2005年11月19日 真駒内アイスアリーナ
 
前日はくるりのライブ。連日ライブってどんなやねんな(笑)
まさよし好きの後輩と行ったんだけど、とにかく昼間っから雨や霰(あられ)や霙(みぞれ)が降ってて足元がぐちゃぐちゃ。会場に着いたのは開場15分前くらいだったのかな? でも周りには1時間くらい前から来ていた人もいて、みんなすごく寒そうだった。商売っ気出しまくりの屋台が数台来ていて、あまりの寒さに思わずたこ焼きを買ってみたが熱くて口腔内を火傷した。丸ごと口に入れないと落としそうなくらいやわらかいたこ焼きだったし。あとは会場外のテントでグッズ販売をしていた。事前情報が得られてなかったので、しばし迷った結果、パンフとTシャツを購入。おまけでパンフのケースをもらったが、3冊分入りそうやなぁ・・・と思っていたら、やはりOKST2005とYMAC2005のパンフが入るように計算されているものだった。ワシ持ってないす。そのライブ行ってないし。ファン失格です。だって金ないです。てなわけで、お土産用に買ったパンフと一緒にケースはプレゼントする事にいたしました。
席はアリーナの後ろの方のブロックだったけど、まあまあ見やすい場所だった。しかし会場内も寒い。アイスアリーナって暖房入らんの?ってくらい。あとはトイレの長蛇の列。トイレ足りないんだな。圧倒的に女性ファン多いしな。開演に間に合わなかった人もいたかも知れないくらいの列でございましたよ。

そんで開演。ステージの幕が開くと、古くて傾いた額縁の中にストリングス(1st・2ndバイオリンとビオラとチェロ)がいるというセットになっていて、前の方にベースやドラムセットが。まさよしの声で「どうも。山崎まさよしです。・・・僕が買っていた犬の話をしてもいいでしょうか? その犬の名前はラッキー。血統書つきのシェパードでした。しかしラッキーという名のわりにはアンラッキー。成犬になっても片方の耳が折れたままで、立つ事はありませんでした。でも、それは血統書という人間のエゴに対する不満(だったかな?)の表れだったのかも知れません」。そのあとなんか言って周りが笑ってたけど聞き取れず。モノマネ? そして、まさよしがゆっくりと登場。いつもと違って、黒っぽいシャツとパンツでシックな感じ。ちょっとシャツのボタンが開けているのがイイ感じ?
いつもと違ってストリングスが入っていると、すごく新鮮でゆったり聴ける。個人的にはライブは立つもんやと思っているのに周りが全然立たないから始めのうちは立ったり座ったりしていた。寒いからホントは立って動きたかったんだけど、後ろが見えないのも困るからねえ・・・と複雑な思いだった。早く立たせろー(笑) しかしホント会場内全然あったまらない。まさよしも「上着着てくれば良かったです」と言ってたし。ステージもきっと寒かったんちゃうかな? 札幌着いていきなり霙の洗礼を受けたという事を話してたわ・・・もしや悪天候もまさよしのせいか?(笑)
「ふたりで〜」からボウズふたり登場。間奏では「ゲン子さんは?」「来てないよ。おいらは弟のゲンタだよ」「あれはキタロー兄貴さ」とか会話しながら。「ここがパリかぁ〜」「今何時かなぁ?」「あれ? あの時計台は・・・」。おい、札幌やん!
しっかし相変わらずボウズふたりもいい感じ。ホント大好き。

「水の〜」は久々にリバーブかけずに歌っていた。あの歌が繰り返されていくのも好きだけど、シンプルにメロディーを楽しめて、さらにストリングスがステキだった。「振り向かない」も以前は滅多にやらない曲だったので、すごく嬉しかった。このあたりの頃の曲がものすごく好きなんだよね。ギターで練習したけどたいした弾けなかったんだよね。難しいねん。「ツバメ」とかで使う鍵盤は生ピアノ。ステキでございます。「Plastic〜」で立ちたかったけど周り立たないからやっぱ立てず(泣) 立てたのは「Fat Mama」から。ああ、ようやく!という感じ。「昼休み」の部分では後ろのストリングスも昼休みだったらしく、紙風船で遊んだり、集まって何かしていたりしていたよ。昼休みが終わる頃、再び楽器を持って演奏し始めた。ホント細部まで芸が細かいわ(笑) そして「僕は〜」をしっとりを、しっかりと歌って本編終了。

あ、MCはね、「10周年・・・もう11年目に入ったんですけど・・・(拍手に)ありがとうございます。10年といえば、小学生の子は成人になり、出産された方は子育ても一段落しますしねえ」「着てるもんも、いつもと違います。(似合ってるよーの声に)盛り上がってきたらボタンが一個ずつ取れていきます。(客爆笑)いや、ウソです(笑)」
あとは「こないだカラオケでこれ(One more〜)歌いました。80点くらいでした(客笑う)。最近よくカラオケに行くんですよ。こないだも朝までぶっとおし歌ってしまいました。(何歌うのー?の声に)・・・サザンとか?」と背を向ける。そしたらキタロー氏が「勝手にシンドバット」のイントロを弾き始める。一瞬歌ったけど笑ってやめてた。

アンコール1。ステージの隅っこに作られた小さい和室の居間でくつろぐまさよし・キタロー・ゲンタ。ドリフ状態。「いやいや、いいライブだったねえ〜」と乾杯。「水かよ!」「だってこないだワンカップ置いといたらホントに飲んじゃったからさ!」とか、壁のポスター見て「由美かおる好きなの?」「水戸黄門って、あの入浴シーンで視聴率キープしてるらしいよ」。「ゲ:好みのタイプは?」「ま:由美かおる」「ゲ:古いねえ〜! 夏目雅子とか言ってるもんね!」「キ:俺、優香・・・」「ゲ:・・・続かないねえ・・・ここ(ゲンタとまさよし)は好み同じだけど、そっち違うもんな」「キ:話合わないよね(笑)」みたいな、どうでもいいけど笑ってしまうような会話が続く。そして手元にあったミニギター、ウクレレ、灰皿や鍋とかを打楽器にして(よく見えなかったけど)演奏を始める3人。原曲の歌詞なんて英語だからようわからんけど、「NY」の部分を「札幌」「狸小路」とかに替えて歌っていた。最後に確か「English man in 狸小路」とか言ってた。
ちょっと速めで・・・と言って始まった「中華料理」。途中で小芝居。ゲンタ氏が「まーくん、覚えてる? ハワイで会ったモデルよ」と言い、「まーくん、私酔っちゃった」と横たわりセクシーに開脚(爆)。キタロー氏、気を利かせて退室(笑)
キタロー氏が「こいつも一緒にセッションしたいってさ」と取り出したのがクマかなんかのぬいぐるみで太鼓と叩いてピーピー笛吹くやつ。これ友達て(笑)。しかも名前言ってたけど忘れた。まさよしはウクレレで演奏。客席の手拍子に「何か聴こえるなぁ。隣の家かな?」とか言うまさよし。友達の太鼓と笛は当然曲に合ってなくて、ところどころで笛の音が聴こえてきてニヤニヤしてしまう。歌詞に合わせて屋根の上で小鳥を飛ばしたり、客席に「元気かい?」とふったり。「♪優しい人が笑っている」の部分では窓が開いて、今だけ旬?のお笑いと思われる人々の絵が出てきた。え・・・HG? こ・・・小力!?とかいう感じ。まさよしも「これ長州小力ちゃうの?」と突っ込んでた。なんでこの絵ですかー(笑)。さらに「♪暮れてく日が友を呼ぶ」のところでゲンタ・まさよし・キタローが肩を組んでる絵が登場。まさよし「なんでゲンちゃんだけ裸なん!?」。ホントに、なんででしょう・・・? そんな感じで最後まであのぬいぐるみも頑張っていたよ。ナイスセッション!
そしてゲンタが「ねえ、もう1曲・・・」と言ってたらスタッフが出てきて、腕で大きく×をして、時計を指差している。時間がない? 困惑する3人をよそに、さらにスタッフが出てきてセットごとさらっていく。騒ぐ3人。「停電だー!」の言葉を最後に3人は消えていきましたとさ。そんで幕閉まる。

アンコール2。白シャツとジーンズに着替えてまさよし登場。深々とおじぎ。「札幌の方は・・・良い年をお迎えください」とか言ってた。ちょっとまだ早いけど、今年はもう会えないもんな。ありがとう。そしてピアノとストリングスで「8月のクリスマス」を歌って、「ありがとうございました!」と大きく手を振り幕が閉まって終演。終演の時点でもまだちょっと寒かったけど、心はホットだったよー。外に出たらこれまた天気悪くて、なんとか帰ってきたけど疲れたよー。ふだんと趣向が違うけど、すごくいいライブだった。来年以降の活躍も楽しみにしてるよ。今日は本当にどうもありがとう!と思った。



曲目リスト(だいたいこんなもん・順不同)
あじさい
やわらかい月
ふたりでPARISにいこう
メヌエット
Plastic soul
水のない水槽
振り向かない
十六夜
ツバメ
ベンジャミン
One more time,one more chance
僕と君の最小公倍数
Fat Mama
ヤサ男の夢〜昼休み
審判の日
僕はここにいる
アンコール1
English man in NY
中華料理
根無し草ラプソディー
アンコール2
8月のクリスマス



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