航学語録


 広島県は江田島にある、海上自衛隊幹部候補生学校。その赤レンガの建物は旧海軍兵学校からのものであり、今も昔も海軍士官が必ず通る道です^^。語録の第2段はMotoも卒業した江田島幹部候補生編をお送りしましょう♪
これであなたもますます海上自衛隊通ですな☆(笑)

〜江田島編〜
なにそれ(笑)?
By Moto
赤レンガ : 旧海軍時代に建設された赤いレンガの建物。この海軍士官ゆかりの建物は、通称「赤レンガ」と呼ばれて愛されています^^。普段は見学者にも開放されており、平日には本校で学ぶ幹部候補生達の姿を見ながら、敷地内や教育参考資料館を見学することができます。なお、土日や祝日は当直の候補生が案内致しますので、老若男女、特に若い女性にはどんどん来ていただきたいと思います(笑)

A幹 : 
一般大・防衛大卒で入校した候補生を通称A幹と言います。

遠洋航海 : 
通常海軍では、士官候補生学校を卒業した新米士官達がシーマンシップや艦隊勤務の技量を養成する為、また海軍士官としての国際感覚を身につけるために遠洋航海(通称”遠航”)という航海実習で世界の海を周ります。海上自衛隊においてはA幹は約6ヶ月、飛幹や部内は約1ヶ月半の遠洋航海に出ます。卒業式の後まっすぐ実習艦に乗り込んで、しばし彼氏・彼女・奥さん等と離れて生活することになるのでした。

学生隊 : 
本校には第1学生隊、第2学生隊、第3学生隊が存在しており、1隊はA幹、2隊は部内及び飛幹からなるB幹、3隊は幹部予定者のC幹から構成されます。


幹事 : 
候補生達の学校生活全般を取り仕切る方です。

幹事付 : ”直接”候補生達の学校生活全般を取り仕切る方です(笑)。候補生達の恐怖と憎悪の対象はこの方々でしょう。2名のA幹出身2尉の方が任命され、通称「赤鬼&青鬼」のお二人でございます^^;。

総員起こし : 
幹部候補生学校における総員起こし、それは命を削る戦いです(笑)。やはり帰ってくるころにはベッドが分解されていたりするわけですが、航空学生の時と比べるとタイム的にはシビア、起床状況判定は甘いような気がしました。


総短艇 : 護衛艦等に搭載されている多目的用途のボート、それを短艇といいます。海上自衛隊では訓練や教育のために教育隊や候補生学校にも設備されており、ということは即ちそこには当然競技が存在しているのです(笑)。短艇が吊り上げられている岸壁に一刻も早く到着し、海まで下ろし、沖の目標まで行って往復し帰ってくる。あくまでも安全に、そして帰った後の艇内も全てが整然となっていること。「学生隊待て!」この全校放送により、候補生達は1歩動くことも、微動だにすることも許されません。その後服装や携行物品が示達され、「かかれ!」の令により戦いは始まります。本校における競技「総短艇」は、まさに小さな戦争☆ 安全第一なんですが、その限界ギリギリの線で戦いは繰り広げられます。運が良ければ、校内を見学している時にかかることもあるでしょう。その時は死ぬ気で頑張っている候補生達を、是非応援してあげてくださいね^^。「学生隊待て!総短艇用意。服装は・・・」

C幹 : 
海上自衛隊で入隊後、長い間経験を積んだ超ベテランの海曹の方々が入るのがこの課程、幹部予定者課程です。海曹長、准海尉がなられますね。

B幹 : 
海曹等から試験で合格してきた部内幹部候補生課程、航空学生出身で、部隊で幹部候補生として実習訓練を積んでいた飛行幹部候補生課程がこれにあたります。

分隊対抗競技 : 
幹校時代、かなり熱血青春ドラマのような生活を送るわけですが、その中心となるのがこの分隊対抗競技です。入校中は累積でその勝利数が競われ、卒業時に総合優勝が決められます。各分隊の名誉をかけたこの戦い、熱が入るのは当たり前。勝っても負けても涙涙だったりします^^。例えば代表格が総短艇、勝てば嬉しすぎて江田内の海に飛び込むのが通例・・・(ほんとはダメです^^;)
・・・以下続く(笑)