演出。
新曲2曲演りましたよ。最初は「ブランコとび」。1回しかおいらも聴いてないけど
第1印象、ダンスビートっぽい。といってもあくまでもスピッツなのでオッシャレー♪と
ゆうのではないけど。私はスキだ。
あと、とうとう出た、スピッツ風演歌、「夕焼けのようなひと」。いつかこういう紹介をする曲、
やるんじゃないかなと思った。ゆったりとした情景が浮かんでくるような、
高音のとこが(苦しそうだけど)キレイな、イイ曲だ。
んで、むかしのスピッツを知る人はちょっと驚いた「泥だらけ'90」。
前のも好きだったけど現在のスピッツ風のこヴァージョンもいい。
「シェリーにくちづけ」もリメイクされてた。これはおいらは、いまの方がスキ。
アンコールでまたまたなつかしの「むすんでひらいて」を今回はミワちゃんvo.で演った。
このときのミワちゃんはまるで風呂場で歌っているかのように気持ちよさそうだった。
それで「353」になるとCDのレコーディングの時も協力してくれた女性コーラス登場。
その名も「パーパーギャルズ」です。CHICKSの4人の方達でした。
そして盛り上がって終わりのはずでメンバーもハァハァゆってるし、客電もついて
BGM(もちろん、CDヒバリのこころよ)も流れたけどたぶんスピッツでははじめての事とも思われる
2度目のアンコールがかかって「八王子」でそれに応えました。ちょっと疲れが見えたけど
大変盛り上がりまして、これでお客様もメンバーもホッとしたとおもうな。
でもおもしろかった。お客様は神様っつうか、何でも反応してくれてたぶんメンバーは
いいとものタモリになった気分だと思う。全員集合の長さんとか。
ほんとにオモシロイ。何でもやってくれる。もっとやって。  イーナ


*イーナ’s びんぼーぐるめ 2,中華の巻*

*みんなの頁* →8号のアンケートや寄せられた質問などなど。





 ←10号のライブレポのところに載ってたイラスト



11号(1990年5月29日発行)

*みなさんの声*

*ツアーレポート(ロフトサーキット)* →マサムネのコメント。
ロフトサーキットで仙台、福岡、大阪、名古屋と行ってきました。まー書ききれないくらいいろんなことがあったのだ。
 ◎仙台からの帰り、東京について車が故障してしまった。ライトもウィンカーもとにかく電気が全部ダメ、
  エンジンもダメになってしかも交差点でストップしちまった。まったくかわいい車さスピッツ号は。けっきょくJAFに助けてもらいました。
 ◎福岡へ発つ前日、みんなでタムラの実家(静岡)に泊まったんだけど、夜FMラジオをきいてたら、いきなり「ヒバリのこころ」がかかったのだ。
  なんかDJの人もホメてくれてるみたいでみんなコーフンしてねむれなくなったとさ。どうもありがとうね。
 ◎海老名のサービスエリアでごはん食べてたらウェイターの男の子が「ツアーですか、がんばってください」ときたもんだ。
  俺たち有名人じゃんとか言ってたけど他の有名バンドとまちがえたのかな。
 ◎広島のあたりを走ってたらタムラがスピード違反でつかまってしまった。
 ◎福岡では費用をうかすために(?)みんなで私(マサムネ)の家に泊まったのだ。おかげで親に何て呼ばれてるかバレてしまった。 →まーくん?
  テツヤは酒飲んでマサムネの弟タカシと朝まで語り合ったということだ。
 ◎大阪ではニューエストの中川さんに「おつかれ様」と言われて、それだけでツアーに来て良かった思うのだった。
 ◎やっぱメスカリンはかっこいい。福岡と大阪で2回も観れて得した。
 ◎名古屋では「僕はジェット」でカポつけたままアコギひいちゃってとんでもない演奏になってしまった。名古屋の方々ごめんなさい。
 ◎ピーズ復活!ウガンダ君がんばって下さい。

*びんぼーぐるめ 3,とんかつ*

*これが噂のスピッツの前身バンド「ザ・スピッツ」だ!*→タムラ真っ黒じゃん(笑)。
今回ちょっとウケをねらってその昔、VoマサムネとBタムラが在籍していた幻のバンド「ザ・スピッツ」の写真を公開しようではないか、ハッハッハ。
左下から西脇タク(G)、マサムネ(Vo)、大野アツシ(Ds)、タムラ(B)の4人から成るこのバンドは某八王子のZ大学において結成された
チーターズなるバンドを母体として生まれた。(チーターズは西脇を除く3人バンド)
伝説のラ・ママでのライブではすでに「八王子」なんかもやっていたのである。
これまた伝説のリバプールでのライブではチケットがなんと1枚しか売れなかったという涙無くしては語れないストーリーもあった。
いやはやあれから4年の年月が過ぎてしまった。思えばあの頃はメンバー全員がティーンだったんだよなウソみたい。 

12号(1990年6月25日発行) →伊那イーナ氏はこの号で終了。ここまではミストラルミュージックの協力があったらしく、ロードアンドスカイに
事務所が決まり、その当たりの理由なのではないかと思うのですが。どうなんでしょう。


*表紙のコメント(マサムネ)*
 @暑いぜ!フトンを干せるのはいいんだけどさ。それにしても東京はキレイな海まで遠いよなー。
 A日本の国土の1%がゴルフ場と化す日も近いんだってさ。全く超バカのどアホウって感じだよなー。
  今の時代に”リゾート”ほどクソな言葉はないよ
 Bスピッツは夏の間しばらくライブをお休みします。いろんな噂もとんでるみたいでケッコーケッコー。だけど復活した時に、
  グラサンしてたりスーツ着てたりとかそんなことないから。みなさんも夏休みには詩のひとつでも作って楽しく過ごして下さい。 

*スピッツの歴史−配布or手売りテープ編−* →音源のところで紹介。

*ライブで1度は演奏したことのある曲(イーナ氏)* →音源のところで。

*ビンボーグルメ 4,シュークリーム*

13号(1990年10月13日発行) →エバ氏が担当に。

*そのナゾの3ヶ月余いったいどうしてたの?* (メンバーのコメント)
マサムネ…パチパチ読本のインタビューを読んでいただけたでしょうか。なんかオレだけ無名の人だよね。なんつーかシブイな。
いつまでも「スピッツ知ってんの?シブイね」っつうかんじのバンドもいいな。でも日本中の人がみんな気が狂ってスピッツを聴いたりして
美しく滅んでいくのもこれまたいいな。でもオレも日本人のひとりでした!
7月8月毎日練習でした。毎日中央線で吉祥寺から井の頭線。
最近青森県に憧れている。秋田、岩手は行ったことあるけど青森は遠いよ。吉幾三の出てた「上野のプレスリー」という映画がよい。

タムラ… 京都新聞杯の予想

テツヤ… 「夏」と書いてある暑そうな自画(下の絵です)。

トッチィ… ドラムの絵(下の絵です)と、「自転車を買ってすぐに車とぶつかってこわれた」というコメント。

*暑くて長かった夏のバカったれー。* (マサムネ)
スピッツ号が廃車となったこと、最近感動したCDについて。

      ←スピッツ号とマサムネ。


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