なにそれ(笑)?航学語録By Moto


さてさて、自衛隊の中には一般の方から聞くとなんだそりゃ??
という言葉などが数多く存在します。
それが自衛隊特有の専門用語なのですが、それを含めて特に海自航学48期で使われる、
もしくは使われていた(笑)
言葉をご紹介しましょう^^。あくまでも自衛隊の共通語でないものが含まれているので
あしからず(^^)。

ここは気が付いたり思い出したら書くようにして、逐次増やしていきます(笑)。


赤帽(あかぼう):海上自衛隊ではその職業柄、水泳は必須科目となっている。しかし、入隊した者
全てが泳げるという訳ではなく、やっぱり泳げない人や苦手なものもかなりいるのである。
だが海上自衛官なら必ず通る道「遠泳」。このために、水泳未熟者赤い水泳帽を
かぶって特訓するのであった。ちなみに実力によって色が変わっていき、航学では特に
赤帽から上の級に上がる時は”脱帽式”なるものがあるという。
そうそう、海自では絶対100%泳げるようになります。これほんと^^。


おづタク
:これもまったくもって海自航学用語であるが、小月タクシー(ハイヤー)の短縮形
のことである。
関係無いが、201のある飛行学生が小月管制塔とコンタクトする時に緊張して
「小月タワー、ルーキーOO・タクシー」(地上滑走します)というところを
「小月タクシー、ルーキーOO・タクシー・・・??」と言ってしまったらしい。
教官もびっくりだったとか。はたしてUHFで機外にも聞こえていたのだろうか・・・^^。
また、おづタクと同様な使い方で、おづヤン(小月ヤンキー)等がある(笑)。


外柵(がいさく):基地の回りを囲んでいる柵の事で、だいたいそれに沿ってランニング用の道路が
出来ている。学生は入隊後しばらくすると、外柵という言葉に敏感になるらしい。
:「お前ら同期の連携が出来とらん!外柵2周だ!!」
「・・・・・・」


カレー曜日:海自では一週間のうちで金曜日にカレーが出るという習慣があり、
小月基地では水曜日もこれに当たる。ある説によれば、旧海軍の伝統で、
艦隊勤務をしていると曜日の感覚が無くなるので、金曜のカレーがその目印だった
らしい。また海上自衛隊のカレーは美味いとのもっぱらの評判であります。
最近は、海軍カレーなるものも人気ですよね^^


欠点(けってん):学校でいう赤点のこと。こと航学に関してはクビがかかってくるので
侮れない存在である(笑)。また、欠点を取る事を”けつる”という。
:「今回の世界戦史の試験、まじむずくなかった?」
「やべーよ、俺欠ったかも・・・」


航学速報:48期の誰かの流した噂。何の根拠のない事でも、まるで確実かのごとく伝わってくる。
48期では、えてして某・O藤潤O学生(現在6空候補生)が出所である事が多い。
:「今日の別課(部活のようなもの)ないらしいぞ!」
「まじ?楽勝じゃん!」←そして10Km走等がある
「おい、なんだよ航学速報かよ!?でどころは・・・Oやじか!」
:50期の学生によると、もう航学速報は絶滅したらしい。
これも、佐OO一学生が修業したからか(爆)

指導官:学校でいう職員や先生のようなものだろうか。期指導官、班指導官、
主任指導官等があり、その下には指導官付きなどがある。
海自航学入隊直後の特別指導期間には3尉任官したばかりの
航学出身3尉のかたが来られ、特別指導官となって
ビシバシ後輩の指導にあたられる(笑)。
:「お前ら移動は駆け足だぁ〜!!走れぇぇぇぇぇぇぇぇええ!!」
「はい(鬼)!!」
いつしか特別指導官の寝泊まりする部屋は、鬼ヶ島と呼ばれるようになったとさ(笑)


シーモール:下関駅直結の商店街。最初のうちはどこに遊びに行けばいいかわからないので
とりあえずここに行っていた。春のうちは、制服姿の航空学生が
たむろしているのが目撃できるであろう。
(シーモールの歌はまだ流れてるのだろうか!?)


スタミナ:某焼肉食べ放題チェーンの”スタミナO郎”の略称。小月在住中は、同期と良く
長府のスタミナに行っていたものである。食べ盛りの航空学生にはとても
重宝なのであった(笑)。下総に転勤してきて、基地のそばにスタミナがあったので
とても懐かしかった^^。


総員起こし:海自航学、朝一発めのお仕事。この後海上自衛隊第一体操、ベッドメイクへと
続く。総員起こし5分前にその放送が入るのだが、海自航空学生の
特別指導期間中は地獄の始まりでもある。
:「(教官) 総員起こーし!!本日の総員起こし1分30秒!!」
「・・・3・2・1、じかーん!!遅れたなー。腕立て伏せ用意!!」
「(学生) いち、に!! いーち、にー、さーん・・・」


対番(外出):入隊したばかりで何も分からない学生に、やさしく(!?)生活全般から
躾までを教えてくれるのが、対番学生と呼ばれる先輩達である。
そして、入隊後初めての外出は”対番外出”と呼ばれ、自分の担当の先輩と
街へ繰り出すのだった。そして航空学生の伝統を墨守し、先輩は後輩に吐くほど・・・
もとい、お腹いっぱい食べさせるのである(もちろんおごり)。
1件目は長府の”スタミナ”で焼肉食べ放題か、シーモールの”まるた”やで
ステーキ1Kgを食べ、その後シーモールの”モク”でデザートの女王蜂を・・・。
ちなみに女王蜂は、金魚鉢(笑)みたいな器にてんこ盛のかき氷とデザート等が〜〜〜
ぎゃああああ!吐く者多数でした。
しかも恐ろしいことに、吐きに席を立って戻ってきたら増えてたりして・・・
(;TДT)


隊飯(たいめし):基地での食事のこと。食事も各基地毎で変化があり、
地方色豊かである。一番おいしいといわれているのが八戸。
パイロット学生の話では徳島もかなりおいしいらしい。入隊直後はそこの基地しか食べたことしかないし、
とりあえず疲れ果ててるので何を食してもおいしく感じるものだが(笑)。
だがしかし!今考えても一番まずいのは・・・
文句無くあそこだろうか(爆)。ねえ、48の皆さん〜♪


罰直(ばっちょく)(字合ってるかな?):現在の海上自衛隊では、暴力による制裁は無い。
そのかわり、規則に学生が違反したりすると痛烈な”指導”が待っている。大別すると体力錬成と
そうでないものとに分けられるのだが、自衛官は体が資本であり、
特に航学など毎日体育やっているようなところの学生は、
走ったり腕立て伏せしたりは苦でなくなる。そのために外出止め
などの最終兵器が用意されているのだが、これがまた痛いのだった(笑)。
:「お前は今週外出止めだ!!隊舎回りの草抜きやっとけ!」
「もうしませんー(泣)」
週末のみの外出で、これはつらいです。ほんと(笑)


前支え(まえささえ):いわゆる腕立て伏せを含む、腕立ての姿勢をとること。腕立てに疲れてもう
動かなくなったら、あとはひたすらこの姿勢である。腕立てにも自由型、2呼称型があるらしい(笑)。
この忍耐の時間、48期はもの凄い記録を持っているんだとか(爆)?
その時の絶叫の声は、遠く衛生隊の人を不眠にさせたらしい(`▽´)。



毛布RUN:毛布と枕を胸の前に抱えて走る事。その苦しさは本当に想像を
絶するものであるとか。
航空学生が必死の形相で猛然と走り去るその姿は、小月の春の風物詩であるらしい(笑)。
今は無くなったかも。


闇延(灯):テスト前など、自習時間だけでは勉強時間が足りない時にはこっそりこれを(笑)。
消灯後にこっそりおべんきょするのであるが、自衛官は寝るのも仕事。
そこは教官もちゃんと学生時代に経験済なので、見破られる(^^)。
しかし後輩諸君、目を悪くするとエリミネート(学生罷免)になるのでほどほどにね^^。
:「昨日闇延した??」
「してないよ。すぐ寝たし。」
「そっか(じゃあなんで100点なんだ!)。」


要領:これは読んで字のごとくである。
:「お前ら要領こくな!腕立て最初の奴からもう一度だ!!」
「いーち、にー・・・・・・(助けて!)」
要領こくなと言われても、こかなければやっていけないことに気付くには
しばらく時間がかかるのであった(笑)。


・・・以下続く(笑)